
関越道月夜野IC手前での孤立化より、19:00頃に無事帰還いたしました。
まずは、このたびの件において、ナニシテルへのコメントや電話で励ましの言葉を贈ってくださいました皆様に厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
本当に嫁ともども励ましていただき、有り難く、そして嬉しく思いました。
コメントを下さった皆様へ十分なお返事をできなかったこと、この場をかりてお詫び申し上げます。
さて、今回の件につきましては、みんカラ上で人騒がせな発信をくり返しておりましたので、ことの詳細を説明する責任があると思います。
長文になりますので、興味の無い方は読み飛ばして下さいませ。
1.無謀な旅を決行したわけ
一昨日のブログにも書きましたとおり、今回の旅の目的は、嫁様がファンクラブに入るくらいに大ファンのキムチ国銀幕スターの「ヒョン○ン」のトークショーに嫁様を送るのが第一の目的でした。
場所は、パシフィコ横浜。
ぢつは3年前にも横浜アリーナで同様のショーがあり、その時も会場の横浜アリーナに嫁様を送りました。
普通であれば、新幹線で行けば良いところですが、今回は連れが無く、さらに都会での生活経験もなく、片田舎で純粋培養されたイナカモノの嫁様にとって、横浜というのは三蔵法師がありがたい経本を取りに旅したガンダーラに匹敵する遠い異国のイメージがあるようで、「新幹線で行けば?」という私の提案に、「私に異国の地でのたれ死ねと?」と答えるくらいとんでもない話だったよ-です。
また、昔から、心配性の私がどこに行くにも送ってあげていた経緯もあり、最初から私に送ってもらうことを前提にチケットを予約していました。
また、自分自身も嫁様に楽しんでもらえるなら何でもバックアップしてあげたいという気持ちが強くあったのも理由のひとつです。
自分の若い頃は、年間を通して月150時間残業が当たり前、ピーク時は月200時間残業になったりすることもあり、子供達が小さい頃はまったくの母子家庭みたいなものでした。
そんな中で、子供達が道を踏み外すことなく育ててくれた嫁様には感謝の気持ちが強いのです。
また、子育て以外に趣味の無かった嫁様が、趣味らしい趣味として初めて夢中になった前述のキムチ国王子のトークショー。それも兵役により、3年ぶりとなったトークショーというわけで是が非でも行きたいという嫁様の気持ちを痛いほど知っており、嫁様を喜ばせてあげたいという気持ちが強くありました。
今回の太平洋側の大雪は過去にない未曾有の大雪。
それは事前にネットやみん友さんの情報で得ていました。
新幹線も運休の見通し。
そうなれば、自分がなんとか送ってあげるしかないと覚悟を決めました。
正直を言えば、無謀だと思いましたし、間に合わない可能性の方が高いと内心は思っていました。
しかし、少しでも可能性があるのなら嫁様の望みを叶えてあげたいと覚悟を決めたわけです。
傍目から見たら馬鹿げた行動ですよね。はい、そのとーり馬鹿野郎なんです。
心配させやがってとご立腹の方もおられると思いますが、ご容赦ください。
2.関越道で孤立化した理由(推測)
家をAM4時に出て、関越道に乗り、湯沢付近からはボタンのような大雪。
関越道は、水上ICの次の月夜野ICより先は通行止めだったので、月夜野ICまで高速道路を利用する計画で走りました。
ところが、水上ICを過ぎると路面は除雪が殆どしてなくて一車線の幅で轍があるのみ。
これは、四輪駆動でなければ走行は無理だろうと思いながら走っていると案の定、月夜野ICの約6km手前でたくさんの車が立ち往生していました。
脇を通るにも除雪をしてないので無理。仕方なくそこで車を停め、動き出すのを待つことにしました。
それがAM7時ちょっと前。

停車してから色々と情報をネットで調べてみると新潟と群馬を連絡する関越道と国道17号のうち、国道17号は、予め、関越道の水上IC~月夜野IC間と平行する区間について、除雪のための夜間通行止めがアナウンスされていました。
