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以前の職場で、放射能について３年ほど勉強したことがあります。

千葉の［放射線医学総合研究所］、群馬の［高崎量子応用研究所］、茨城の［日本原子力研究開発機構］へ研修に行き、防護服や線量パッチを付けて原子炉内に入ったり、ガイガーカウンターなどの測定機器を持って鳥取の放射能泉［三朝温泉］や、被ばく事故の現場となった東海村の［J.C.O］にも出かけました。　放射線が人体に及ぼす影響や、放射線照射する食品や工業製品の安全性、原子力発電の必要性などを中心に勉強してきたわけですが、結局、多くのことがまだ研究段階で、あまりよく分かっていない　・・・というコトがよく分かりました（笑）


　↑ 納車された翌々日にゼロクラウンで行った［高崎量子応用研究所］
　

　原子力発電には相変わらず批判ばかりが集中していますが、現在の豊かな生活を成り立たせる上で不可欠になっていたものであることも事実。すぐに日本中の原発を停止するわけにもいきません。（これ以降は、新しい土地に原発を受け入れる自治体もないと思いますが・・・）

　ただ農作物などの風評被害について、マスコミは「放射能について正しい知識と情報を持ち、風評に惑わされることなく行動してください」と報道していますが、いったいその正しい情報はどこで得られるのだろうという疑問もあります。　いくつかの農家が、放射能汚染で出荷規制されている農作物を違法に流通させていたことが報道されましたが、発見されたのは氷山の一角であろうことは容易に想像できます。生きるために手段を選べないという方もたくさんいるはずです。政府の｢現在、流通している農作物は安全です｣という発表には説得力はありません。　原発事故による被害者の方の怒りや不安は言葉では言い表せないものがあるでしょう。多くの金はかかりますが、やはり放射線被害を受けた被災地への保証をしっかり行い、不安と思われる食品は国の責任で処分してほしいものです。