2012年12月25日
ケイジというクルマ好きの男がいた。
彼(ケイジ)は、欲しいクルマがあると、その時に乗っているクルマを下取りにして、見境なく契約してしまう癖があった。
そんな彼は、気付くとロ-ンばかりが残る悪循環に悩まされていたものの、新しく購入したクルマの魅力に抗えず、ロ-ンの支払いをモチベ-ションに日夜働くことを生業としていた。
表向きは"クルマのため"だが、気付けば"ロ-ンのため"に働く目的がすり替わっていることを、彼はまだ気付いていない。
一応断っておくが、彼も分別のついた大人なので、何でもかんでも契約する訳ではなく、何となく買うことが出来そうなクルマだけに触手を伸ばすところが微笑ましい、ただのクルマ好きである。
ある日の夜、彼は何となく日課としているインタ-ネットの中古車検索をしていたら、ある一台のクルマを説明する内容に目が止まった。
「なになに・・・ポルシェが開発に関わっているだって?」
~ しばしの沈黙 ~
ざわざわ・・・ ざわざわ・・・ ざわわざわわ・・・(決して"カイジ"のパクリではありません。)
「ほ、ほしい・・・」
圧倒的購買欲!("カイジ"からインスパイアされただけなんです!)
「ポルシェは買えないけど、これだったら何とかなる!」
圧倒的楽観視!(この男は単純のようです)
気付けば、彼はドイツ製のミニバンについてネットサ-フィンで調べあげて、ある店のHPとブログに辿り着いたのであった。
ここはC県のとある街にある中古車販売店「カフェ959」。
今日もカモが来ないか? と、手ぐすね引いて営業中・・・。
そんな、いつもの週末にその男(ケイジ)はやって来た!
彼の現在乗っているクルマは、AE92のトレノ(1.6Lのハイメカツインカム仕様)。
漫画"○文字D"の影響でトレノを買ったのだが、86(FR)と92(FF)の違いが分からないくせに、走り屋を気取るカワイイ野郎である。
そんな彼の愛用ブルゾンは"ニスモ"であり、トレノには何故か? FLAT-4のステッカ-が貼ってある。某漫画風に言えば「圧倒的無知!」なのである。
カランコロン♪(ドアの開く音)
マスタ- 「いらっしゃいませ!」
ケイジ 「すみませ~ん。 ザフィ-ラを"買いたい"のですけど。」
マスタ- 「え?! "見たい"じゃなくて"買いたい"と仰いました?」
ケイジ 「Yes! コ-ク Yes!」
マスタ- 「買ってもらえるのは有り難いのですが、まずはザフィ-ラの説明をさせてもらえませんか?」
ケイジ 「お願いするっす・・・」
マスタ- 「了解したっす(笑)」
~ 実車を前に説明をするマスタ-に対して どこか上の空なケイジ ~
マスタ- 「あの~ 聞いていらっしゃいますよね?」
ケイジ 「Yes We Can!」
マスタ- 「・・・。」
マスタ- 「...という訳で、外車と言ってもオイルとか基本的なポイントを抑えておけば意外と維持しやすいんです。」
ケイジ 「見た目は普通でも中身は本物志向なんですね。」
マスタ- 「試乗してみますか? それとも契約しますか?(冗談っぽく)」
ケイジ 「じゃ、契約で・・・。」(キリッとしたマジメな表情)
マスタ- 「(ポカ~ンとした顔で) はい?!」(狐につままれた表情)
ケイジ 「ボク、このクルマを買います! 下取りはあの車(トレノ)です。」
マスタ- 「じゃ、さっそく書類の準備しますけど、本当に試乗しなくて良いのですか?」
ケイジ 「いいんです!」(某サッカ-ニュ-スの俳優風)
~ 危険な空気を感じるマスタ- ~
マスタ- 「契約の前に下取り査定でもしましょうか?」
ケイジ 「そうですね。 ボクのトレノ、カッコイイでしょう? このライトのパカッというところが・・・」
マスタ- 「事務所で待っていてもらえますか(汗)」
ケイジの話を遮るように事務所へ誘導するマスタ-。
トレノの査定は見るまでもない。だって、ハイメカの92トレノなんて・・・。
一応、トレノの各所を見るマスタ-。
ボンネットを開けようと、ドアを開くと最初に目に付いたのがオイルスタンド屋のシ-ルであった。
「げっ!」と驚くマスター。
一番新しいシ-ルは、なんと1年前だった。ボンネットを開けてエンジンル-ムを見渡すマスタ-はもう一度「げげっ!」と呟いた。
何故かって? それは衝撃の連続だったから・・・。
ボディは白いのに中は紺色だった。一度も洗ったことのないようなキノコ形のエアクリ-ナ-に、エンジンヘッドにはオイルが吹きこぼれたような跡が。気を取り直して、オイルゲ-ジを抜いてみたら、オイルが少ない上に真っ黒!
