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鈑金王のブログ一覧

2014年02月25日 イイね!

バイクの吸・排気方向についての考察

カブをいじっていく中でとある疑問にぶち当たりましたので、簡単にまとめておきたいと思います。
吸気系レイアウト変更後のセッティングで悩んでいる方の参考になれば幸いです。


それは、吸気系のレイアウトを考えていた時の事。
バーハン化に伴い、それまでの純正エアクリを廃し、パワーフィルターに交換しました。



吸気方向としては前方となります。
「側方や後方と比較しても正圧の掛かりやすいレイアウトなので、多少なり効率アップが見込めるだろう」
という安易な考えでこのようなレイアウトになりました。
しかし、現実は違いました。

・高速になると丁度良いセッティングになるが、低速ではグズる
・強風を受けると時折グズる

結論から言うと、お話になりませんでした。
キャブレターの特性を計算に入れていなかったがための失態です。


ここからは少し小難しい話になりますが、レイアウトを考える上では重要です。
キャブレターは負圧で燃料を吸い出す、謂わば霧吹きのような原理で動作します。
その性質上、ベンチュリを挟んだ一次側の気圧の急激な変化を極端に嫌います。
キャブが一定量の燃料を吸い出すには一次側と二次側のバランスが重要ですが、一次側の気圧が急激に変化すれば当然バランスが崩れます。
一気に標高が変わったようなものだと考えれば合点が行くでしょう。
また、二次側に十分な負圧が発生しないと燃料の気化効率も悪化します。
こういった要因が重なった結果、先述のグズりが現れてくるのだと思われます。


それでは、後方吸気の場合はどうなるのでしょうか。
大気中を移動している物体の後方は負圧となり、効率は悪化します。
しかしながら、前方に比して気圧の変化は少なく、比較的静穏な状態が得られます。

ホンダの4ミニを例に取ってみると、ほぼ例外なく後方吸気のレイアウトになっています。
カブも一見すると前方吸気のようにも見えますが、純正レッグカバーのエアスクープを見ると後方から吸い込むような形になっています。
他の車両とて例外ではありません。
後方吸気は効率そのものよりも燃調の安定性を優先したレイアウトと言えます。
キャブレター車に前方吸気が殆ど存在しないのはこのような理由からだと思われます。


以上の事柄から、安定した燃調を得るためにはどうすれば良いか。
「空気の流れを整え、乱気流や気圧変化の少ない静穏な状態にした上で吸わせる事」
これに尽きるのではないでしょうか。


余談ですが、ラムエア過給は特殊な機構を組み込んだ上で気圧の変化に対応しています。
油面を安定させるため、ポンプで燃料を圧送する等の措置が必要になりますので、自重落下式の機構では難しいと思われます。
こういった安易な考えでレイアウトを変更する事はエンジンブローに繋がり、好ましくないでしょう。


以上を踏まえ、最終的にはこのようなレイアウトに。

方向としては左後方、モンキーのそれに近いですが、完全な後方吸気ではありません。
大容量のスポンジフィルターと専用ファンネルの組み合わせで、吹き返しの影響も最小限に抑えられています。
以前とは比にならないくらいの安定性で、風の影響も全く気になりません。
理想を言えば、シュラウドを設けて横風を完全にシャットアウトする事が出来れば完璧なのですが。
とにかく、進行方向に対して真後ろに向けると吸気が安定しやすいという事が分かります。


ところで、キャブがPB16からPC20に変更されていますが、今回の話題とは直接関係ありません。
PB系キャブは傾斜によって油面が狂いやすく、登坂性能に関して不満がありました。
その点、PC系キャブは非常に安定しており、セッティングの許容幅も広いので扱いやすいキャブレターです。
しかしながら、50ccには些か持て余す代物で、ガバ開けなどすればたちまちストールです。
PC18が廃盤になってしまった事が非常に悔やまれます、機会があれば是非入手しておきたい所ですね。
Posted at 2014/02/25 00:53:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2013年11月30日 イイね!

