2月13日(日)
39才の誕生日に免じて、
PM12:00までヨメから外出許可が出た。
山の兄貴(以下、兄貴)は、俺をダシにして外出したらしい。
折角やから少し遠出したいなと思い、山の兄貴(以下、兄貴)に相談。
千ヶ峰
(1,005.2m)や笠形山
(939m)が候補に挙がったが、結局アクセスが良い
段ヶ峰
(1,103m)に決定。
※千ヶ峰関連ブログ
【2010.6.8】新緑トレッキング 「千ヶ峰(1,005.2m)」&「滝巡り」@多可町
※笠形山関連ブログ
【2009.11.29】笠形山(939m)トレッキング@神河町
【2010.1.16】扁妙の滝(氷瀑)@笠形山(939m)
去年2月の縦走タイムを参考に、出来れば段ヶ峰ピークまで行きたい。
無理なら、せめてフトウガ峰
(1,083m)ピークを踏もうと目標を確認。
※去年の段ヶ峰縦走登山の様子
【2010.2.23】冬季縦走 「達磨ヶ峰~フトウガ峰~段ヶ峰」@生野町
夜明けと共に入山した。
○雪山トレッキング 「達磨ヶ峰(918.7m)」@朝来市生野町
【ルート】
登山口~達磨ヶ峰ピーク
(918.7m)~フトウガ峰への縦走路途中でピストン
距離:
約7km、歩数:
約9,000歩
【タイムスケジュール】
AM3:30 起床
AM4:00 自宅出発
AM5:00 加西SAで兄貴と合流。播但道を北上。
AM5:45 生野高原CC入口に到着(駐車・待機・着替え)
AM6:30 登山口到着
AM6:45 入山
AM8:00 達磨ヶ峰ピーク
(918.7m)
AM8:45 達磨ヶ峰~フトウガ峰への縦走ルート上でタイムオーバー
AM9:30 登山口
AM10:00 生野高原CC入口(着替え・一服)
AM11:00 加西SAで解散
入山までの経緯
前日の降雪で、播但道を下りると一般道でもガッツリ積もっとった。
生野出口から、登山口がある生野高原CCまではトンネルを抜ければすぐ。
登山口はCC入口から、山坂道を2km程上がったとこにあんねんけど・・・
1つ目の、登り勾配のヘアピンカーブで空転。
ドカ雪の下に凍結路が隠れとって、
FFパレットでは無理無理やった。
何となく登らんような気がしとったんで、すぐ諦めてCC入口付近の路肩に駐車し、
準備に取り掛かる。
ヘッドランプを付け、とりあえず登山口まで歩こかと出発しようとした、その時・・・
1台の軽自動車が、こっちに入ってきた。
運転席には
男性1人。
下りて話しかけてきた。
(俺も兄貴も、ゴルフ場関係者に路駐の注意をされるんかと思った。)
お兄さん 「(2人の姿を見て)山登るんですか?」
俺 「そうです。でも、雪が深くてFFじゃ登らないんで、ここに置いて歩きます。」
お兄さん 「良かったら乗って行きますか?」
俺・兄貴 「ホンマですか??是非、お願いします。」
是非お願いしますと同時に、遠慮せずに乗り込んだ。
バックカントリー(スキー)で入山すると言う30代の男性は、シーズン中は氷ノ山で
よく遊んでるらしい。
この日は、雪が多いのと天気が良くないので、少し南下したらしい。
テレですか?と聞くと
アルペンって言いはったんで、背負って登るんですか?って
聞くと、いえ、履いて登りますとの返事が返ってきた。
ん?アルペンでどうやって登るんですか?って聞くと・・・
「そういうビィンディングとブーツなんです。」という返事。
えっ。
専用の道具が必要やけど、アルペンでもテレみたいに雪上を歩けるらしい。
ブーツを見せてもらったら、確かにつま先の左右に固定用の穴があった。
全然知らんかったわ。
少~しだけ、やってみたい気持ちが沸いた。
あとは、時間とお金があれば・・・。
お兄さん、送ってもらった上にエエ情報ありがとう。
ということで、登山口まで
徒歩30分-40分のところが、
たった5分で到着。
写真は、兄貴。
踏み跡なし
AM6:45
アイゼンを装着し、入山。
踏み跡はなく、柔らかい雪を踏みしめながら登る。
深さは膝下くらい。
小雪が舞っとったけど、風もなく、コンディションは悪くない。
登山口から達磨ヶ峰ピークまで
標高差約450mの急登を、一歩一歩進む。
あっさり抜かれる
登りはじめて
5分くらい。
さっきのお兄さんがガンガン登ってきた。
稜線まで担ぐと思いきや、まさかの急登でのスキー装着。
浮力があって沈まないんで歩きやすいです。と言いながら、スタスタ登って行き
