
こんな夜中に、意味の無い何かを綴りたくなるのは、
何か解り得ないものに背中を押されるような、
はたまた朽ち果てる前の空虚な空間に身を任せているような、そんな感覚に似ている。
物思いにふける10月…。
空虚な気持ちになるのって、嫌いじゃない。
でも何かと忙しい現代社会に於ける日々、空虚になる事自体ままならないものだね。
唐突に語り出すけれど、人生って。
常に木の枝葉のように選択選択の繰り返しよね。進む道はひとつしかなくて、選んだ他の未来は知りようもなくて。
自分が選んだ道に人生を賭してゆくその裏の、別の分岐を別の私が生きている…とかSFの見すぎな人みたいな事、考えたりして。
選択したものには後悔はしないが、輝かしい時間というのは例に漏れずうつろいを見せるもので、でもそれこそ正に自然で、また自分の一部だと思えば楽しくもあり、楽でもある。
以前に話したかもしれないけれど、切なさがないと意欲が湧かなくて楽しめない。
どうしてなのかなあ。みんなもそうなのかな。
きっと、良くも悪くも幸せすぎるから(笑)ちょっと切ないくらいが丁度イイのかもしれないよ。
幸せって云うのは…毎度のご飯が美味しくて、健康で、楽しい事。
切なさは、スイカにかける一つまみの塩、なのかも。
私はかけないケドね。
手放しで笑える日々も大事だし、一方こういう胸をざわつかせるような、靄のかかった切なさの中に身を委ねるのが好きだったりする。
そんな久しかった気持ちになれて、秋雨の今夜は少しうれしい。
もうすぐ友達の命日だなあ…今年の花束は何の花にしよ。久しぶりに手向けの煙草も買おう。
Posted at 2008/10/08 04:22:01 | |
トラックバック(0) |
プレイス。 | 日記