さらに、冷却水は汚れており、ウォッシャ-液は空っぽという有様であった。
マスタ- 「可哀想な車・・・、ウチの子は売りたくないな・・・。」
当然のごとく、ケイジご自慢のトレノは下取り査定ゼロであり、廃車費用をもらわないとダメな状態。
そこでマスタ-、一か八かの説明を行うことに。
マスタ- 「お待たせしました。」
ケイジ 「(期待した面持ちで) どうですか?」
マスタ- 「ズバリ言います。 査定はゼロで廃車費用をもらわないといけません
。」
ケイジ 「トレノって価値があるのではないのですか?!」
マスタ- 「それは程度の良い、86というFRのトレノですよ。お客様のトレノはFFです。」
ケイジ 「中古車屋のオヤジはそんなこと・・・」
マスタ- 「(苦笑) 4A-Gを積んだAPEXとかス-チャ-のGT-Zなら多少は・・・と考えましたが。」
ケイジ 「ボクの車、DOHCですよ?!」
マスタ- 「ハイメカツインカムは中古車市場での価値はありませんね。」
ケイジ 「(気を取り直して) 程度は良いでしょう?」
マスタ- 「残念ながら・・・。」
ケイジ 「オイルだって高いの入れたんですよ。」
マスタ- 「一年前ですよね。」
ケイジ 「車検はちゃんと通りましたよ。」
マスタ- 「ガソリンスタンドでは車検を通しただけみたいです。」
ケイジ 「ウキィ~(錯乱状態)」
マスタ- 「それと・・・。」
ケイジ 「まだあるんですか?(もう泣きそうな表情)」
マスタ- 「先刻も説明しましたが、ザフィ-ラは外車です。オイル管理や部品交換など国産車より管理はシビアです。だから、費用もそれなりに掛かります。維持していけますか?」
ケイジ 「・・・。」
マスタ- 「売るだけ売って、お客様が売った車をダメにしても“外車ってそんなものです”という商売も出来ますが、それは私自身のプライドが許しません。」
マスタ- 「程度の良いザフィ-ラは少なくなってきています。うちのカワイイ子をお客様に嫁がせて良いのか? 正直葛藤があります。"嫁には出さんオヤジの会"ではありませんよ。」
ケイジ 「(長考の末)ちょっとザフィ-ラを購入するのはペンディングします。
」
マスタ- 「(ホッとした表情で) わかりました。 また、何かありましたら連絡ください。」
ケイジ 「おじゃましました。」
マスタ- 「またお待ちしています。」
ケイジが去った店では、マスタ-が「カモがネギ背負って逃げていく・・・」と、軽いため息をひとつ。
お客様の信用を得るには時間が掛かるが、信用を失うのは一瞬である。
マスタ-がケイジにとった行動は、もったいない気もするけど、これで良かったのだと思う。
「世の中にはうまい話は転がっていない」という、カフェ959 “ある日の出来事” であった。
その後のケイジだが、乗っていたトレノのタイベルが切れてトレノは廃車し乗り換えた模様。
しかし、ケイジは変わった男である。
彼が購入したのは三菱ランサ-のセダン。 初期のランエボかと思いきや"V6"だそうだ。
いつか、ケイジのクルマ遍歴を聞いてみたいものだ。
きっと、面白いに違いない。

Posted at 2012/12/25 17:41:09 | |
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カフェ959他 | モブログ
2012年11月17日
凍てつくような朝靄の中、一人の男が自宅から至近の事務所&作業場へと向かう。
「フッ・・・今朝も COOLだな!」
それを言うなら “COLD” だろうけども、ク-ルでナイスガイの男はいちいち細かい
