先日、前から気になっていたマセラティのギブリを見てきました。9M円を切るマセラティのセダン。何人かみんともさんがインプレッションを書かれてましたが、実際のところどうなんでしょうか
マセラティと言えば、その昔、6カブを買う時に見に行ったことがありました。先日書いた通り、もともとはパナメーラを見に行った私ではありましたが、どうせMTに乗れないなら、ATの車で気になるヤツは一通り見に行くかと。当時ではクアトロポルテが、結構モデル末期になってきたので、ひょっとしたら在庫処分でスッゲー値段のが出てくるのかと、都内某ディーラさんに行ったところ、値引きどころか、全然予算的にお話しになれず、結局中古車ゾーンに案内された苦い思い出がw そんなお高いマセラティさん、今回のギブリはいかほどのものなのか!これが気にならないワケがありません!
まずは、出迎えてくれる営業さんへの挨拶はそこそこに展示車両のお写真を撮らせて頂きます(相変わらず失礼)
真剣に撮影する私に物怖じする営業さん、いや、よくぞ写真撮り終わるまで大人しく待って頂きました。でもきっと内心、なんなんだこいつ的な目でみてたんだろーなぁw 続いて内装も
素敵ですねぇ。外装はマセラティっぽくシャープなイメージ。思った以上に車体がでかくてビビりましたが、これぐらいおっきくないと存在感がないですからね、とのことでした。内装はオプションのフルレザー。革の質も良いですね。ドイツ車に無い色気が満載です。アルピナの上品さともまたちょっと違う。違ったエロさというんでしょうか。強いて言えばアルピナさんはスーツルックのキャリアウーマン的なエロさ。マセラティはカクテルドレスでバッチリ着飾ったエロさという感じですかね。違いますかね。ま、どーでもいいですよね、その辺は。因みに受け付けの尾根遺産もとてもキレイな方でした。この辺、さすが抜かりないですマセラティ
因みに気になる後席の写真も
正直、見た目より広くないんですが、きっとこれでいいんだと思います。デザイン優先だからね!因みにトランクも、ゴルフバッグは横には入らないし、リアシート倒れるから2個は積めますよ、問題無いです、とのことです。3つも載せることないですよね、みたいな。ま、そーですね
試乗車あるんですか?と聞くと、今なら用意できます、ということで、左ハンドルの試乗車にのさせて頂きました
こちらは白の車体
思ったより白は普通ですね。あんまり目立たないというか。なんかギブリに乗るなら白以外というか、遊びのある色の方がいいのかな、なんて思いました。白マニアな私でもそう思うくらいなレベル。あ、でも逆にそんなに目立ちたく無いって人は白の方がいいのかな
で、こちらが内装
オプションレスな黒。こちらも普通。よくも悪くもドイツ車っぽいんですよね。なんかせっかくのイタ車なんで、展示車両みたいな派手な革の方がいいのかなー、なんて思ってたんですが、でもお高いんでしょう?と聞くと、オプション事態は40万円+くらいとのこと。意外とお得な価格設定なんですね
試乗コースは、基本直線がメインのとこなのと、苦手な左ハンドルだったので、あんまりよくわからないカンジだったんですが、SPORTモードにすると、マフラーから乾いた良い音が。おお。3Lターボでもこーゆー音出せるんだ!ってちょっと感動。でもあんまりハデな音というか、基本遠くで聞こえる感じなので、その辺は恐らく前のV8NAの甲高い音を期待してると肩透かしをくらうのかもしれません。でも普段乗りを考えると、これくらいがとても良い感じなのかもしれませんね。少なくとも6カブの川のせせらぎのような排気音に比べると、とてもグレイトな音です。その点、さすがマセラティさんはわかってるなーと
因みに、車重は2t近いとのこと。だからもっと重い乗り味なのかなーって思いましたが、これはある意味6カブのようにキビキビ動く感じで好印象。あまり重さは感じさせませんでした。が、大きさは感じたかなー。さすがに全長で5m近く、横幅は1945mmだったかな。狭いとこはかなり気を使う感じです。もうね、都内の裏道とか通っちゃダメってレベルです。慣れると大丈夫になるのかなこれ
あと、気になるエンジンフィールでしたが、例えばBMWのN55エンジン(3Lターボ)に比べると、なかなか面白かったです。もちろん基本SPORTモードで。率直に思ったのは、マセラティのエンジンはよくも悪くも味付けがされてるって感じ。踏んだ時にちょろっとだけターボラグが感じられ、それでいてちょっと荒々しく回っていく感じ。でもこれがイヤな粗々しさじゃなくて、トルクの出方をちょっと気持ちよくなるように演出してるっていうのを感じました。気持ち良さのベクトルがN55と全然違うんです。N55はとてもスムーズ。ターボだなんだと言われながらもやっぱりシルキー。そして過給機の制御がとても洗練されてる感じ。そんな感じの違いかなーって思いました。ギブリでこれだからギブリSの410馬力だとどーなるんだろ。その辺気になりますよねやっぱ。因みにノーマルモードだとかなりもっさりしてました。おもいっきりアクセルレスポンス落としてるのかな。その分燃費が良くなるとか、そんな感じですかね
試乗コースから帰ってくると、受付のキレイな尾根遺産がコーヒーとお茶菓子を用意してくれます。このクッキー、マセラティのマークが入ってるんですねぇ・・・さすがです。この辺のもてなし方の品の良さがアルピナに近いなぁって、ちょっと思いました。いやー、マセラティって素敵ですねぇ、そーなんですよ、私もここで働けてとても光栄です、なんて、尾根遺産ととても楽しく話してると営業の方が、遅れてすみません!みたいな感じで大急ぎで戻ってきます。いやむしろもっと遅れてきてもよかゲフンゴフン
で、いろいろと話を聞いてみると、ギブリはたしかに車両価格で9M円を切ってるけど、デフォルトだと全然必要な装備がついてないから、結局乗り出しは基本的に10M円超えますと。普通にオプションつけてくと、基本11M円くらいかと。また、ギブリSとの価格差が1.3M円くらいで、装備差を埋めていくと800K円くらいになると。しかもSにしかつかないオプションも一杯あるから、なんだかんだで乗り出しで11.5M円くらいになることを考えると、ギブリSの方がお買い得ですよ、とのことでした。なるほどねー。お布施オプション制度的なこの辺もアルピナに似てるなぁ
でもね、ここで営業の人と話してる間中、気になったのがこれ
なんなのこのエロカッコよさ・・・あー、これぞマセラティって感じだナーって思い、プライスタグを見ると約20M円・・・あぁB6カブとほぼ一緒だー
なんかこーゆーの乗ってみたいなぁって思いつつ、結局ギブリのことが頭に入らないまま帰ってきちゃいましたw いや、ギブリ、良いクルマなんですけど、10M円を切る!て期待感で行くと、それは違うのかなってのが正直な感想です。この辺もアルピナのD5と一緒だなぁ・・・
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2014/06/25 08:36:02