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自動車評論家の徳大寺先生が亡くなられました。

個人的には原語に忠実な「ジャギュア」の表記が印象的な評論家でした。VWゴルフをとてもお気に召していてそれに関する賞賛も多い方でしたが、現代のどっちつかずの評論家の面々を見ていると、この方くらい「アク」のある人間でないとつまらないのかなとも思います。

ベストカー誌の連載である「俺と疾れ」は最新号でも継続されていて、編集部には12月26日販売分までの原稿があり掲載も行うとのことです。遺稿となってしまったのはとても残念でなりません。また偶然にもベストカー誌2014年11/10号の「徳大寺スペシャル」のテーマは「スカイラインの今と昔を語る」でした。スカイラインという日本の自動車産業と共に成長して来たクルマを、全て自身の目で見て来た方でもあるのです。13代目となったV37スカイラインに関してもその良さを認められています。





私が徳大寺先生とスカイラインでパッと思いつくのは著書の中（後日蔵書コレクションから探します）で、市販ラインナップにはない赤のBNR32をオーダーした・・・と書かれていたことです。数台しかないと言われるあのソリッドレッドの32の1台です。今となっては32オーナーの自分もこの本を読んだ当時は32なんて夢の話でしたから、「徳大寺さんが買うくらいだからやっぱ32はすげーな」としか感じていませんでしたが。







ベストカー誌の特集でV37に乗られた最後にこう述べられています。


「スカイラインらしいとか、らしくないというのは、もうナンセンスなのかもしれない。」



これからも輝く名車であって欲しいな。スカイライン。


ご冥福をお祈りします。