ことは気にしないものだ。
その男の職業は “自動車販売業” withカフェ経営。
彼は、C県のとある街でお店を経営している一国一城の主。
お客さんは、みな親しみと尊敬をこめて「マスタ-」と呼んでいる。
自動販売機で缶コ-ヒ-(HOT)を買い、事務所のカギを開けてソファに座り、
まずは朝の一杯だ。
「一日の始まりは一杯のコ-ヒ-からだな。」
「やはり缶コ-ヒ-は○○○(商品名自粛)かな。」
「違いの分かる男だぜ~ 野蛮だろ~」
「違いの・・・」のくだりはもちろんフィクションである。
そんなことを言う人がいたら、是非お目に掛かりたいものだ。
缶コ-ヒ-を飲み干し、「よっこらせいっ!」と作業場のシャッタ-を開けるマスタ-。
ここで彼は重大なことに気付いた。
そう・・・気付いてしまったのである。
「今日は、月曜日(定休日)じゃないの・・・ Orz 」
某漫才師の“閉店ガラガラ”ではないが、朝来た順とは逆に作業場と事務所のカギを
閉めて自宅に戻るマスタ-。(その背中には哀愁が漂う)
「ママ~ どうして言ってくれないの・・・(涙目)」
「だって掃除機かけるのに居ない方が・・・」
と、奥様が言ったとか言わないとか諸説いろいろありますが、これは読者の想像に
お任せしよう。
しかし、こんなことで落ち込んでいるマスタ-ではない。
さっそく、まだ赤ん坊である愛娘の元に駆け寄り、「出さ~ん 出さ~ん 絶対出さ~ん」
と話しかけながら?! 抱き上げてあやすマスタ-。
彼の休日は始まったばかり。
ゆっくり休んでリフレッシュしてね!
Posted at 2012/11/17 13:21:34 | |
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カフェ959他 | 日記
2012年11月12日
ここはC県のとある街にあるカフェ兼自動車販売店。
その店の名は「カフェ959」。
すっかりご無沙汰しておりました(汗)
皆さん覚えていらっしゃいますか?
えっ? 覚えているって! 良かった~
では、久しぶりに「カフェ959の日常」を覗いてみましょう。
カフェ959のマスターは、ある晩こんな夢を見たそうな・・・
夢には、突然金色のカエルが枕元に現れて、こう言いました。
ゲロゲ-ロ 球児好児じゃないぞ(苦笑)
この間の旅は楽しかったな!
話は変わるが来年はいろいろあるみたいだから
身体に気を付けるんだぞ。
ついでに我が輩も老体故に労るように・・・。
ゲロゲ-ロ ゲロゲ-ロ!
朝、目が覚めたマスタ-は妻に夢の話をしたものの
「『花王名人劇場』の夢でも見ていたんじゃないの?」
と流されてしまう始末。
「おかしいなぁ・・・ 球児好児にしては近況に詳しすぎる・・・
黄色だっらピョン吉なんだけどな~」
おいおい、そこかい! という突っ込みは脇に置いておくとして、
年末年始の休みに向けて、お仕事がてんこ盛りのカフェ959。
皆様に支えられながら、2012年もラストスパ-トに突入です。
「こんなに忙しいと“自叙伝”を書く暇もない!」 と言ったとか
言わないとか噂もあるようだが、ここは明確に否定しておく。
“自叙伝”はなく“叙々苑に行きたい”が本当である。
嫌~ね、噂って。。。
ある土曜日の昼下がり、珍しく来店も無いので、某TVで視聴者から
の相談に答える番組を楽しく視聴していたマスタ-。
どんな問題も、四角い私が丸く収めます。 司会の四輪亭二発です。
今日の相談は『これから売れるクルマは何でしょう?』という質問。
さっそく相談員に答えてもらいましょう。
それでは相談員の戸予田(こよた)さん(女性)、どう思いますか?
