2007年08月14日
時節柄、怖い話に興味が出てくる今日この頃ですね。
あまり怖くはない話ですが、僕も久々に思い出した体験談を書いてみます。
長文でスイマセンm(_ _)m。
心霊現象なのか、未だにわからない体験ですが、僕はそうだと思っています。
19才の頃(13年前か…)の話ですが、僕はその頃札幌で一人暮らしをしていました。
当時の北海道は、比較的暑い札幌でもクーラーを付けている家は殆どありませんでした。
なので、僕んちもクーラーなど当然無いので、夜暑い日は窓を少しだけ開けて風通しを良くして寝てました。
僕の家はワンルームで一階の部屋でしたので、今考えても無用心だったと思います。
ある深夜、バイトもしてて疲れた僕はいつも通り窓を少し開けて寝入りました。
比較的涼しい夜で、とにかく疲れてたのですぐに深い眠りに付きました。
僕はいつも夢を見るので、その日も、内容は忘れましたが夢を見てたことを覚えています。
午前2時くらいだったと思いますが、突然、見ていた夢の映像が消え、現実に戻されました。
が、まぶたが開きません。手足も動かせず、息も苦しい。
首筋から背中にかけてゆっくり毛穴が開き、冷や汗がジワジワあふれてくるのがわかりました。
かなり強烈な金縛りです。
僕は高校に入ったくらいの頃からたまに金縛りにあってましたので、その程度も色々あることを知ってました。
自分だけかもしれないですが、手足を動かせる軽いものもあります。
が、そのときのは、息をすることも難しい強烈な金縛りでした。とにかく苦しい…。
苦しい中、だんだんと何かが、自分の真上で、多分黒い人型になっていくのを感じられたんです。
今まで経験したことの無い、ものすごい恐怖感でした。
もうダメだ、自分はとんでもない怖い目にこれから遭遇するんだ…。
と思った瞬間、なんと、まぶたに「すっ」と力が入り、目を開けられる状態になったんです。
へ? 見ちゃっていいの?
もしかして…見ろってこと?
選ぶ間は、ありませんでした。
突然、自分の真上で多分黒い人型になっていたものが、ズシィーンと、かなりの重さで僕を通り抜けていったのです。
すごい衝撃で飛び起き、目を覚ましました。
全身びっしょりの汗で飛び起き、息切れしながら現実を確認してたんですが、その僕にビクッとした人影が…。
なんと、
無用心に開けてた窓から人が入ってくる瞬間だったんです。
真っ暗で目が合った2人。僕と、窓のびっくりしてる人。
僕の頭の中で、ちっちゃい僕が多数決でコイツの正体を決め始めてました。
その間、3秒。けっこうかかった。そして、やっと口から言葉が出ました。
「…オマエ、泥棒だべ?」
あの恐怖(金縛りと人影)に比べたら、現実の泥棒(後で冷静に考えると、泥棒ではなく強盗なんです)なんてハナクソです。言うのと同時に、寝床から飛び出て、何故か近くにあったテレビのリモコン(何か殴るものを、で選ばれし武器)を振りかざして僕はソイツに襲い掛かりました。
結局、その強盗には逃げられました。
とても強い恐怖感でそのときは冷静に考えられませんでしたが、あのとき僕を通り抜けていった黒い人型は、強盗が入ることを教えてくれたんだと思っています。
もし、守ってくれる霊が存在するのなら、あれがそうだと僕は考えています。
強盗はムカつくけど、良い経験をさせてもらったと思えます。
強盗の経験ではなく、先祖とか守ってくれる何かへの感謝をしようと思えるようになったことです。
…でも、できれば今度はもうちょっと優しく物事伝えてほしいかな。
Posted at 2007/08/15 01:21:10 | |
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伝説 | 日記
2007年05月21日
記憶の彼方になる前に、出会った人とか物事のケタ外れさ加減を記録しておこうと思います。
ノンフィクションですよ。
「原チャリで日本縦断」
コレはマジで、テレビとかで見るんだったら「へぇ~」って感じですよね。
だけど、身内で、しかも「オマエ、そんなことやってる場合じゃないだろ?」と思う人物がやるとけっこうド肝抜かれます。
そんなお話です。
去年の秋くらい、実家(北海道の釧路です)に電話したときに母親が言ったんです。
「ちょっとアンタ、今ね、○太が居るのよ」
うちの実家は男の三兄弟で、俺は長男で横浜在住。○太は三男で今年23歳、就職したあと鹿児島に修行に行ってたはず。
コイツはもう「能天気」を人間にしたらこうなる的な性格で、たまに見せる豪快な「何とかなるだろ」っぷりは尊敬できるくらいなんです。
で、帰省してるんだな、鹿児島から釧路までって飛行機使ってでも4時間以上かかるだろうから大変だな~、くらいに思ってたら、
母「それがねぇ、仕事辞めて、
鹿児島からスクーターで釧路まで来たのよ。」
へぇ~、スク…
Σ(;◎Д◎) …ハァ?
スクーター?
スクーターって、原チャだろ?
えぇと、鹿児島は九州の一番下で、釧路は北海道の右端だから…
母「びっくりしたわよ、アンタ。
黒人が家に来たと思って怖がってたら、○太だったのよ。」
よくよく話を聞いてると、
・原チャリなんで高速には乗れず、下の道路で10日くらいかけて来た。
でもがまんできずに大阪あたりで高速乗ったらしい。
・警察にも2度ほどお世話になってる(スピード違反で)。
・金が無いから夜は公園に野宿(麒麟の田村かよ…)。
日焼けと野宿で、およそ日本人とは思えない風貌だったらしい。
実際黒人なんて、俺も札幌で始めてみたもんなぁ。そりゃビビるわ。
でもまあ、総距離1,000km超えるだろうに、よく無事故で無事に着いたもんだ。
…ぉぃぉぃ、ちょっと待った。
横浜(俺んち)も通るだろうよ、その旅は。何で野宿よ。
俺「何でウチに来なかったんだ?
ヤツは一回来たことあるから、俺の家の場所知ってるはずだぞ?」
母「そうなのよ、何で途中おにいちゃんのところに行かなかったの?って聞いたらなんて言ったと思う?」
俺「何故だか直感的に聞きたくない…。」
母「仕事辞めたのお兄ちゃんに言ったら怒られるから、それなら警察に捕まったほうがいいやって行かなかったんだってさ。あははははは。」
 ̄∇ ̄; あははははははははははは
怒る兄は警察よりタチ悪いってか。
・・ってな感じで、釧路の親戚中に広まった○太の冒険。
なぜか面白くないことに、殆どの反応は「すごい」とか「大したモン」だそうで。
父や祖父の自慢のタネだそうで。
まぁ確かに、なかなかやれないすごい経験だよ。
とにかく、修行に耐えきれなくて、俺に怒られるかウチにも寄れなかった○太が完遂させた「原チャリで鹿児島から釧路に帰る」という結果は、ちょっと一人前に見てやろうという気にさせる。まだ見ないけど。
Posted at 2007/05/21 23:44:38 | |
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