目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
【注意】この整備記録はエラーも含めて書いています 。中には重大な失敗も含まれていますので、必ず最後 まで読んだ上で、あくまでも参考程度に留めて下さい 。真似をされても必ず同じ結果になるとは限らないと 思うので自己責任でお願いします。
さて、前回では配管やソレノイドなど、機械的な部分の取り付けについてを説明しましたが、配線類についての解説が途中でしたのでまずそこから書きますね。
NOSといえばステアリングに取り付けたプッシュスイッチを連想する方も多いのではないでしょうか、
僕も画像のようなプッシュスイッチを取り付けましたが、これは絶対に必要なわけではありません。
D1などではステアリング操作をしながらプッシュスイッチを押すのは難しいので、「NOSのメインスイッチON+スロットル全開」でNOSが噴射するようにしてあるそうです。
NOSのキットに入っている部品のみで組み立てるとまさにこの仕様になります。
2
こちらがNOSの配線イメージです。
メインスイッチON時にマイクロスイッチがスロットル全開を検知すると、リレーに電気が流れ、バッテリーからの電源でナイトロと燃料の2つのソレノイドが開く、という単純明解な配線です。
NOSのウエットショットの噴射可能条件は「エンジン回転数が3000回転以上」「スロットル全開」の2つです。
このキット内容では「エンジン回転数3000以上」を管理してくれる物はないので、そこはドライバーに委ねられます。
想像してもらうと分かると思いますが、メインスイッチを入れた状態でうっかり低回転で全開にしてしまうミスは十分考えられると思ったので、僕は配線の間にプッシュスイッチを割り込ませました。
機能的なことは差し置いておいても、この「スイッチ押したら加速する」っていうのがNOSの醍醐味でもあるんじゃないかな~と、僕は思います(´∀` )カッシューーーン!!
3
ここでエラーが一つ。
キットに入っていた4極リレーが内部でショートしてました(´・д・`)ヒューズ飛ぶがな…
しかし、大きなホームセンターやカー用品店の「エーモン製品コーナー」に置いてある4極リレーで十分代用できるので、ここはサクッと交換でオッケーです。
4
さて、夜も更け、いよいよNOSの噴射テストです!
超ドキドキです!
とりあえずエンジンが死んでも(縁起でもないw)差し支えない道まで出向いて…スイッチON!!!!
…
あれ?加速…してるか??
よくわからん感じです(・ω・)??
5
NOSのウエットショットのセッティングは前述のフォガーノズルに取り付けた「フレアージェット」の番手(サイズ)で行います。
ネットで事前に得た情報により、ナイトロガスの噴射量は少なめからセッティングを開始すべきと知っていたのでナイトロのジェットはかなり小さいものをセットしていました。
パワーが上がらないのはナイトロのジェットが小さすぎたからかな?…と思い、ナイトロのジェットの少し大きい番手の物を試してみます…
するとどうでしょう!!
パワーが上がってきているのが分かります!!ヾ(・∀・)ノ
とくにエンジンのダメージも感じられません!これはまだイケそう!!
更に大きい番手を試してみます!
(NOSに詳しい方、素人にありがちなミスだと思って生暖かく見守ってやって下さい(笑))
キタキター!!(・∀・)ドッカンパワー!
スイッチ押すとグワッ!と車が押し出されます!
それまで「ボオォォォ」だった排気音が、スイッチを押すと座席の後ろで「カシューー」という音がし始めると同時に「オアアアアア!!」に変わり、加速を始めます!
しかし!
その加速も一瞬。
スイッチを押し続けているのに加速してくれるのは最初のみで、すぐに加速が鈍ってしまいます(´・д・`)??
押した瞬間の加速は確かな手応えなのに、何故それが続かないんだ…もしかしてNOSで得られるパワーって、回転域に左右される不安定なものなのかな…?
そんな不安を感じながら、この日のテストは終了~
でも、一瞬とはいえ望むレベルのパワーが出たことに対する満足感と、そのパワーに音を上げなかったノーマルの駆動系に喜びました。
6
僕はこの時、NOSのキットとは別売りの圧力計を取り付けていました。(必要だとどこかに書いてあったので)
テストしたのは夜間。少し肌寒い気温で、圧力計は「600psi」を指してしました。
7
翌日、昼間に再テストできる時間があったので再びNOSボトルを解放!
気温が高かったのでNOSボトルの圧力計も「1200psi」を指しています。
2回目のテストです、とりあえず「ボトルの圧力が高くなった」という前回との違いがあるので、昨夜のセッティングのまま恐る恐るスイッチをチョイ押ししてみました…
一瞬加速したと同時に
「パアアアアアァン!!!!」
凄い爆発音とともに車内が煙で真っ白!!!!(°□°;)
エンジンのハッチを開けたまま試走してたのですが、謎の大爆発!!
8
煙りを追い出してからエンジンルームを覗いてみると、吸気管が分解してました( ゚Å゚;)
HKSのエアクリ、配管、エアクリボックスまでのつなぎ合わせが全て外れ、HKSのエアクリ、通称毒キノコが画像のような「焼きキノコ」に…( ´゚Å゚`)、
そしてエアクリボックスを開けてみて更にビックリ!!
ガソリンがザバーッ!!と出て来ました((((;゚Д゚))))
さすがに危機感を覚えました。
「これは根本的に何かおかしい!危ない!ヤバい!」
原因究明と解決の「其の4」へ……続きます。
虎穴に入らずんば虎児を得ず、興味心をまだ失っていない人はお付き合い下さい(笑)
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