はった。
タフやわ~。
稜線
AM7:30
夏山なら
25分のとこ、
45分掛かって稜線に出た。
9時まで行けるとこまで行くって決めてんけど、この調子やとフトウガ峰は
難しいかぁ。
兄貴を後ろから撮った。
縦走路
稜線は、やっぱ雪が深かった。
吹き溜まりで、なんべんか股下までズボッと抜け落ちた。
(早めにスノーシューに履き替えるべきやった。)
めちゃめちゃ汗かき。
実は、かなり雪山に向いてない俺。
可能な限り薄着になっても、なんぼでも汗が噴き出す。
寒がりじゃないのが救いで、止まっても寒くはない。
達磨ヶ峰(918.7m)ピーク
AM8:00
雪深い稜線歩きに手こずり、出発から
1時間15分で到着。
夏山標準タイムが
40分くらいやから、
1.5倍くらい要した。
小休止の後、ここでやっとスノーシューに履き替える。
ピークを示す標識は、稜線から見えず、背丈以上の吹き溜まりを越えたとこに
あった。
縦走路
達磨ヶ峰ピークを過ぎると、一層深くなってきた。
しかもパウダー雪質に加え、体重を考慮せずに買うた浮力不足のスノーシュー
やから全然進まへん。
ワカンを履いた兄貴も歩きにくそうで、足元を固めながら少しずつ進む状態が続
いた。
AM9:00
達磨ヶ峰ピークから、
直線距離で約300m。
夏山やと数分の距離に、
小1時間もかかってもた。
雪遊び終了。
先行のお兄さんの綺麗なトレースが羨ましい。
もうちょっと安心・安全・快適・効率良く雪山で遊ぶには、8本歯アイゼンと登攀寄
りのスノーシューに履き替えたい。
怖くてヨメには言われへんけど・・・。
雪景色
兵庫県て、こんなに雪積もるん?
この写真を会社の人に見せた時に、そう言われた。
どんなイメージがあるん?氷ノ山なんか、こんなんじゃ済まないへんと思う。
結構、北部は積もりますよ。と答えといた。
下山路①
ピストンやから、下山は自分らのトレースを辿るだけ。
登りの
10倍楽に歩けた。
下山路②
写真左奥に見えるのが、達磨ヶ峰ピークの標識。
この辺りは、背丈以上の積雪量やった。
雪庇の右側に見えるのが、兄貴。
下山路③
時折、風雪が吹き荒れた。
もし、
ホワイトアウトでトレースが消えて、方向見失ったら・・・って考えるとちょっと
怖い。
ここは、谷筋を下りれば林道があるから、遭難まではせえへんやろうけど、せめて
携帯GPSくらいは持って入山すべきやった。まずは、買わなアカンけど・・・。
安全・安心をお金で買えると思ったら安いけど、何かとお金が掛かるなー。
下山路④
下山途中、
男性3人グループ1組と、
男性単独行1人とすれ違った。
いずれも、
60才前後と思しき方々やったけど、ホンマ元気やわ。
兄貴は
50才、俺は来年
40才。
10代・20代が山に来たら、もっと活気があってエエねんけどな。
山ガールは、さすがに雪山にはこーへんか・・・。
お兄さんのクルマ
登山口まで送ってもらったお兄さんのクルマ。
FFパレットと違い、
4駆やからサクサク走った。
荷室は、山岳装備で満載。
山行スタイルに合わせて、アイテムをチョイスするらしい。
板も
3本くらい積んではった。
年は
30才くらいかなぁ。
聞いてへんけど、仲間とよく山に入るって言っとったから、多分独身かな。
他人に声を掛けて拾っていく余裕からしても、素人じゃなさそう。
林道
俺らが入山した後、除雪車が入って雪はなくなっとった。
スノーシュー脱ぐんもめんどいんで、道路脇をそのまま下りた。
これが1つ目のヘアピン
パレットが登られへんかったカーブ。
新雪の下に半凍結路があったんで、行けそうでアカンかった。
燃費向上の為に
10%空気圧上げとったんも、空転に繋がったかも。
今シーズン、
レグナムは冬仕様にしてへんけど、やっぱスタッドレス買い替えな
アカンかなぁ。
パレット
加西SAから兄貴を乗せたけど、エライ驚いとった。
兄貴は普段、WISHに乗ってんねんけど、広いなーって。
静かやし。
普通車と変わらんやん。
4人乗るし。
これで十分やん。
確かに。
今の軽自動車って、ホンマ優れてる。
レグナム→
ジムニーとかアリかな。
お決まりの、下山後の晴れ模様。
たまには晴天の雪山に登りたいわ。
Posted at 2011/02/17 21:39:58 | |
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