
自分で選んだ友達は、大抵自分と遠からずな考え方を持つ場合が多い…要するに類トモってやつだ。
しかし職場やクラス等、自分で選んだ相手だけではない集合体に限っては、そうでもない。
それが世の常というか当たり前で当然で、だから面白い。
先日旅先のレストランカフェで、激しく憤っている6人グループを見て、友達とは言え6人もいて考え方が同じ方向性というのは、それはそれで凄い事なのかもしれない、と思った。
オーダーしたものと違うものが、来た。
Aを頼んだのにBが来たー!
よほど格式の高いレストランにしか行かないのでもない限り、みんなも人生に1度くらいは経験があるかもしれない。そんな時みんなならどっちだろう。
・頼んだものと違うので、頼んだものに換えてもらう。
・べつにそれでいいです。
だいぶ以前。一緒に食事をしていた人が、注文と違う物を持ってきた給仕に言った。
「これ、僕が頼んだものじゃないけど…」
給仕は伝票を確認すると「…ご注文はBとなってまってますが…」
この給仕の対応には、確かにサービス業を生業とするものとして賛否両論あるかもしれない。
学生時代に接客業のアルバイトをいくつもしたが、社会人になってからは接客には久しい私としても、かなり微妙な判断どころだ。
だが正直に言ってしまえば、私の学生時代なら、まぁこのレベルが自分の基準値だった。
はっきり言って接客に向いていなかった。今でもそうだ。
だから周りに迷惑をかけるのでやらない。
その人は給仕に自分の頼んだものを持ってくるように言い聞かせ、その後私にこう話した。
「接客として、客が違うと言ったら仮に客が間違っていたとしても謝って取り替えるべき」
一般論として言うなら、接客のプロフェッショナルであれば確かにそれが出来なければならないとも思う。それが「サービス業」だ。
でもこれを言われた時 この人とは恋愛としてお付き合いはできません と思ってしまった。
店の価格帯やグレードで判断するつもりではないのだが、やはりライトなレストランのアルバイトに対してそこまで要求するのは、自分にはキツい人カテゴリだ。
誤解の無いように言っておくとすれば、勿論彼の言う事は、間違ってはいない。
アルバイトならいい社員ならダメという差別は、同じくサラリーを貰っている以上存在しない。
その考え方は自分にもあるので、仕事をする側としての同胞にはそう要求する部分もある。
ただ、される側となると話は別で。
もし本当に自分がオーダーを間違っていたら、彼の様には私は言えない。間違っていなくても、他人にそこまで要求する気になれない。
一応周りの状況も考え、私のオーダーしたものと違う旨を伝えるのは当然として (別の宅のものかもしれないからね) その上で、注文はBとなっていると言われれば、甘んじてそれを受け入れるだろう。
あくまでも個人的にだが、そんなのも嫌いではない。
商人魂で言う「お客様は神様です」も間違っていないと思う。
だから「客は店員より上」的考えの人が居るのも解る。その気持ちは全然理解出来ないが。
きっとこの辺りの隔たりが、接客が向いているいないの分かれ目かもしれない。
6人グループの憤る姿を見ているその旅先のカフェレストランで「あんたの接客は冷たかったよねー(笑)」と友達と思い出話で笑った。
迷惑をかけたお客さん、並びに同じ店のクルー達よ、ごめん(笑)
島旅記フォトアルバム(別サイトです)をUPしましたので宜しければご覧下さい( -∀-)ぅ
Posted at 2009/07/08 16:43:02 | |
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