カブくちゃくちゃ事件とその顛末

掻い摘んで言えば、飛び出し避けてコケて電柱に突っ込みました。
人間は軽傷を負っただけで全然平気なのでご心配なく。

問題はカブの方ね、こんなんなりましたよ。




一瞬の出来事であまり覚えていないのですが、当時の状況を簡単に説明します。

 時間帯は20時30分頃、見通しはさほど悪くないT字路です。
一台の車が一時停止の標識の前で減速し、停車しようとているところでした。
そして、自分がT字路の分岐に30m程度まで迫ったところで、いきなりその車が発進。
車種は白のタントかスペーシア、それだけは覚えています。
(右後方にスライドドアのレールが確認できたので後者の可能性高し)
 
自分は車を間一髪の所でかわし、大きく姿勢を崩した後に右にコケました。
その後スライディングしてヘッドライトとハンドルの間から電柱に衝突、ご覧の有様です。
車はこちらに気づいていなかったのか、そのまま逃走。
目撃者は2人居ましたが、暗かったせいもありナンバーは全く見ていないとの事。
周囲にはカメラも無し、これも確認済です。
これでは警察を呼んだところで自爆で済まされてしまうので(過去に経験済み)、時間と体力の無駄と判断。

電柱も全くの無傷であり、何より現場での対応と事後処理の面倒臭さは身を持って知っていますので…
クラッチが使用不能になりましたが、押し掛けを駆使してどうにか自走で帰宅する事ができました。


 

被害状況はというと…
ヘッドライト、ハンドル、レバー、トップブリッジ、リアボックス、右ショック全損


 
 
マフラー、スイングアーム、ステップ、メーター小破
他色々がキズモノになりましたとさ。



ハンドル周りの歪み具合が分かると思います。
結果的に大きな損傷がこれだけで済んだのは奇跡としか言いようがありません。
ステムベアリングも砕け散っていてもおかしくなかったのですが、それも無事な様子。
フレーム強度だけ見ればカブも他の原付と大差なく、歪む時は簡単に歪んでしまいます。
タコった時はもうダメかと思いましたね、一番手の掛かっているエンジンだけは守らなければと思いました。


とりあえずは分解を進め、このような形に。
時間にして30分、簡潔な造りにしておいて良かったです。

 

およそ2週間経過後。
全てのパーツが揃い、ようやく完治! 
パーツの総額は5万円程度、手痛い出費です。
ハンドル周りに小変更を加える計画をしていましたが、本来必要のないパーツまで購入する羽目に…
 
 
最終的にコケたのは自分の選択のせいだとはいえ、腹の虫が収まりません。

自分だけで起こした事故であればまだしも、他人の不注意の割を食う。
しかもそいつはいけしゃあしゃあと逃走、これを笑って許せますか、自分にはできません。
 
このような事が起こる度に何度でも言う。
何のための免許制度なのか!

規制緩和やら何やらで白痴のような輩を野放しにしておいて何が免許か!
白痴共に免許を与えるな!

 
AT限定だの自動ブレーキだの、今の世の中の流れからしたら漫然運転を助長する害悪みたいなシステムでしかないでしょ。
道具が便利になればそれだけ人は衰える、道々で出会う車が物語っているよ。
これからもっと悲惨な事故が増えるよ、運転技能の低下なんていうしょうもない原因でね。

この記事を見て、同じような目に遭う方が少しでも減ってくれたら幸いです。
白痴のような運転をする輩を反面教師として、事故を起こさない、他人を巻き込まないようにしたいものです。
Posted at 2013/11/30 01:07:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 整備・点検 | クルマ
2012年11月22日 イイね!

【昭和の】レア自販機探訪ツーリング行ってきた【かほり】

始まりはとある動画からだった。



ギリギリ昭和生まれの自分だが、何故だか言いようのない懐かしさを覚えた。
こういう自販機大好きなんだよね。

で、極めつけがこれ。


埼玉…お隣じゃまいか(゚∀゚)

気づいたら、バイクを走らせている自分がいたw
寒いだろなんて野暮なツッコミはナシでしょう、走りたい気持ちに気温など関係ないのですよ。
事実、関東はえらく暖かくて、長野県の秋の夜くらいに感じた、何の問題もない(`・ω・´)b

碓氷経由はキツいんだろうなー、と思いながら迂回するルートを取ったら、間違って旧内山峠に入ってしまった。←いつもの事
しばらく来てなかったお陰で道忘れてたw
この時期の峠越えは流石に厳しい、キャブはアイシング起こして詰まるし、日陰は所々凍ってるしで、実際には碓氷の方が楽だったんだろうなー。
しかしそこは酷ラリの端くれ、これもイベントだと思って乗り切るのが常。
それでもキャブが凍りつくのには参ってるので、キャブヒーターが欲しい今日この頃。


