
副業で行くBarの店主である先輩が推している若い子達の演るライブを 昨夜仕事がハネてから観に行った。
まぁ遊んでるヒマもなかったのでちょっとだけ。
気持ちよく前衛的で、イイ意味に攻撃的で、
久々に熱い“若人”を見たように思う。
高校時代、自分も友達とバンド演奏などしていたけど、楽しかったし熱かったし、そしてハングリーだったと思う。
私の世代からしたら…って、こんな事言うのは年くったなあとも思うけど、やっぱり近頃の子は熱さが足りないと感じるコトも少なくない。
演奏に限らず何につけてもだけど、熱さというのは必要不可欠に思う。
とは言え、自分も年々熱さというのがクールダウンしている感は否めない。
何していてもイマイチのりきれない、モチベーションが保てない、そんなモヤっとした気持ち。
イロイロ経験してきて、新鮮味が欠けるというのもあるのかもしれないよね。
例えば恋人同士のマンネリ感とかってのも、そういう類?
今や、私達が日々打ち出すアイデアや技術にとって代わるように、いろいろな物品、技術、メディア、様々なジャンルに於いてヨソの国に侵食されている感が否めない。
そう、彼らはハングリーでナリフリかまわない。
そう鑑みるに、日本人全体にハングリー精神が欠如しつつあるような気がする。
資源がなく、額に汗して技術で食ってきた国、日本。
技術で一等とる事が重要で、それは結果取れなかったとしても先ず目指すことが大事で、
だから最初っから 『そこそこ出来てりゃ2等でもイイジャン』 てのは技術者は報われない。
技術職だから言っているワケじゃないけどさ。
だって。甘んじるという事は堕ちる事と一体なんだもの。その先に壁を見るキモチワルイ怖さ。
日常生活や人生に置き換えたって、一目瞭然だ。
よく知る友人の話しで、昔、彼女を好きだという男性が時を同じくして3人、現れたそう。
ハングリーとは泥まみれになっても投げ出さないとか、感情をむき出しにするとか、
とにかく突き刺さるように不器用で・・・つまりスマートとは程遠い。
スマートにそつなくこなす男はそれはそれでカッコイイけど、それはここ一番の時には何の意味をも成さないよね。
「なにも目くじらたてる程まで思ってないよ。君の心は君の自由」 と理解を示す男と
「俺にとって相手は恋敵だから」 とその存在に対してストレートに彼女に揚言する男と、そして
「僕の気持ちや存在が、君を苦しめるのであれば」 と想い真摯に気遣う男性と、
三者三様なスタイルの、そのどこに彼女が心惹かれたか・・・は、私には解からないけれども(笑)
私なら、どうかな。まぁ・・・・・・そんな悩ましい思いとは無縁の人生ですが・・・( ̄▽ ̄;)
でも解かった事は、奪うものは攻撃的にでもハングリーでないと成せないという事だ。
ナリフリかまった一瞬の躊躇や、虚栄が足元を掬う。
そんなハングリー精神弛まぬ国にやられる国。であってはいけないような気がするよね。
たった些細なモノゴト、そのひとつひとつでも、ここぞという時こそ、これぞというものにこそ、
少しでも熱く何かできたら、もしかすればちょっとずつ変るかもしれないね、ヤワいこの現状も。
そんな事をすこし、思わせてくれた昨日の彼ら。
Posted at 2012/06/01 04:38:48 | |
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