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※編集してたら変なことになったので再アップしました。
『素人写真&説明』で見る近鉄奈良線車両・その④。
20年にわたり近鉄通勤車両の看板を背負ってきたキツネ顔たち。
2000年、ついにその役目を終え、新世代の通勤車両が登場する。
シリーズ21と呼ばれるそれらは、旧来の近鉄通勤車イメージをガラッと変える、
新世代にふさわしいデザイン・設計とされた。
座席の座り心地を除いて。
・・・アレ何とかしてくれません?近鉄さん。いやマジで。
シリーズ21じゃなくて
尻痛21なんて言われてますぜ?
じゃ、そのシリイタ・・・じゃなかった、シリーズ21達をご紹介。
・9020系
レトロ
(古臭いとも言う)でどうも垢抜けない印象があった近鉄通勤車。
それがどうだろう、
世代を2つ3つすっ飛ばしたかのような変わりよう。
数十年のデザイン耐久性を鑑みてのことか、コレほどまでに別物になるとは。
何ともいえない赤っぽいグレーに、同じく赤っぽい黄色のライン。
車体上部の角の削り方、前面下部のえぐれたアクセント。
シャープでスッキリした車体にスマートなボルスタレス台車。
しかも登場が
2000年と、既に14年前なのに古臭さは微塵も感じられない。
関東に多いステンレス車両や関西大手私鉄とも違う、独特の雰囲気。
少々騒がしいVVVFインバータ音と
座席以外は素晴らしい出来だと思う。
全編成が2両編成。まさに近鉄らしい形式と言える。
阪神線との相互乗り入れに際し、
奈良線に大量配備された。(2両編成×19)
その割を食う形で、大阪線・名古屋線への新車導入は
完全に放置状態。
あれ、どこぞのJR西でも同じような話を聞いたような・・・(西に行くほどゲフンゲフン)
・9820系
9020系の6両固定編成版。
近鉄らしくない綺麗な編成の形式。
ま、結局これに色々くっつけて10両編成にするから編成美なんて・・・。
6両編成×10という、車両数から考えればシリーズ21最多。
そらこれだけ奈良線に集中投入すれば大阪・名古屋線まで配備は無理ですな・・・。
・5820系L/Cカー
5800系L/Cカー
【リンク:こちらを参照】の後継。
カンのいい方ならお分かりかもしれないが、この専用シートは5800系も共通。
つまりは5800系もお尻が(お察し下さい)
こちらは
全編成2000年製造なので見た目の割に年を食っている。
ま、あと30年は安泰ですな。
だって近鉄電車なんだもの。
上記2形式と判別不能なのはもはや説明不要だろう。
だって以下略
これで近鉄奈良線用通勤車の概要は説明できたのではなかろうか。
お次は奈良線に乗り入れる阪神車両、
そして京都市営地下鉄車両と近鉄の乗り入れ用車両をご紹介。
【オ マ ケ】
ざっくり分けて
4世代の車両が群雄割拠(?)している近鉄奈良線通勤車。
前にも述べたように、近鉄は
2両・4両編成の短い編成を組み合わせて、
ラッシュ時は
10両・閑散時は
6両、と常に
分割・増結をして運用されている。
制御方式も違えば性能も全く違う世代違いの車両。
そこはきちんと管理して、世代ごとに分けて運用。
されているはずなかった。
左の
9020系が
2006年製。 右の
8000系が
1968年製。
ほぼ最新型と最古参を容赦なく連結する近鉄クオリティ。
新型9020系が
『わざと』性能を落として協調運転する、という本末転倒。
見た目もチグハグ、性能もチグハグ、運用もチグハグ。う~んこの・・・
実は、
シリーズ21と在来車ではブレーキの方式が違うため、
自由な運用(連結)をする為に、
『ブレーキ指令読み替え装置』という、
そこそこお高い装置まで付けあそばす訳で。
加えて阪神線への乗り入れ対応化工事までしている、手間ひまのかかった車両。
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Posted at
2014/05/29 23:35:09