パテ地獄
1
それは軽い気持ちから始まりました。
今となっては後悔しております。
(´Д`)
以前、グリルの破壊造をいくつかご案内申し上げておりましたが、
「普通にパテ盛って菱形潰せば?」
というもっともらしい賢者のアドバイスを軽く捉え、中古パーツを購入したことがこの「パテ地獄」の始まりでありました。。。。
中古パーツ 2,000リラ
その送料 2,700リラ
(逆転現象.... )
2
エンブレムを外し(その後サビ化)
隙間を埋めて.....
グラスファイバーパテを混ぜ混ぜして.....
凹部にペタペタと埋めていきます。
この時の材料費は、
グラスファイバーパテ、厚盛パテ、薄付パテ、下地材、サンドペーパー、下地塗料、上塗塗料.... 等々.....
計 約1万リラ
(こんなものに1万リラとは.... )
激しい後悔の念は全身を震わせましたが
「ニゲチャイケナイニゲチャイケナイニゲチャイケナイ..... 」
そう独り言を繰り返し、クダラない事でも完結させる精神力を養う努力をしておりました。
(´・ω・`)
3
また、
ファイバーパテを盛って.....
厚盛パテを盛って...........
サンドペーパーで削る.......
削る.......................
(俺、深夜に何やってだろう..... )
素朴な疑問が脳裏を過りますが、その邪念は修行が足りない証!
無心になり表面をサンドペーパーで磨き上げていきます。。。。
(´Д`)
4
盛って削る.....
盛って削る.....
盛って削る.....
この作業を朝晩と繰り返して、ようやく表面がフラットになってきました。。。。。
「よし!仮装着してみようかっ!」
紫貨物にフラットマスクを装着したところ
「ピキッ」
という嫌な音が...
「また、割れたか!!」
実はこれで2回目の割れ.....
前回より表面をやや厚盛りにしましたが、パテとは素材が異なる樹脂部では明らかに動きは違う...
「あ~ぁ、、、面倒くせっ」
そのままポイッと放り投げ、2週間は過ぎて行きました...............
(´Д`)
5
「モウこのテーブルの上片付けてください!」
庭先のテーブルの上に無造作に積み上がったグリルパーツ達を指差し普段は優しい妻が、強めの声で言い放ちました。。。
(はぁ、、、捨ててしまおうかな..... 😓)
一瞬、そう悪魔が囁きましたが、
(お前ができる唯一のこと。それは何だ?)
魔改造の神が私に呟きます.....
(ハッ!くだらない事を一生懸命やることだ!)
そこで正気(謎)に戻り、戦場に復帰する決意を固めました!
毎度割れる「グリル樹脂」と「パテ部」と縁を切り、そこに新たに購入した新ファイバーパテを厚盛りにして行きます!
「やらせはせんぞ!やらせはせんぞ!」
ジオン公国デギン公王の三男のように、無心にパテを盛る私の背後に立ち昇る悪鬼のような人間の情念を目の当たりにして、
家族は戦慄するのでありました.......
新規購入材料
ファイバーパテ、バンパー用パテ、サンドペーパー、ジェル状接着剤.......
計 約4千リラ
(・ε・)?
6
しかし現実は甘くはないのです.......
下地塗料を塗りつけると
表面の細かな凸凹が目立つ.....
「ぬぬ!おぉぉぉぉぉぉ!」
凹凸を見つける度に、奇声を上げてパテを盛る。
後日、削る.......
また凹凸を見つけて
「ぬぬ!おぉぉぉぉぉぉ!!!」
パテを盛り、削る.......
これを約1週間程繰り返しておりました....
その頃には、「良いものを造ろう!」
という情熱は皆無で
「何が何でもこのグリルを紫に収めるぞ!」
という執念だけでありました。。。
(´Д`)....
7
今度は塗装地獄ステージに入ります。
下地塗料
↓
上塗(艶消黒)×4缶.....