R17深谷バイパスに合流した後は、南へ向かってひたすら走り続ける。
同じような景色が続いて嫌になってきた辺りで、見えてきましたよ。



これです、オートレストラン鉄剣タロー
節電のため看板以外の照明が落とされており、危うく見落とすところでした。
閉店の噂も流れていたので、やっていなかったらどうしようかと…

店内に入ると…


はい、ここだけ昭和ですw
かなり広々としており、くつろげる空間です。

そして、お目当ての自販機たち。

まだ比較的見かけるという、うどんそば。


目玉のひとつ、ハンバーガー。


こちらはトースト。

まずはうどんから頂く、撮影し忘れていたため、後述のそばになってしまっていますがw

ニキシー管を使用したカウンターが残り時間をカウントし…

このようなものが出てきます。

第一印象が、思っていたよりもずっと美味しいということ。
大きめのカップ麺くらいの容器に並々と入って300円。
割高かもしれませんがそれだけの価値はありました、少食の方はこれだけで満腹になりそうです。
麺にはしっかりとコシがあり、かき揚げのエビにもサクサク感が残っていました。
とにかく、カップ麺とは比較にならないレベルでした。

自販機の構造を見てみると、商品はオーナーの手でパッケージングした上で補充しているようでした。
自販機はただそれを湯がいて、だし汁を注入しているだけ。
当然さじ加減はオーナーのセンス、店によって味も違います。
かなり美味しいところもあるとか、ここも相当良いと思いますが。
ちなみに容器は再利用、エコですね。

続いて、ハンバーガーとトースト、いずれも220円です。

こちらにもニキシー管カウンターが付いていますが、正常に機能しているのは全国でもここの自販機だけのようです。
貴重なものを拝む事ができました、これだけでもお腹いっぱいw
で、こんな具合の商品が出てきます。

ハンバーガー…普段目にするものよりもずっと小さいです。

具材はハンバーグとソースのみ、正直言って、あまり期待していませんでした。
しかし、口にした瞬間…

サーセンwww自販機ナメてたわwwwww

商品はホカホカの状態で出て来るのですが、それだけでは終わりませんでした。
バンズはふわふわのもっちもち、厚みのあるハンバーグからは肉汁が溢れ出し…
冷食をチンして出してくる最近の自販機にはない味わいです。

ちなみに、このハンバーガーに使われている箱ですが、専用品の在庫はなくなったようで、もう既にこのチーズバーガーの箱しか現存していないそうです。
これだけでも貴重な一品、お持ち帰りしましたw

続いてはトーストです。

焦げてるwww
だがそれがいい。
中身は普通のハムサンドでしたが、冷えきった体を温めるには十分すぎました。

ちなみに、ハンバーガーは「グーテンバーガー」が供給していましたが、会社が倒産したため、現在はトーストと共に伊勢崎にある「マルイケ食品」というメーカーが製造しているようです。
はっきり言ってかなりレベル高いです、どれだけ本気で作ってるんだよとw

店舗の一角にはゲームコーナーがあります。
ソフトは麻雀、シューティング、格闘などで、麻雀はかなり最近のもののようです。
どの筐体も古い割に綺麗で、特にCRTの程度の良さに驚きました。
最近は寿命などの理由でCRTがゲーセンから姿を消していますが、どれも全く問題のないレベルで動作していました。
最近は液晶もだいぶ良くなってきましたが、応答速度の問題は解消し切れていないので、やはりゲームはCRTでやりたいです。
そういった意味でも満足。

そして、気になったのがこれ。

これまでも随分と色々なゲームセンターを渡り歩いてきましたが、これは知らないタイプのキャッチャーです。
どれだけ昔のやつなんだw

かれこれ2時間くらい、食事をしたりゲームに興じたりしてのんびり過ごしました。
レトロな雰囲気を好むドライバー達の憩いの場であると同時に、資料的価値も含んだ貴重な財産だと思います。
これからも末永く続いてほしいですね、暇をみつけてまた訪問したいと思います。


随分遠くまで来たものですが、これで終わりではありません。
私が遠出する時には、必ずある事をセットで行います。
というのも、ゲーセンにゲームをプレイしに行くだけなのですが。

なぜゲームなのかというと、とある友人の影響で音ゲーに絶賛ドハマリ中なのです。
そのゲーム、オンラインでサーバーと繋がっており、どこでプレイしたのかという事まで記録されるのです。
遠征がてらプレイして帰るというのは、旅好きの音ゲーマーの恒例行事でもあります。