「うちの近所では、5軒に1軒の割合でプリンを購入しているんです。
話を聞くと、ハイブリットというものらしいのね。美味しそうね・・・と
言うたらクルマのことみたい。プリンじゃなくてプリ○スだったのね。
だから、これから売れるクルマはハイブリットカ-だと思うわ。」
戸予田相談員はハイブリットカ-と言っていますが、間違いだらけの・・・
でおなじみ一大事先生に聞いてみましょう。
「日本で使う分にはハイブリットカ-は最適かもしれませんが、やはり
高価なものなので、省燃費でコンパクトなクルマというのが無難な答え
でしょうな。近所しか乗らないのであれば軽自動車でも良いですし、
買う人の生活や目的に合わせて考えれば良いでしょう。幸いにして
日本は様々なクルマが選べる好環境ですから、是非自分にピッタリの
クルマを選んでほしいと思います。そこでこの一冊なのですが・・・」
(一大事のコメントを遮るように)一大事先生、戸予田相談員どうも
ありがとうございました(汗)
次の相談は『良い中古車選びはどうすれば?』という質問。
相談員の我利馬(がりうま)さん(男性)、どう思いますか?
「良い中古車選びですか? これは難しい問題ですね。外装、年式、
走行距離だけにとらわれず、大事に使われてきた車かを見極めたい
ところですが一般の方には難しいです。そこで、当社独自の・・・」
(我利馬のコメントを遮るように)一大事先生どうでしょうか?
「これは難しいですな。『気を付けて』としか言いようがありません。
メ-カ-によっては認定中古車みたいな制度がありますから、少々
高い値段となっても安心料と思って、うまく活用すると良いかもしれ
ません。こんな時はこの一冊なのですが・・・」
(一大事のコメントを遮るように)一大事先生、我利馬相談員どうも
ありがとうございました(苦笑)
"たまにはTVを見て過ごす日もいいな~、毎日は困るけど・・・"
と思っていたところに来客(男性)が登場。
カランコロン♪(ドアの開く音)
マスター 「ようこそ、カフェ959へ!」
男性 「ブログを見て来ました。"ザフトラ"って車を見せてもらえませんか?」
マスター 「ザフトラ? あぁ・・・ザフィ-ラとトラヴィックのことですね。」
男性 「別々の車なんですか?」
マスター 「いや、細かいところを除けば全く同じですよ。」
マスタ-は、ザフィ-ラとトラヴィックについて説明を行い、お客さんの
ニ-ズを探ってみる。 現在の車は? 家族構成は? などなど
男性 「う~ん・・・ これは悩みますね・・・」
マスター 「購入を考えているのですか?」
男性 「子供が生まれるのでミニバンを考えているのですが、走りの楽しさは
捨てたくないじゃないですか。予算は限られていて、ストリ-ム(初代)
のアブソル-トとザフトラ・・・じゃなかった、ザフィ-ラとトラヴィックに候
補を絞ったんです。で、ネットで泳いでいたら959に辿り着いたのです」
マスター 「辿り着いていただき、ありがとうございます。ストリ-ムもうちで探す
ことが出来ますので遠慮無く言ってくださいね。」
そう、カフェ959は国産車も対応しているのである!