一般的な道路管理の考え方として、県境を連絡する路線が2路線の場合、物流・人流の寸断を避けるために、相互の管理者が調整をして、2路線同時に通行止めにすることはしないという取り決めがあります。
水上IC~月夜野IC間の降雪状況は、私の見た限り、本来は通行止めとしなければならないレベルでした。
上記の取り決めを杓子定規に守り、車がまともに走れない路面状況でありながら、通行止めを英断できなかった高速道路管理者に問題があったように思います。
そして、大きな管理上のミスとして、除雪出動判断のミスが考えられます。
高速道路の除雪出動基準は降雪深が10cm以上(5cmだったかな)に達した段階で行うハズ。
自分が到達した段階ではすでに20cmを軽く超える降雪深だったので、除雪はすでに行われていなければなりません。
平行路線の国道17号の除雪通行止めが予め分かっている状況ならばなおのことしっかりとした除雪計画・実行が必要だったはず。
あとで、NEXCOに電話で確認したところ、通行止めの理由は月夜野IC付近で大型車6台がスリップで路外逸脱等の事故を起こして車線を塞いだためと説明を受けました。
まるで事故を起こした車に責任があるような話し方をしていましたが、自分自身はそれを誘発した除雪管理のまずさが理由だと思っています。(あくまで私見です)
正直に言えば、関越トンネルを境とした新潟側と群馬側の除雪技術の差はかなり大きく、群馬側の除雪は素人除雪の域を出ていません。
3.今回憤慨したこと
結局今回の高速道路上での孤立化は、土曜日のAM7時から日曜日のPM3時30分くらいまでおよび約32時間半の間、関越自動車道上で缶詰となりました。
待機している間、車の中で情報収集のためにラジオを聴いていましたが、区間の通行止め情報はあっても、通行止め理由や、どれくらいの車が孤立化しているとのアナウンスはいっさいありませんでした。
待機車両には小学生のバスケットチームが乗った貸し切りバスを含め500台以上はいたはずです。
子供が高速道路上で孤立化した状況を知ることができない親御さんはどう思ったでしょうか。
幸い、1kmくらい離れたところにトイレだけのPAがあったので、女性はそこで用を足していましたが、お年寄りの女性が除雪されていない道路を往復2kmも歩いている様子を見て、携帯トイレの配給とかは無いのかと憤りを抑えられませんでした。
そして、我慢できずにNEXCOに電話をして訴えたのが以下の内容です。
①孤立化している人たちは、なぜ通行止めになっているのか理由もわからずいつ解放されるのか不安に感じている。下り車線は車が走れるのだから、広報車などでそれをアナウンスして欲しい。
②氷点下以下の気温で、暖は車の中で取っているが、長引けば燃料切れの恐れがあり、場合によっては生命の危険がある。燃料残量確認や防寒の手当が必要。
③周辺は山に囲まれ、里には行けない。長引く様であれば飲食物の支給を願う。
④女性も多く、トイレまでの距離も遠い。携帯トイレの支給を願う。
この連絡の後、8時間たってもNEXCOはいっさい姿を見せなかったため、再度電話をしてどなりつけたのは言うまでもありません。
ようやく夜7時頃になって、事前アナウンスもなく突然に、おにぎり2個とペットボトルのお茶、防寒用カッパが支給されましたが、遅すぎるっちゅーの。
翌日は、AM10時過ぎにロータリー除雪車が来て、ようやく少し動けるようになりました。
それと同時刻くらいに、携帯トイレ、女性トイレ用カッパ、サンドイッチ、お茶を支給されました。
これらが必要だったのは前日の夜だったわけで、車で移動する段階で支給してどーすんの?と、皆さん対応の遅さにあきれていました。
未曾有の大雪で混乱したのはわかります。
それで復旧が遅くなったのを責めるつもりは無いですが、フォローアップの遅さに怒りを覚えました。
徒歩でそれらを支給して下さった方達(下請けの方)には心より感謝していますが、それを判断した管理側の方にはもう少し早く対応して欲しかったと苦言を申しあげます。
また、1日半缶詰にしておいて、月夜野IC出口で利用料金を請求されたのには疑問を感じました。
