←前世代の一例・8810系
まだまだ行くよ、近鉄奈良線車両特集・素人写真添え。
※ここから訂正部分※
少数派となったチョッパ制御車、8810系・9000系・9200系に代わり、
※ここまで訂正部分※
キツネ顔はそのままに、新世代のVVVFインバータ制御車両が登場する。
トピックスとして、この世代から奈良・京都・橿原・天理線と、
大阪・名古屋線と2つに大別されていた車両設計を止め、
標準軌全線共通化車両を採用したことが挙げられる。
車体だけでなく、各機器類などの配置や設計も含まれている。
中小私鉄を合併し続けて出来上がった近鉄。
黎明期は各鉄道会社独自の生え抜き車両が運行されており、
その流れで近年に到るまで各線区独自の車両を採用していた。
【余談】
※ここから訂正部分※
でもね、共通化以前の9000系・9200系が大阪・名古屋に集団引越ししているわけで、
※ここまで訂正部分※
ぶっちゃけ元からそこまで差異はないような・・・?
・1233系
ご覧の通り上述のチョッパ制御車と見た目の変化はほぼ無い。
1230系という形式があり、製作していく途中改良を行い、
結果このような細かい系列が出来上がった。
因みにこの世代のVVVF車両は写真のようなステッカー
(車椅子マークの上のヤツ)があったのだが、近年の検査時に軒並み消されている。
あれだ、昔の車には”DOHC”とか”TWIN CAM 16”とかステッカーがあったでしょ?
でもそれらの機構が当たり前になると、消えた。つまりはそういうこと。
・1026系
厳密に言えば1020系なのだが、何が違うのか1026~1029(全編成6両)は1026系とされる。
2両のブツ切り編成が多い近鉄では珍しい形式といえる。
阪神線との相互直通運用化改造済み。(青とオレンジのステッカー・連結器がポイント)
【余談】
ややこしい話なのだが、当初1020系として登場した
1021~1025
そして1026系として登場した
1031~1035(全て4両編成)は、
単線ローカル向けにワンマン化改造されて、
それぞれ
1021系・
1031系と改名。大元の1020系が消滅、というカオスさ。
・1249系
何かの機器が変更され、車椅子スペースが設置されたそうな。
VVVFマークが消されて妙に間延びした何ともいえないサイドビューに。
あのマークのデザイン、結構秀逸だと思うんだけどなぁ。
・1252系
台車がボルスタレス台車、という形式に変更されたそうな。
・・・それだけで何で形式名を変えるんですかねぇ・・・。
ボルスタレス台車投入したばかりだから、保守作業を鑑みての事かもしれないが。
上:シュリーレン台車 下:ボルスタレス台車
メカメカしい見た目の近鉄お得意・シュリーレン台車と比べ、
なんともスッキリした代物である。JR他大手私鉄でも大流行の形式。
いかがだろうか?
複雑怪奇といわれる近鉄車両形式の片鱗を垣間見れたと思う。
ぶっちゃけ全部一緒だよ!!1230系でいいじゃん!!
そして1997年、この世代の集大成としてある車両が登場する。
・5800系L/Cカー
先日の日記で載せたラッピング車両のベースである形式。6両編成。
外観や走行性能は上記の1026系と差異は無い。
この車両の肝は車内・その
シートにある。
シートの配置が違う点をお分かり頂けただろうか?
L/CカーのL/Cとは、
ロングシート/
クロスシートの略。
混雑時・閑散時に自由にシートの配置を変えられる、という代物。
・・・うん、凄いんだか凄くないんだか。とにかくこれがウリの形式。
何気に1998年、ローレル賞を受賞している。
そしてこの5800系を最後に、近鉄通勤車はキツネ顔に別れを告げる。
本日はココまで。うーん、やっぱり近鉄の形式はややこしい・・・。
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Posted at
2014/05/27 23:27:25