お客様あってのカフェ959。 ご用命はお気軽に!(宣伝)
男性 「ストリ-ムは友人の車を借りたのですが、1.7Lの割りによく走るし
足回りもしっかりしているのですが、乗っていると疲れるんですよね。」
マスター 「・・・。」
男性 「でも、ザフィ-ラとトラヴィックはいつまでも座っていたい! と思えるん
だよな~。何が違うのかな??」
ここでRPG(ロ-ルプレイングゲ-ム)なら 「お客様は迷っている。 攻め込み
ますか? 様子見ですか?」となるはず。
目がキラ~ン☆ と輝いたマスタ-は、ここぞとばかりに輸入車と国産車の
違いを説明して、ザフィ-ラの試乗を薦めた。
男性 「中古車って試乗できるんですか?」
マスター 「ナンバ-が付いていれば大丈夫ですよ。じゃ行きましょうか!」
- お店の近所を試乗中 -
男性 「見た目と違って、走りは悪くないですね。アクセルを踏めばイメ-ジ通りの
加速をするし、ブレ-キも踏んだ分だけきちんと効くので安心です。」
マスター 「静粛性も悪くないでしょう? ボディがしっかりしていますからね。」
男性 「そうですね。エンジンの音も聞こえますがうるさいというより心地よいです。」
マスター 「街乗りの燃費は国産車と比較すると多少劣るかもしれませんが、高速での
走行安定性と燃費の良さは侮れません。サスペンションも後輪はリジットですが
ストロ-クがたっぷりあるから乗り心地も悪くないですよ。」
男性 「シ-トは見た目が平凡なんですけどすごく良いですね。」
マスター 「これは国民性の違いだろうけど、日本車はカタログ上のシ-トアレンジ等
スペックを気にするあまり本質的な部分を見落としがち。これはユ-ザ-の
ニ-ズもあるからメーカーだけのせいではないから仕方のないことかも。
だって、フルフラットや回転対座なんて走ることには関係ないでしょう?
欧州車や米国車は、あくまで移動の手段なんですよね。目的地まで疲れず
に移動できるか否か? "速く"が必要であれば高性能な車はいくらでもあり
ますからね。考え方がとてもシンプルなんでしょうね。」
男性 「なるほど。自動車ってメ-カ-の国民性を表すものでもあるんですね・・・。」
マスター 「だから、自動車って面白いんですよ。外車であれば海外に行かずともその
メ-カ-の国の文化を楽しめます。機会があれば色々な国の車に是非触れ
てみてください。日本車もメーカー毎に個性があって面白いですよ。」
- 試乗を終えて -
男性 「ありがとうございました。 車中での会話も楽しかったですよ。」
マスター 「私も楽しかったです。 懲りずにまた当店に来てくださいね。」
男性 「ストリ-ムと迷うな~ 私はザフィ-ラ推しなんだけど、妻はどうかな?」
マスター 「今度、家族で試乗されてはどうでしょうか?」
男性 「そうですね。この店に出会ったのも何かの縁だし、この際だから全部任せ
ちゃおうかな。」
マスター 「ありがとうございます。 任せていただければ責任をもって対応させて
いただきます・・・が、まずは奥様に確認を。」
男性 「それもそうですよね。 帰って、相談してみます。」
と、まあ良い雰囲気の中で商談は終わり、男性は愛車のシビック3ドア(5MT)で帰宅
の途につきました。
家族会議の結果は果たして?
風の噂では、流山近郊の自動車買い取り専門店にシビック3ドアが置いてあったそうです。
ちなみに我らがマスタ-はいつもの通り、入庫車の整備や在庫車の納車整備で忙しそう。
ちなみに現在整備中の車はAザフィ-ラで納車整備を行っているとのこと。
誰が購入したのかは、顧客の個人情報遵守のため教えてはもらえませんでした。
今乗っている車を元気にしたい・・・、ちょっと気になる車があるのだけど・・・などなど、車に
関する事でモヤッとすることがあるならカフェ959を訪れてみてはどうでしょうか?
