『素人写真&説明』で見る近鉄奈良線車両・乗り入れ車両編。
近鉄奈良線に乗り入れる会社は
阪神電鉄と
京都市営交通局の二社。
共に近鉄と相互直通運転している(互いの車両が互いの線路に乗り入れること)
※阪神についてはほぼwikipediaを参考※
まずは阪神電鉄車両から。
・9000系
阪神大震災で被災した急行用車両の補充として製造された。
納入期限の問題からそれまでの鋼製車両ではなく、
JR東日本等で実績のある
川崎重工製のステンレス車両とされた。
『黒とオレンジ』ですっきりとまとめられた現代風の車両。
黒とオレンジ・・・何の問題もないよね、うん、大丈夫。
近鉄にも奈良線用車両として9000系があるが、
全編成が名古屋線に転属したので運用面上の問題はないと思われる。
・1000系
近鉄奈良線への乗り入れも考慮して設計された新型車両。
山陽~阪神~近鉄と三つの海・・・ではなく路線を股に掛ける国際派(?)
9000系と同じく
川崎重工製・・・ではなく、近鉄グループ会社の
近畿車輛製。
阪神グループの武庫川車両・阪急グループのアルナ工機が解散・撤退した為。
川崎重工でないのは、近鉄線に乗り入れるなら近畿車輛にってことだと思う。
前の9000系にもまして
ジャビ・・・いや、何でもない。
上記二形式が奈良線に乗り入れる阪神車両。見た目もよく華やかで良いのだが・・・
阪神は全長19mの3扉車。 近鉄は全長21mの4扉車。
お分かりだとは思うが、阪神車両は収容人数が少ないのだ。
ラッシュ時は近鉄車両が優先的にあてがわれている・・・らしいのだが、
すし詰め度が増すのはどうにもいただけない。
続いて
京都市営交通局・烏丸線。
・10系
ガイコツのようなイカツイ見た目の車両。
子供の頃、地下鉄の駅で待っていると、
暗闇から「ポォォン」と何ともいえない警笛を鳴らし現れるガイコツ。
うん、正直結構怖かった。写真の通り側面の汚れも風格をかもし出している。
奈良の草原を走る京都の地下鉄・・・はんなりどすなぁ(謎)
京都市営地下鉄烏丸線の車両はこれ一形式。
それに加えて以下に記す近鉄の乗り入れ用車両で運行されている。
・3200系
ここまで近鉄通勤車を見てこられた方なら「えっ?」と思うだろう。
そう、どう見ても近鉄の顔ではない。近鉄の大好きな連結運用も不可(貫通扉の位置)
上記の烏丸線10系車両にあわせて製作されたから当然なのだが。
しかしてこの車両、単なるイロモノではない。
近鉄初の
アルミ製車体&VVVFインバータ制御方式を採用した、
量産形式として近鉄通勤車のエポックたりえる車両なのだ。
学研の図鑑にもビスタカーと共に、近鉄の代表として載っていた。
※アルミ製車体・VVVF共に過去に試作車が存在したが、あくまで試作車。
・3220系
3200系の後継車種。カラーリングから分かるとおり、
シリーズ21の一員。
阪神線への乗り入れはしないので、その他シリーズ21とは色々異なる。
この3220系、実は
シリーズ21の第一弾だったりする。
3200系といい、近鉄は京都市営地下鉄に並々ならぬ思い入れでもあるのだろうか?
しかしまぁ、近鉄奈良線も賑やかになったものだ・・・(遠い目)
【オ マ ケ】
京都市営地下鉄・及び近鉄京都線・橿原線(京都~橿原間の急行)を根城にする
3200系・及び3220系。しかし、そこは汎用性を諦めない近鉄。
生駒山の急坂を下る為、奈良線車両に不可欠な
抑速ブレーキをしっかり装備。
暇なときは
奈良~難波間を往復運用、しっかりこき使う。
異端でありながら、実は一番近鉄らしい車両なんじゃなかろうか?
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Posted at
2014/06/01 17:59:50