目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ローダウン後に走行したら、ハンドルが15度近くずれた状態で直進すようになったので、トー調整をしました。
まずはステアリングのセンター出し。
ハンドルのロックtoロックの位置を確認し、左右均等になるよう調整します。
私の車両もこのようにズレていましたので、ステアリングを外し、反時計回りに2コマ分ずらしまして完了。
2
次に、ステアリングをセンターにして停車させます。
※直進する状態ではなく、ハンドルがまっすぐな状態です。
そして、車体と平行に糸を張り、糸とホイールリムの前後端の距離を計測します。
自分の場合、簡易的に前後ホイールセンターから20mm離れた位置に糸を張りました。
3
初回計測では以下の数値でした。
※写真は計測イメージです。(調整中に撮ったため)
前左前 19mm 前右前 10mm
前左後 20mm 前右後 20mm
結果として、右前輪のかなりトーアウトな状態だとわかりました。
4
続いて、前輪タイヤ前後間の距離を計測します。
前後ともなるべく高い位置で、かつ同じ高さで計測するした方がよいです。
自分の場合ローダウンしているので、小さい紙コップの高さが限界でした。
タイヤセンターの溝を基準として計測したところ、
前 1307mm
後 1290mm
17mmトーアウト、右側の開き方が強いということがわかりました。
5
この2点の数値をもとに、まずは大まかに調整していきます。
今回は右側が極端にトーアウトなので、右タイロッドをトーイン方向に調整しました。
エブリィの場合タイロッドが車軸より前側についているので、トーインにするにはタイロッドを縮めます。今回は2周回しました。
■調整後
1.糸計測
前左前 19mm 前右前 15mm
前左後 20mm 前右後 19mm
2.前輪前後距離計測
前 1299mm
後 1294mm
結果、5mmトーアウトで、まだ右側の開き方が強く、走行状態は、調整前よりは良くなったが、まだハンドルセンターがズレています。
従って、さらに右側をトーイン方向に調整します。
6
ちなみにタイロッド調整の際にロックナットが固着して緩めるのに苦労しました。最終的にこの道具で緩んでくれました。
■2回目調整後
1.糸計測
前左前 19mm 前右前 20mm
前左後 20mm 前右後 19mm
2.前輪前後距離計測
前 1297mm
後 1296mm
1mmトーアウト、1mm右に切れている状態で、走行状態は、ハンドルがほんのわずか左側にずれている感じになりました。
この時点でトー調整はOKとして、ステアリングセンターを出すために、タイロッドを左右同じだけ回してハンドルまっすぐで直進するように調整して完了です。
7
この後、さらに微調整をして最終的にトーイン1mmの状態にしました。
エブリィの場合、調整箇所が少ないので簡単ですし、シビアでない自分はプロに任せて金をかけるよりは、この程度でOKかなって思ってます。
昔は車高を下げてステアリングセンターが狂ったら、ハンドルのコマをずらしてポンだったのですがね(笑)
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