カフェ959で答えが出るとは言いませんが、クルマも人も“ほっこり”できる場所。
それが「カフェ959」です。
Posted at 2012/11/12 22:09:58 | |
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カフェ959他 | 日記
2012年08月10日
「暑い・・・暑すぎる・・・」
今日の作業場は猛暑の影響でエアコンが効かないくらいの暑さ。
ちょっとでも気を抜こうものなら、意識がもうろうとなってしまうだろう。
外では、ミーン ミンミンミン・・・ とセミの鳴き声がこだまする。
ミーン ミンミンミン 「イィー!」
あれ? セミの鳴き声に変な声が混ざっているぞ。
ミーン ミンミンミン 「イィー!」
ミ-ン ミンミンミン 「イィー!」
どう考えても、スラッジ構成員の声である。
おかしいな? 暑さで身体がやられたか?
「エアコンの温度でも下げるか」とエアコンのリモコンを手にしようとしたら、目の前にスパナを手にしたスラッジの構成員が見えた。
「イィー!」
ドサッ(マスタ-が倒れる音)
どれくらいの時間が経っただろうか。
「イタタタ・・・」と、首をさすりながら目覚めるマスタ-
そう、気が付くとマスタ-は囚われの・・・ではなく、何故か? クイズ番組のセットらしき場所で回答席に座らされていた。
「なんで、こんなところに?」
そこにスラッジの幹部らしき男が、いかにも司会者していますといった風貌で登場。(ベンジャミン伊東みたいな格好を想像しよう!)
『ウェルカム!(鹿賀丈史風) スラッジのアジトへ!』
「誰だ! お前は?」と応答するマスタ-
『自己紹介が遅れてスマン・・・』
非常に高圧的な態度から急に一変して、急に猫撫で声で「はじめましてだニャン」と言うなり名刺を差し出してきた。
「こりゃ、どうも」と名刺を受け取るマスタ-
名刺には " 悪の組織スラッジ C県支部長 BB(ブロ-バイ)キング " と書いてある。
名刺の裏には "推しメン は まゆゆ です (てへぺろ)" と意味不明な記述まで。
どうやらAKB48のファンらしい。
再び高圧的な態度に戻り、BBキングはこう言い放った。
『いつも我々の活動を妨害しているらしいじゃないか』
『そこで、意地悪をしちゃおうと考えちゃった訳』
『どう? ナイスでしょ!』
だんだん、おねえ言葉になるのが気持ち悪いが、構成員達は「イィー!」「イィー!」とやんやの喝采をあげる。
『私の出すクイズ(全3問)に見事全問正解したら帰してあげる。』
「なんでクイズなんだ?」
『覚悟はよくって?』
「早くしてくれ!」
『問題1.私(BBキング)は誰でしょう?』
「カマ野郎・・・」
『ブブゥ~(口をとがらせる) 素直じゃないわね~』
「ほざけ 変態!」
『BB(ビ-ビ-)キングってお呼び! まぁ、いいわ・・・次いくわよ』
『問題2.悪の組織スラッジの入会特典は?』
「知るか! そんなもの!!」
『ブブゥ~(口をとがらせる) あんた何も知らないのね』
「...。」
『正解は、私の自主製作CDよ! 余っているの! 定価で買いなさい!』
「嫌だ! そんなもの!」
『名曲なのに・・・。 「スラッジハンマ-」と「スラッジ砂漠」。 』
「パクリじゃねぇか!」
『カバ-と言いなさい! トリビュ-トとも言うわね?!』
『あんた、連続不正解じゃないの。 ダメね~』
「正解する方がおかしいだろ!」
『最後の問題は 今までの不正解を帳消しにするチャ~ンス!』
『正解したら、お店へ帰して あ・げ・る ウフ♪』
「おぇ~」
『耳の穴をかっぽじってよく聞きなさい!』
『問題3.今をときめくAKB48 私の推しメンはだ~れ?』
「"まゆゆ"だろ」
『正解・・・』