以前にも同様な経験がありますが、その時は高速道路料金は無料でしたので。
4.嬉しかったこと
※ここからはいつものキャラになりまつ。
のろけになるかもしれませんが、嫁様とゆっくりと色々な話ができました。
普段、ジーンズしかはかない嫁様が、トークショーの抽選でキムチ国王子にハグをしてもらうチャンスがあることからスカートをはいてきていました。
久しぶりのスカート姿にちょぴり興奮して、スカートめくりをしようとはしゃいでいたら、いらぬ邪魔が入りました。
bluetoothで繋いだ携帯電話に着信。
相手はK氏
電話で聞くK氏の声は、なかなかダンディで、車のスピーカーから流れてくるK氏の声がステキと嫁様がうっとりとしながら「この人誰?」と聴くので、「茨城にショッカーの秘密基地を経営しているシトでタマゴ型のコーティングを送ってきてくれたシト」と答えておきました。
暫くするとまた着信。今度はH氏
嫁様いわく、「さっきと同じ人?ステキな声」
「うんにゃ、普段はブロンソンみたいに渋いけど、夜になると金髪三つ編みになるシト。前にほらエンジンオイルを送ってきてくれたシトいたぢゃん、おいらのニーチャンだよ」と答えておきますた。
今度こそスカートめくろうとしるとまた着信。相手はB氏、んもー!
新しい家族のワンちゃん受け取りに神戸に行っているハズ?
「おやぢさんが食べるの無い中、悪いけど今ホテルでご馳走食べてんの、これからおちゃけ呑みまーす」
このやろーと思いながらも、心配してくれているのがわかっているので目からヨダレがでました。
嫁様には、滋賀の同い年のとってもいいシトで奥さんべっぴん、この前、オフ会で日本酒くれたシトと教えておきますた。
電話を切って、スマホを見るとS氏から着信。
こちらから電話をかけると、いつもの優しそうな穏やかな声。
大雪で会社休みだったと嬉しそうに話す声にとっても癒やされますた。
嫁様には、ほらこのプラズマクラスター空気正常位をくれたシトと教えました。
なんかスカートめくりをする元気もなくなったので(笑)テレビを見ているとまた着信。
今度は新潟の山奥K君からの着信ですた。
大雪で除雪作業が大変でつかれていたと思いますが、あの飾りけのない新潟弁に心癒やされまつ。
K君除雪に来てと言ったら無理~とことわられますたが(笑)
嫁様には、ほらあのおいしかった魚卵をくれたシトだよと教えておきますた。
テレビを見ていて、いつのまにか寝ていた自分を嫁様が電話だよと起こしてくれました。
ん誰ダー?と寝ぼけて出ると静岡のK氏(K氏多いね^^)
寝ぼけていてナニを話したか怪しいとこがありまつが、「これから嫁様に握らせる」とわけのわからんセリフを言ったのだけ覚えてまつ。(実際はまたすぐ寝ました:(笑)
嫁様には、あのタ○キンサイズミカンくれたシトと教えマスタ。
最後に嫁様に言われたのは、「もらい物ばかりしているけど、ちゃんとお返ししてんの!」
ですた。
もらいもので生活している我が家でつ(笑)
およそ、雪山の道路上で孤立化している夫婦の会話ぢゃないですが、万事こんな感じで楽しく過ごせたのは皆様のおかげでつ。
また、ナニシテルの書き込みにも、ホーナーさん、モドさんをハジメ、たくさんの皆様からコメントをいただき、もてあます時間を楽しく過ごすことができましたし勇気をいただきました。
返事もろくすっぽせずお詫び申し上げますとともに、心より感謝いたします。
ありがとうございました。
まだまだ、書きたいことが山のようにありますが、それは弥彦オフ会でお会いしたときにお伝えしたいと思います。
長文になりましたが、皆様、このたびは本当にありがとうございました。
考え無しの無謀おやぢですが、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
【追記1】
・新横浜ラーメン博物館でご一緒する予定だった皆様。ホントごめんなさい。
いつかきっと行きますのでそのときは宜しくお願いいたします。
【追記2】
・嫁様が労をねぎらってなにかしてあげるというので、パーツがいいな~と言ったらOkでますた。
ナニを買うかはナイショ^^