
先日、寝付けなくて何気なく夜中、
普段使ってない部屋のクローゼット内を片付けてた。
引越してきてから手付かずのダンボールも幾つかあって
たまたまそれをあけたところ、お札が出てきた。
まだ私が18歳の頃、卒業旅行と称して仲の良い女子4人、京都に行った。
当時、まだネット情報が今ほど氾濫する時代でもなくパワースポットなんていう言葉も流行ってはいなかったが、何から情報を得たのか、友達の一人が
「願い事がかなうんだって!どうしても行きたいの!」
と言ったので、皆で訪れたお寺のお札だ。 思えば18歳なんて乙女だ(笑)
私は件の性格なので 「はいはい、行ってあげてもイイよ(笑)」 なんてスタンスで着いて行ったのだが、孟宗竹に囲まれたその雰囲気を私は気に入った。
とは言え、この札自体はその旅行時に頂いて来たものではなく、後日自分で京都に出かけた際に頂いて来たものだ。
この札を実際にもらってきた時というのは、約11年前のちょうど今頃だろうか。
父の不治の病が発覚した時で、物理的にも科学的にもどうにもできない事が分かりきっているのに、ただただ時間の過ぎゆく中で何もする事が出来ない日々がもどかしくて、
神頼みなんて事を思うタイプではなかったが、傷心の母を少しでも安心させたくて、
何気にお札をもらってきて渡したものだった。
あれから、ずっとお札、仕舞ったままだったんだ…。
丁度先々週、母がちょっと入院して、きっとたいした事はないはずだけど、母が
職場にも怪我って言ってあるから、伯母さんや弟二人にも言わないで欲しい
と言うので、実際母は見た目元気そうなのだが、私はどことなく気持ちが不安定になってしまい、
言動や行動が集中力や人への配慮に欠けていた (る) のではないか、と危惧している。
そんなだからか、先日ふと夜中にみつけたこのお札、ちゃんと返さなきゃね…
なんて気持ちになる。
非科学的に神様がどうのってのじゃなくて、気持ちや、してもらった事、与えられたもの
そういった物事に対するひとつの区切りみたいなものだよね。
なんかそんな気持ちになった秋の夜長。
あんなに暑かった夏も、すっかり涼しくなったね。みんなも体調の変化にお気をつけて。
ところで札付きのワルの札ってどんな札なんだろ。少なくともこんなお札じゃないよね(笑)
Posted at 2013/09/29 13:28:52 | |
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日常カナニカダ。 | 日記