「 『なんで分かった?』 って顔をしているところを見るとショックか?」
『そらそうよ。(オリックス岡田監督風) ビックリよ。 よく分かったわね。』
「お前はアホか?! お前がくれた名刺に書いてあるじゃねぇか。」
『なに? ちょっとその名刺貸しなさい!』
『オ-マイ-ガ-! これは○○ちゃん(お店の源氏名)に渡す名刺じゃないの・
・・』
「いいから、早く解放しろ!」
『今日は○○ちゃんに免じて解放してあげる。 悪に二言はないわ!』
「なんでも、いいから早くしてくれ!」
『あんた達、お店まで送ってあげなさい。』
「イィー!」
"悪の組織スラッジ" とフロントドアに書かれた、白のプロボックスの後席に座らされて構成員に目隠しをされるマスタ-。
帰りの車中では、構成員の推しメンは"ゆきりん"であること、営業車のプロボックスはオイル交換をマメに行っていること(!)、ワックスはシュアラスタ-を使っているなど、よくしゃべる構成員の話を、ただただ苦笑いして聞くマスタ-。
車に揺られること30分位だろうか、目隠しを外されるとお店の前に到着。
構成員からクイズの参加賞(ボックスティッシュ1箱)とBBキングの自主製作CD(サイン入り)を手渡されて呆然としていると、「イィー!」の声と共にプロボックスは走り去っていった。
ちなみに野田ナンバ-であったことから、アジトは近所かもしれない。
作業場に戻ったマスターは大きな溜め息をついて呟く。
「今夜は徹夜だ・・・(泣)」
目に付いた自主製作CDをゴミ箱に放り投げて、作業に取りかかるマスタ-であった。
頑張れマスタ-!
負けるなマスタ-!!
夏休みはもうすぐだ!!!

Posted at 2012/08/10 17:22:38 | |
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カフェ959他 | モブログ
2012年07月20日
ここはC県のとある街にあるカフェ兼自動車販売店。
その店の名は「カフェ959」。
カフェと言っても人間相手"だけ"のカフェではなく、クルマにとってのカフェと思っていただけると
カフェ959を理解しやすいかもしれない。
カフェでは、クルマが大好きな「"スペシャル"なエンジンオイル」「元気モリモリ・ドライブ社製品」
「ファイト一発! フュ-エル・ワンダフル」「スラッジ解消! イ~ネ・クリ-ン」などなどを楽しむ
ことができる。
クルマにとって、カフェ959は憩いの場であることは間違いないようだ。
そんなカフェ959だが、巷では「オペルザフィ-ラ」と「スバルトラヴィック」(通称ザフトラ)の
専門店だと思っている人が多いらしい。
それは正しくもあり正しくはない。
もう何度書いたか分からないけど、実際は外車ミニバンを主とした販売店であり、もちろん車種は
問わず幅広く対応できる"素敵なお店"と思っていただければ間違いない。
例えるなら "○○の特選街" (なんか違~う!)
ちなみに、類は友を呼ぶ・・・とはよく言ったもので、例外なく訪れるお客さんのほとんどがザフトラ
絡みというのだから、ザフトラのオ-ナ-さんにはとても信頼されている様子。
ありがたや~ ありがたや~ である。
そんな959のマスタ-は、ザフトラオ-ナ-の愛情を一身に背負い潰されそうになりながら?
も日夜奮闘しているが「自動車"販売業"」が本来の生業。
だからザフトラの次の愛車も出来ることなら959で購入してもらえると嬉しい。
末永く付き合えば付き合うほど、959の良さは分かってもらえるはず。
全く関係ない話だが、カフェ959には別の顔もあって、"あの"知る人ぞ知る?!
(知らない人はググってみよう!)「嫁には出さんオヤジの会」の総本部である。
ちなみに、マスタ-は教祖ではない。
では、一体誰が教祖なのか?
