整備手帳に書いたとおり、ハイフラに悩んだわけだが、結局CR-Zのハイフラ対策に何がよいかだが。
まずハイフラは消費電力(電流)をモニタして消費電流が規定値より低い時に球切れを知らせるため起こる。
消費電力を知る必要あり。
白熱球 21W
PIAAのH541 LEDウインカー球 4W
CR-Z ZF2 LEDヘッドライトのLEDウインカー 11W
ハイフラ対策には
1.メタルクラッド抵抗
手軽でお値段も安い。だが発熱が問題となるし、消費電力もLED化で減らない。
2.電子リレー
本来、これが一番よいのだが、CR-Zはリレーついてないので交換できない。
3.レギュレータ
なんかよくわからない原理だがいくつかの会社からレギュレータなるものが出ている。
PIAAのレギュレータ H-538
フロントLEDにするときにこれを導入して使っていた。 評判はH540より設定がシビアになっておりPIAA以外のバルブでは動かないようになってると。
そして今回試したのがこちらのベロフのレギュレータ。H-538に比べてマニュアル調整できるのがポイント
GARAXからも出ている。 どうみてもベロフのと同じ機械。 こちらの方が元でベロフにOEM供給されているのかも?でもベロフの方が安く売られていることが多い。
CR-Z ZF1のオリジナルの状態
F 白熱灯 21W R 白熱灯 21W 合計42W
PIAAのバルブでLED化した状態
F PIAA LED 4W R 白熱灯 21W 合計25W
通常はこれでハイフラしますがPIAAのレギュレータでコントロールされる
フロントのライトをZF2に交換すると
F ZF2 LED 11W R 白熱灯 21W 合計36W
特に設定しなくても 消費電力が7W増えた状態なので、ハイフラせず使えていた
リセットしたらこれでもハイフラ
16WのGIGAメタルクラッド抵抗を付けると
F ZF2 LED 11W R 白熱灯 21W 抵抗16W 合計42W
これでちょうどよくなります。 ハイフラしません。
でもやっぱりリアもLED化したいですよね。
F ZF2 LED 11W R PIAA LED 4W 合計15W
PIAAのレギュレータで設定試みるもなかなかうまくいかない
こんな設定やってられるかと
いろいろと探しているとPIAA以外からもいくつかレギュレータがでているGARAXとベロフから似たのがでており、HIDキットを使っていたころから信頼できるベロフを購入
設定はねじまわすだけで簡単。すぐにうまく動くようになった。テスト走行もばっちり。
ところが、次の朝には運転席側がハイフラに。再調整するもまったくハイフラがおさまらない。
調べるとGARAXもベロフも不具合たくさんみられる。
しかたなく次の日には取り外し。念のため取り寄せていたValentiの抵抗に交換
これの良いところは1個で前後とも対応できること。
抵抗値測ってみると、4.8Ω 消費電力は30Wですね。
カプラーで簡単接続もポイント高い。発熱が問題になるメタルクラッド抵抗に台をつけてテープで取り付けできるようにしたところも良い。
F ZF2 LED 11W R PIAA LED 4W 抵抗30W 合計45W
これでちょうどいいぐらいです。
でもやっぱり消費電力抑えたいですね。
PIAAのレギュレータに再チャレンジ
F ZF2 LED 11W R 白熱灯 21W 合計36W
この状態だと、エンジンかけないとハイフラしません。 設定できない。
エンジンかけるとハイフラ。
F ZF2 LED 11W R PIAA LED 4W 合計15W
設定はできるが、エンジンかけるとハイフラ。
レギュレータが何をしているか考える。それほど発熱せず(電力消費せず)ハイフラさせない電流をひきだす
ということは、ウインカーの電源から電気を取り出し、バッテリーに定電流回路で流して戻している(充電している)ということですね。エンジンかけるとダメということで電圧上がるとダメ。ハイフラさせないようにレギュレータが取り出す電流に余裕を持たせるのがよいのではということで。
余裕を持たせるため、フロントのライトを切り離し
R PIAA LED 4W の状態で設定。
設定の後にフロントも接続する。
結局、これでうまくいってます。でも今回は説明書しっかり読み直して
※ ウインカーバルブが正常に点滅していてもレギュレーターのインジケーターが正常点滅し、同期
点滅(同時に点滅)するまで作動を行なわないと、ウインカーバルブがエンジンをかけた際等、
高速点滅となってしまいます。
この文言に注目。設定のときにエンジンルームまで行き、インジケータをしっかり確認。これまでは運転席からやってた。これがうまく設定できない原因だったかも?
でももう一度設定する元気がないので、このまま使うことに。 余裕を持たせることができるので気温や他の機器の消費電力が変化してもハイフラしないですむでしょう。車体への負荷もせいぜい数Wオーバーなので問題ないでしょう。
Valentiの抵抗もそのまま残して、レギュレータの不具合に備えます。
H-538の設定で困っている方の参考になればと思います。
結局レギュレータは設定にコツがいりますが、PIAAのものがよいという結論。
しかしながら、つい最近まであったPIAAのH-538がホームページからなくなってる。もしかしたら生産中止か?
問い合わせ(クレーム)多くて、対応大変そうだもんね。
モデルチェンジならいいですが、手に入らなくなりそうなのでH-538もう1個確保しておきました。