店によって筐体の具合も違うのですが、今回プレイした所はちょっと酷かった…
「にでら」の愛称でおなじみのBeatmaniaIIDXですが、なんとスイッチに触れただけで入力されてしまいます。
モニタはCRTのままで具合も良かったのですが、このスイッチにはゲンナリ。
ショボつく目でReflecBeatを何度かプレイして離脱しました。
朝5時まで営業している所は美点なのに…


そうこうしているうちに夜も更けてきました。
もう一箇所、気になっているスポットがありましたので、寄っていく事にします。

オートパーラー上尾

店内はほぼゲーム機が占拠しており、最近のものから古めのものまで混在していました。
オートレストランというよりは普通のゲーセンだったかなw
ポップン(20)があるのには吹いた、しかもPASELI可というwww


ここにもありますね、トースト自販機。
どうやら設置台数はそれなりに多いようです、長野県では一切見たことがありませんが。
中身はコンビーフサンド、早速食べてみます。

相変わらず焦げていますが、それがいい。(2度目
これはハムサンドよりいいかも、満足度はそれなりに高かったです。


先述のそばです、少しコシが足りないかも。
昔なつかしい瓶のドリンクを販売していたので、ジンジャエールと共に。

レトロチックな雰囲気は薄かったにせよ、独特のカオスな雰囲気はありました。
自販機目的だけなら鉄剣タローだけでお腹いっぱいになるかなw


帰りは旧碓氷峠を使いました。
九十九折になっていて傾斜が少ないので、原付でも楽に通れます。
行きで避けた理由は、凍結の心配があった事と見通しが悪い事。
登りは良いにせよ、下りは神経を使いますので。
ちなみに、新道の登りは私のバイクでは辛いですw
山越えでは四六時中アイシングに悩まされました、やはりキャブヒーター必須w

何にせよ、時期を見てもう一度行きたいと思えるツーリングでした。
今度はスポットを増やしたプランを組みたいと思います。
勿論、締めは鉄剣タローで。

参考になりそうなURLを貼っておきます。
Posted at 2012/11/22 21:12:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2012年11月06日 イイね!

中華製レギュレータを使用した場合の直流化に際しての個人的なメモ

スーパーカブでHIDを使用するため、電装の全直流化に踏み切りました。

ホンダの横型エンジンを搭載した車種の殆どは直流・交流併用式の電装です。
ウインカー・ストップ・ニュートラルランプは半波整流された直流を使用していますが、ヘッド・テールランプは独立したコイルから交流の電源を取り出しています。
ハロゲンは交流点灯した方が寿命は長いのですが、エンジンの回転数が落ちると減光してしまい、夜間の被視認性に問題が出ます。
よく、信号待ち等でヘッドランプを消している車を目にしますが、個人的には非常に危険だと思います。
対向車を幻惑しないようにという配慮だと思いますが、存在を認知してもらえないのはもっと恐ろしい事ではないでしょうか。
バイクであれば尚のこと、車との接触は大怪我に繋がりますので、何としても避けたいところです。


直流化の最大のメリットは、灯火系統でLEDが使用できるようになる事です。
LEDは逆起電力に非常に弱く、交流で使用した場合はすぐに壊れてしまいます。
灯火類のLED化は省電力化にも繋がりますので、結果的にジェネレータの負荷低減が期待できると思います。
更に、ハロゲンのヘッドランプをHIDに交換することにより、省電力化と視認性向上が両立できます。
性能はピンキリですが、少なく見積もって35Wのものでもハロゲンの55W程度に相当する明るさを持っていますので、かなり能率は良くなりますね。


本題に入りますが、今回はヤフオク等で広く販売されている中華製レギュレータ(およそ800円)を使用しました。
ジョルノクレアのものを使用される方も多いと思いますが、コスト面の問題で導入を断念しましたw
レギュレータそのものはボルトオンで装着が可能ですが、交流系統を殺してしまうため灯火系の配線を引きなおす必要があります。
作業自体は至極単純で、ライティングコイルから伸びていた黄色線をDC12Vの出ている線に繋ぎかえるだけです。
メインキースイッチ以降の黒線でも良いですが、出来るならリレーを介してバッテリーから直接取りたいところですね。
バッテリーレスで運用している場合は、キャパシタに直接割り込ませてしてしまってOKですw
これで、晴れて全直流化完了です。

