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さてコチラは2011年のアップグレードです。一番大きいのはトラクションコントロールやECUのアップデートですが新しい軽いクラッチやDiffも改良されます。ちなみにトラコンは８段階まであります。全部介入ディレイや強さをプログラムできます。８週のレースなら毎週下げて行ったり長いレースの場合はインターバルを変更します。またクラッチの位置も５段階変更できます。これが430？と思えないほどすごい技術をKesselはスイス人の精密さとイタリア人の大胆さで開発しています。凄い。。。で2012年はまだまだアップデートがあるんですがそれは秘密です。

このような技術で毎年Kesselの430は優勝してきています。このFerrari 430 Scuderia Kesselは現行のFerrari 458 GT390%の性能があると言われています。また458 GT3はまだ色々な問題が残っており、サーキットによっては430 GT3 Scuderiaのほうが有利な場合もあるとか。。（セールズトークかな？）

Kesselの430チャレンジをGT3にした台数 80台
年間レース参加数　60レース以上　458 GT3/GT2 Challengeを含む
年間レース参加する430 Scuderia台数　20台
年間レース優勝回数　20以上

去年のFerrari 458 Challenge World Finals Pirelli優勝もKesselの458 Challengeでした。
Abu Dabi 12時間ではKessel 458 GT3が２位（1位はAF Corseの458 GT3、3位はAudi R8LMS）

これらのアップデートは全部FIAホモロゲーションを取るため全部一度に行わなければならない。部分部分のアップデートは許されないのだ。


太田さん、切替さん、ゆぅ☆さん、天満ちゃん、松岡さん、森さん　430チャレンジドライバーは萌えて下さい

2010年度導入された変更点を下記に掲載した。全てFIAホモロゲーションを取得した状態でカスタマーへ納入され2010年KesselのFerrari 430GT3 Scuderiaは数多くの勝利を手に入れている。いかにFerrari 430がレースカーとして優れているかがわかると思う。次は2011年のアップグレードへ。。

ミラノから電車で１時間弱、イタリア国境を超えスイス　ルガーノ市へ。そこは湖に囲まれた豊かな街。お金持ちがめちゃ多い。勝てる車を作るのがKesselの主義。



完成しているFerrari 430GT3 Scuderiaはフロントも中身普通の430チャレンジと全部違う。ワイドに切り開かれたフロントスプリッター＆スポイラー。迫力満点。小さなウイングレットがダウンフォースを足します。



コチラはミッションハウジング



ギアも全部Kessel仕様の新品です。スラント型から直角型に変更され駆動力＋直ドライブ性能をアップします。





エンジン本体全てここで手作業でボアアップが行われる。作業員は元Scuderia Ferrariの熟年エンジニア。



ピストンも4.5L専用に大型化される。ちゃんとKRとレーザー刻印されている。

Kesselでアップデート中の430 GT3。F1マレーシアサポートレースとSuperGTサポートレースに出る予定。早くできないかな？

今回はイタリアミラノ北部のスイス領土内のルガーノへ行き、先月送った私のFerrari 430 GT3を最新バージョンへアップデート中車両と色々な打ち合わせをした。



社長のロニーケッセルさんは知る人ぞ知るレーサー（父はF1レーサーの故ローリスケッセルさん）。車のシェイクダウンを兼ね３月４日はフランスのポールリカールサーキットでGTOpenに1stドライバーとしてさ私と一緒に参戦する。レースレベルの高いヨーロッパで戦うことはすごい勉強になるので、楽しみだ。ロニーがトップで持って帰るだろう車をいかに表彰台へ導くか、多分無理だと思うが。。。。頑張ろう。

その後この車はセパンへ送られ私はMSS GTレースで３月２５日のF1レースサポートレースに参戦する。フェラーリチャレンジでシンガポールF1サポートレースが実現すると今年は２個のF1サポートレースに参戦することに。

この車は私の色Griggio Silverstoneに塗られ、430チャレンジTUNEWEAR号でお馴染みのカラーとなる。

























458 GT2やGT3も数台2012年用に改良中。