・
ルノー4?5?の純正ぽいエンブレムをヤフオクで買い求めましたが、裏面に製造メーカーの記載のないどうみてもパチモノ商品を2,500リラも支払って入手してしまったことを激しく後悔しながら
グリルのアールに合わせるよう、熱湯に付けたり下からライターで炙ったりして、
(ほら、曲がれよ。もっと炙ってやろうか?)
フフフ....
(このパチものめ!お前なんぞ火炙りだ!)
フフフ....
と、パチモノ菱形を曲げて行きます。
塗装部分は、
菱形部を違うパテで盛りまくったため、部分部分で「艶消黒」の色の出方が異なり、まるで湿疹のように見えます。。。。
(そのうち目が詰まるだろう.....)
と計4缶を使いましたが、、、、、、
結果は湿疹のまま.....
(´Д`)
「仕方ないな....... 」
とAmazonに必殺ゴムスプレーを注文します。
庭先での塗装作業は、
何度注意しても近くで何故か「穴を掘る」チンぺーとカンタの「砂埃攻撃」にあい、表面に砂埃が付着します。。。。
「頼むから公園に行ってくれよ!」
「公園じゃなくここに穴を掘りたいの!!」
何故、
ここじゃないといけないのかを聞く余裕もなく、800番のサンドペーパーで砂埃を落とすことに必死でありました。。。。
(´Д`)
また、
別の日に「ゴムスプレー」を吹き湿疹を消すようにします.....
どのスプレー缶もそうですが、残1/5位になると霧の出方が変化し、玉にやり易くなるものですが、そうは知りつつもこの高額ゴムスプレーを
(最後まで使いきってやる!)
という貧乏根性が仇となり、一番目立つ菱形部分が斑になってしまいました。。。。。
もう中身がカラになったスプレー缶をカランカランと振りながら、斑のまま乾燥してゆくグリルを呆然としながら見ているだけでありました。
゜゜(´O`)°゜
ゴムスプレー費 約2千リラ
(´Д`)
8
こうして
約1ヶ月半に渡る「パテ地獄」から解放され、しばらく「偽サビ色」だった牽引フックのフタもノーマルに戻しました.......
なんということでしょう~♪
ある程度予想しておりましたが、
別にカッコ良くも何ともありません。。。。
むしろ
「狙ってハズしてしまった痛さ」
が際立つようになりました。。。。。。
例えるならば、
先端の菱形が「マトリョーシカ人形」でいきなり1番小さな人形が出て来てしまったような「違和感」「唐突感」を覚えます。
と申しますか、、、、、
「不様」です。。。。。。
(´Д`)
そりゃそうでありましょう。
中央にデカデカと菱形マークを配置させるためにボンネットの1部にまで食い込ませた樹脂部は菱形を小さくすれば
わざわざ食い込ませる必要もなくなるので視覚的に変に見えるものです。
(余計パッとしないな....... )
想定以上の不様さに、
ただ落胆するばかりでした。
グリルに近づきよく見ると、
先端の無理矢理曲げた偽物割高菱形マークが、原型に戻ろうと反りが平坦に戻りつつあります.......
「ちっ!上下に隙間ができちゃった.... 」
安易に、
隙間にアロンアルファをさしましたら.....
垂れましたっ!
垂れましたっ!!
「うわ!うわ!」
と慌てて指でアロンアルファを拭き取りましたら、指がガビガビになり
折角不様になった埋め戻したフェイスに
「でんでん虫が歩いたような跡」
が残りました。。。。。
🐌
「な、なんてこった、、、、、」
途方にくれながら
「でんでん虫の跡」を見つめます。。。。
そこから
Amazonにゴムスプレーの追加発注をしたのはほぼ無意識な消費行動でありました。
(´Д`).......
今回の無駄≒2.5万リラ
【次回予告:終わらないグリル地獄】
→もう、やめろ!
→いい加減にしろ!
→アホか!
→学習しろよ!
(ニュータイプの閃きによる)
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