ここでは関係ない話なので詮索はやめておこう。
お店の前では、今日も近所の猫達が招き猫のように横たわっている。
「最近は梅雨時から暑いニャ-ね」 と、猫たちは早くも夏バテ気味。
こんな時は、猫の世界でも流行っている脱法マタタビ・・・ではなく
「冷やしたマタタビ茶でも飲みたいニャ-」 と猫たちが会話していたら楽しいかも。
さて、梅雨明け間近で暑気払いをすることになった、物語中の主な面々達。
さっそく、カフェ959の近所にある台湾料理屋「Agia1000」(略して"あじせん")に集合する
ことになったそうな。
「いら・しゃ~い」 ややカトコト気味な店員のあいさつに出迎えられるご一行。
今回の参加者(敬称略)は・・・
元軍人
シンデレラパパ
SGL
com.com.
ち~た
紅のおやじ
ヤサ兄
498 などなど
と、お馴染みのメンツが一堂に会する様は、まさに壮観の一言。
「乾杯!」の掛け声と共に、宴は穏やかにスタ-ト!
誰ですか? 「戦闘開始」などと言うのは? みなさん大人ですから・・・。
どんな話をしているのでしょうか? まず口火を切ったのは498のこの一言だった。
498 「たまにアイドリングが不安定になってエンジンスト-ルすることありませんか?」
一同 「・・・。」(ニヤニヤと笑いながら聞き入る)
498 「うちのトラ、買ったときから冬場にご機嫌ななめとなって困っていたのですが・・・」
ち~た 「(食い気味に)マスタ-に直してもらったんだよね。」
498 「そうなんです。 スロットルバルブ周りの清掃やゴニョゴニョしてもらって。」
com.com 「マスタ-は、的確な処置をしますよね。」
ち~た 「エンジン割りの話は・・・ないよね?!」
一同 「・・・。」(申し訳ないようにスル-)
ち~た 「マスタ-のオススメで、ホイ-ルを15インチにしたらこれが良いんだよね。」
シンデレラパパ 「私もブログで皆さんの話を聞いて15インチにしましたよ。」
com.com. 「燃費も良くなるし 何より乗り心地が変わりました。」
ち~た 「15インチクラブ発足か?! じゃあ部長はcom.com.さんに・・・」
498 「16インチの人いませんか~?(笑)」
SGL 「紅のおやじさんのホイ-ルはカッコイイですね。」
紅のおやじ 「あのホイール、似合うと思って装着したのですが正解でした。」
ヤサ兄 「498みたいなお店が縁で仲間と会うのは楽しいですね。」
SGL 「お住まいの方で、トラに強いお店があったような?」
ヤサ兄 「ありますけど、こちらは面白い方々が多いので。もちろん良い意味で(笑)」
元軍人 「SGLさん、アッパ-マウントの話は・・・」
SGL 「あれは良い勉強でした。今では、マスタ-おかげでしっとりとした乗り心地です。」
シンデレラパパ 「マスタ-の店の代車って、何気なくマニアックなラインナップだよね。」
き~た 「梅干色のプレオとか・・・」
SGL 「白のプレオRSとか・・・」
498 「テリオスキッドとか・・・」
com.com. 「R2とか・・・」
ヤサ兄 「スバルが多いですね」
シンデレラパパ 「梅干色のプレオは楽しいクルマだね。でも、何か足りないんだよな~(笑)」
一同 「!?」
シンデレラパパ 「WRブル-のサンバ-SC(ス-パ-チャ-ジャ-)。 みんなでサンバーの代車を依頼してみませんか?」
一同 「賛成!(笑)」
そんなやり取りを横目に498の隣で、ひたすら台湾料理に舌鼓を打ち、ビ-ルを水のように
流し込みながら、ニコニコとしている男がいました。
com.com. 「あの~ もしかして野良猫さんですか?」
野良猫 「んふふ~ そうですよ。 いつもブログではどうも。」
ヤサ兄 「やっぱり、あなたが野良猫さんですか!」
宴の一角では新たな出会いを迎えて、ますます盛り上がって参りました。
新しい仲間がどんどん増えていくカフェ959。
登場人物が多くなってきて作者が混乱しているカフェ959。
宴はまだまだ続いているようですが、そんなこんなで第20回はオシマイとなります。
Posted at 2012/07/20 23:32:04 | |
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カフェ959他 | 日記