
最近、私が凝っているモノの1つにスロットカーがあります。
どうもマイナーなモノばかりを趣味にしてしまう癖があるようで、このスロットカーも例に漏れず、現在ではほとんど認知されていない少数派のホビーのようです。
ただ、そんななかでも愛知県は“スロットカー王国”と
(一部で?)呼ばれるように、このマイノリティな分野でも営業コースが成り立ち、規模は大小様々ですが、いくつかのサーキット場が存在しています。
【岡崎市】
スロットカーmames
http://blogs.yahoo.co.jp/slotcarmames
サルーン・リザベーション
http://okazaki.keizai.biz/headline/636/
【刈谷市】
ミニカーギャラリーF
http://www.katch.ne.jp/~minicar-f/
【大府市】
アウト・カプリコ
http://www.auto-caprico.com/slot.htm
【半田市】
リトルサーキット・ディノ
http://www.toy-studio.com/dino.html
【名古屋市】
スロットワールド32
http://www.museo500.com/sw32/
スロットカー・パーク
http://www.slotcarpark.jp/
ホビーショップつぼい
http://hatano.hs-tsuboi.com/
トイスタジオ
http://www.toy-studio.com/
【春日井市】
ホットステージ
http://www.hotstageracing.com/Cxx-hotstage-top.htm
【豊橋市】
ヤマザワヤ・ザーキット
http://ex736085.exblog.jp/13947423
スロットカーを専業とするショップばかりではありませんが、少人数ながらも常連客で賑わっているトコロが多いようです。
スロットカーの車輌については、市販のプラモデルを改造して走行させる1/24スケールや、ドイツの[カレラ]や日本の[京商]が主に力を入れて製造している1/43スケール、また多くのヨーロッパメーカーが完成品を販売する1/32スケールなどがあります。
この中でも特に1/32については、組み立てを必要とせず手軽に遊べることに加え、観賞用としても製造クオリティの高いメーカーが増えたことで人気が高まり、現在、スロットカーの主流になりつつあります。
なお、1/32スロットカーは海外製がほとんどのため、定価を設定しているところは少なく、輸入元や販売店の意向、また為替の相場によって同じ商品でも価格は変動しています。製造メーカーにもよりますが、安いモノで5000円~ 高いと3万円なんていうのもあります。一般には10000円前後が売れ筋のようです
。(ネットショップやオークションサイト、上記ショップ等で購入できます)
車種は一般量販車、ラリー車、スーパーカー、プロトタイプレースカー、F1、スーパーGTなど様々。
1/1000秒を争うスロットカーレースでは、タイヤやモーターも状況に応じてにチューンしたものを使います。同条件のパーツを使っても、車両重心の低さや空力的な要因もクルマの速さに影響を及ぼします
。(※スロットカーのレースでは車輌形状やモーター、タイヤについて細かくレギュレーション分けされます)
車高の高い一般量販車やラリー車では、カーブで不利な動きをしたり、高速域での空気抵抗が大きいためスピードは落ちますが、その挙動が楽しいということで根強いファンがいます。特にラリーカーの駆動方式は、FFをベースとしたギア4駆や、ベルト式4駆、ミッドシップなど様々で、このバリエーションの多さも人気の要因の1つになっています。
以下、手持ち車輌
(すべて1/32スケール)の紹介です。

スペインの[ニンコ]製 アウディR18 e-tron クワトロ
今年のWECルマンで圧勝した車両です。 シークレットの塊のようなレース車輌が早々にリリースされるというのも大きな魅力です。
特徴的なドアが別パーツで組み付けられたり、細かなフィンが1枚1枚組まれるなど、小さなダイキャストミニカーではまだ再現できないディティールで仕上げられています。

イタリアの[NSR]製 アウディR18 TDI
R18の2011年バージョンです。ホイールは高速スピードに耐えうる強度と実車同様のリアルな外観を持たせるため、肉抜きして軽量化したアルミ製ホイールにプラスチックのインナーパーツを組み合わせて表現しています。

イタリアの[スロットイット]製 ポルシェ962C
リアカウル中央の“Racing”のロゴ部分や、リヤウイングをよく見ると“Rothmans”の文字が浮き出て見えます。
トイの世界でも、タバコメーカーのロゴ規制が厳しくなり、バーコード処理やタバコ以外のロゴをプリントして対応するミニカーメーカーが多い中、[スロットイット]では、タバコロゴの上に剥離可能なシールを貼って隠しています。このロスマンズポルシェでは、車輌全体で8カ所のシールが貼ってありました。こだわりのスロットカーメーカーならではの対応です。 左上に見える給油口が別パーツで作られていたり、リアタイヤ前のエアダクトの彫りの深さも実車に忠実です。

同じく[スロットイット]製 ポルシェ956
多くの量産ミニカーメーカーが、956と962Cの金型を一緒にして生産する中、このスロットカーメーカーはしっかりパーツを変えて製造しています。前出の962Cと並べて見ると、カウルの角度やフロントライトカバーの形状が微妙に異なることが分かります。

中国の[オートアート]製 ランボルギーニ・カウンタック
比較的新しいミニカーメーカーである[オートアート]は、1/18ダイキャストモデルでの飛び抜けたクオリティが世界中で評価され、スロットカーの分野にも進出。1/32サイズになっても、そのクオリティは変わりません。走行中はフロントライト、リアブレーキランプが光ります。

イギリスの[スケーレクストリック]製 フェラーリF430
ブレーキローターのスリットや、リアサイドウインドの風抜き穴、ロールバー、エアダクト、リアエンジンの作り込みに注目!!
スロットカーはラジコンとは異なり、シャシーに小さなモーターしか乗っていないため、ほとんどの車輌で車内も再現されています。

同じく[スケーレクストリック]製 ウイリアムズ・ルノーFW14B
カウルの分割線も実車同様に前と後ろの2カ所、別パーツで出しています。また頭上のエアダクトからモーター部分まで穴を通してあり、モーターの熱対策にも多少は貢献している(?)ようです。

スペインの[SCX]製 マクラーレン・ホンダMP4/4
製造年が古いため、現行モデルのようなクオリティは望めませんが、このようなクラシックモデルも国内外で眠っていることが多く、現在でも購入することができます。
※ドライバーの形状とデカールを修正してあります。

スーパーGT・R35での各種モデルカー比較です。
左より、日本の[京商] 1/27(ミニッツラジコン)
ドイツの[カレラ] 1/32(スロットカー)
日本の[エブロ] 1/43(スケールモデル)
画像では分かりにくいですが、ディティール面でいえば、やはり[カレラ]のスロットカーが最も優れ、観賞用としてのみでも十分に満足のいくものに仕上がっています。 [エブロ]はミニカーメーカーとしては質感が高い方ですが、1/43サイズのダイキャストではパネルの厚さに制限が出てしまい、他のプラスチックモデルに比べると全体のシャープさに欠けます。 [京商]のミニッツは車内の再現ができていないため、観賞用としては他の2つに比べ劣ります。
・・・話が長くなるので、ひとまずこのへんで。
次回は(私の考える)スロットカー走行の楽しさや遊び方について触れ、スロットカーの普及活動をすすめていきたいと思います(笑)
Posted at 2012/12/28 09:34:58 | |
トラックバック(0) |
スロットカー | 日記