
4時間程前だ、仕事中に弟から電話が鳴ったのだ。
「姉ちゃん、今、どこ?」
「まだ仕事中なんですケド…もうすぐ帰るけど、何?」
友人に部品を貰いに来たらしいのだが、私の職場の方面まで来たので、帰るなら乗せてくれるという事だったので話しに乗った。
田舎の山道は暗いから助かるぜ…(笑)
せっかくだからと久しぶりにちょこっとだけドライブする事にし、
交差点を曲がったその時だ。
「前方にゆっくり停まってくださーい」
というアナウンスと共に、横から黒いクルマが追い抜いた。
「あ!覆面だよ!おまわりさんだ、わーい!」と私が喜ぶと面倒くさそうに弟はクルマを停めた。
そう、多分だけれど何も悪くない…はずなのだ。
警「こんばんはぁ~、あ、デート中だったかな?」
弟「デートじゃないです」
警「ああそう。えーと…これ君のクルマ?ちょっと降りてきてくれる?」
弟「え、なんでですか?!」
警「あのねー、後ろのナンバー灯ね、ちょっと切れてるんだよね」
弟「え…マジッスカ!」 (確かに昨夜車庫で前後入れ替えをした時は点いていたのだ)
警「君がそうって訳じゃないけど、わざと切っちゃってる人とかもいるからね、だからそういう人には停まってもらってるの」
と、その時だ。どこからだかモニャラモニャラと女の声がする…。オマワリはいぶかしげに車内を見回して「どこかに誰か乗ってんの?」としげしげと後ろのシートを見たが、誰も居ないのだ。
そう…前に書いたような記憶があるが、弟のクルマは第五の声が聞こえてくるのだ。
何故か常時覆面をつけたままの…つまりマスク中から。
暫くシーンとする面々。
暫くすると微かに「行き先を入力してください」とモニャモニャとこもった声が聞こえる。
「あー、このナビ覆面プレイなんですよね~あははははー」
と私がすかさず笑ってみせたのに、オマワリさんってば超真面目な表情で「ああ、なんだ…ナビね」と一蹴しよった…。ちっ、面白みの無いやつ(笑)
でも何故か「とにかくね、ナンバー灯はわざとじゃないよね?なるべく早くつけてね、今日はもうしょうがないから明日にでも、ね」
と言うだけで降りるまでもなく事なきを得たわけでした。実に謎…。
しかし弟曰く「姉ちゃんっていつもお気楽だよねぇ。この前FC停まった時も『困っちゃったのぷ~♪』とか言ってて、本当に困ってるのかよって思ったよ」ですって…。
私だって悩む事だってあるんですからね!
…多分。
Posted at 2009/05/16 02:00:25 | |
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