消え行く仏の香り
1
皆様ご存知の通り私は仏車に詳しい
(そもそも詳しい車がない)
訳ではありません。
そんな私の勝手な仏車に対する印象は
「控え目」
が大きなキーワードの1つでした。
小さなエンブレムを遠慮気味にプチッと付け
(おふらんすは上品でございますわよホホホホ)
と言う印象。
それからすると昨今の仏車は
「どうだ!」とばかりにエンブレムが肥大化され、ますます私のイメージからは乖離して行く状況...
この紫貨物車もデカデカとフロントに菱形を掲げ「ほら!菱形だよ!」と目立つキラキラが配置されており、メーカーより広告宣伝費をお支払いただいていないのに
(何故菱形の宣伝をしなくてはならない?)
と疑問に感じ黒く凸凹に塗り潰してしまいましたが、菱形のシルエットは残ったままでありました。
(´Д`)
2
そもそも、ここグリル部分は完全な飾りであり
ルノーのブランドアイデンティティを表現するスペースのみの存在ですが、以前撤去しましたら「ロボット兵」に変化し余りのダサさに閉口し、黒化した経緯もございます。
(やっぱり菱形はいらない。。。。)
そう脳裏に浮かんだ瞬間に、
グリルをバラしておりました。。。。
( ´,_ゝ`)
3
何度もバラしておりますので、
こんな私でもお茶の子さいさいです!
しかし、
(また、私はこんなことしているのか....)
という自責の念にかられます。。。。
(ん~まずはホームセンターへ行こう!)
グリルを失った紫のまま、車を走らせます。
( 〃▽〃)
4
購入したのは
200×200のスポンジゴム。
スポンジボブではありません。
厚みは20㎜。
厚すぎました。。。。
後悔先に立たず!
(面倒くせぇ切っちまえっ!)
切りやすいと店員の方がお薦めしてセラミックカッターは、すーっすーっ!とt20のスポンジゴムを切り刻んでくれます!
「これいいなっ!」
(ポキッ)
「あっ!」
横から力を入れるとセラミック刃は簡単に折れるようです。。。。
「教えてくれよ!店員さんよっ!💢」
自分の未熟さを棚にあげて、
店員を脳内で責め立てます。。。
人間が小さいのでしょう。。。。。
・・・(´Д`)
5
ここで無計画が故の問題に直面します。
(切り出したスポンジゴムをどうやってグリルに取り付けよう.......)
いつものように両面テープで留める?
→グリルに吹いたゴムスプレーが剥がれる..
ビスで揉む?
→スポンジ故にビスが貫通しそう....
面倒臭いから既存菱形戻す?
→そうしようかな........
諸々ガラスのハートが揺れ動きましたが、
「あっ!拘束バンドで縛っちまえ!」
とスポンジゴムに「ワレメ」を入れ
その「穴」に拘束バンドを「挿入」して
グリルの裏に通すことにしました~★
何となく固定できましたので、これで良しとしましょう。。。。
(´Д`)
6
グリルをカシャッ!ベコッと戻して完成です!
どれどれ?
「うわっ!だっせーー!」
思わず声に出てしまう前代未聞のダサさ!
これは突き抜けたカッコ悪さであります!
いつもの表現で恐縮ですが、
「仮装しかけた場末のスナックのママ」
と言うのでしょうか?
うまい形容ができませんっ!
しかし、事件なみのダサさです!
これは今までとは桁違いの破壊力です!
(´Д`)
7
近寄ってみましょう。。。。
切り損じの跡が
「ただ者ではない感覚」
を醸し出しています。。。。。
(あまりにヤバイので画像割愛)
「何これ!何これ!ダッセ!ダッセッ!」
小4のチンペーもどうして良いのか分からず
ただダッセを連呼するばかり.......
「ねぇ?私これで買い物行くの嫌だ!」
妻が悲壮感を露に訴えてきましたが......
「いいかい?普通ではないことは慣れないものだよ。意味のわからないことに人は恐怖を覚えるのだよ。それでもあえてそれに挑戦することは勇気と言うんだよ。もし友人に聞かれたらこう答えなさい。スタンダードは初めは違和感があるものだと。」
スポンジゴムを撫で回しながら語り、背後に居るであろう妻の方を振り替えると
そこには誰もいませんでした.......
それからすると、、、、、
私はスポンジゴムを撫でながら独り言を言う不審者だったのでしょう。。。。
........(´Д`)
8
この度の工作で紫貨物車は、
近寄り難く、不調和音を生み、とても怖い雰囲気の車に変身しました。
俗に言う
「こ、こいつ何を考えている......?」
という日常生活の判断力では図ることの出来ない特殊なやつの類いです。。。。
仏の貨物車をお洒落に乗りこなすでもなく、
積載力を活用させアウトドアを楽しむ訳でもない。
ただ単に
「在るもののバランスを破壊しようという魂胆が透ける悪意」
それが見え隠れする紫の固体。。。。
どんどん薄れる「仏車らしさ」........
かなり不気味な仕上がりとなりました。
(´Д`)
本当は
「万が一の際、歩行者が硬い菱形にぶつかってお怪我をされるより、私がスポンジゴムで真綿のように優しく包みましょう♪」
と言う慈恵の精神に基づく行動であったことは内緒にしながら、
今回はこれで失礼させていてだきます。
.......
ぁ ぁ . . .
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