今のところ、灯火類フル点灯で電圧が10V程度まで落ち込んでしまいますが、それを下回る事はありませんでした。
ヘッドランプをHIDに交換した場合どうなるのかはまだ分かりませんが、ヘッドランプ不点灯時で15V近くまで上がっていたので、HIDの始動・動作には十分な電圧が確保されているかと思われます。
バッテリーレスであれば暗くなるだけで済みますが、バッテリー搭載の場合は間違いなくバッテリー上がりを起こしますので、フル点灯での放置は控えるべきでしょう。


十分な発電量を確保するためにはジェネレータの配線加工が必要になります。
参考にしたサイトのURLを貼っておきます。
http://migo31.blog48.fc2.com/?no=20
http://www.geocities.jp/motohiko003/cub-zenpa-ka_Regulator/zenpa-ka_Regulator.html

なお、6V用ステータについては未検証ですが、最悪の場合はコイルの巻きなおしが必要になる可能性があります。
12V用のステータ(新品でおよそ6000円)に交換・加工される事をお勧めします。
Posted at 2012/11/06 17:30:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | チューニング | 日記
2012年05月03日 イイね!

【愚痴】高齢者マークについて思った事【注意】

世間は連休に入り、日中は車も多くなってきました。

さて、このような大型連休になると決まって問題にされるのが、

「サンデードライバー」
「運転マナーの悪い車」

ですが、最近増えてきているように思えてならないのが、

「高齢者マークを提示しない高齢運転者」

法律上、初心運転者の若葉マーク不提示は違反になりますが、高齢者マークの提示は努力義務とされています。
それにかこつけてか、いるんですよね、高齢者マークをつけていない車が。

私自身、運転は上手くはありませんし、自分自身の運転マナーが良いとも思っていません。
しかし、状況に照らして危険で迷惑極まりない運転をしているのは、「高齢者の運転する車」である場合が非常に多いように思えてなりません。
具体的には、急で危険な車線変更、複車線の場所で道を譲らない、レーンから逸脱する、等の運転です。
結果的に交通の流れは乱れ、周囲は苛立ち、挙句の果てにはその車が原因で事故まで…
故意にやっているのであれば問題ですが、大半は無自覚で、危険であるという意識すらないでしょう。
 
このような記事が炎上するのが昨今の常ですが、この際はっきり言ってしまいましょう。
法規が存在する以上は守らなければなりませんが、状況が許さない場合も多くあるのが事実です。
街に出れば、制限速度を守っている車の方が少ない。
 遅かろうが速かろうが、
周囲から逸脱した速度で走れば危険である事に変わりはない。
遅ければ良いというものではない、そのために高速道路には「最低速度制限」があるのです。
たまに高速道路でも40km/hくらいでトロトロ走っている車を見ますが、誰でも危ないと思うでしょう。 
 
言える事はひとつ。 
自身の身体能力の低下に対して、あまりに自覚のない高齢者が多すぎる!
 
高齢者マークをつけない者の言い分は、「まだまだ若い者には負けん!」的なものばかりです。
これを慢心と言わずして何と言うのでしょうか、若い人間にはご高説を垂れる割に、肝心の年寄り連中はこのざま。
テレビの報道を見て、「まさか俺が」「自分は関係ないや」そんな風に考えている連中と何が違うのでしょうか。
そんな事だから「老害」などと称されて卑下されるのですよ。

現行の資格の運用システムも問題ですよね。
AT限定などという訳の分からない条件まで作って、一体何のための免許制度なのか。
条件に合わない「欠格者」をふるい落とし、危険を排除するための制度ですよね。 

そのはずなのですが、最近は規制緩和だの何だので条件が緩くなっています。
「本来は運転できないはずの者」が平然と資格の必要な車を転がしているんです、怖くないですか? 
規制緩和も、結局は政治屋連中の金儲けに利用されているだけですよね。 

 
「第二の人生」だとか言ってやたらアグレッシブな高齢者がいますが、同時に勘違いを起こしている人間がいるのも事実です。
 
 歳を食っているからといって、我侭が許されるようにはならない!

  

 「努力義務」は「遵守に努める義務がある」という事です、「やらないくて良い」ではありませんよね。
後続が煽ってくる?仕方ないでしょう、「流れに従っている車」と同じだと見なされてしまっているのですから。
周囲からは浮き、声なき批判に晒される、これが「努力義務」の遵守を怠ったツケです。
 
一時期、高齢者マークが義務化された時期がありましたが、すぐに撤廃に追い込まれましたね。
反対派は「高齢者いじめだ」等と抜かしているようですが、ちゃんちゃらおかしいですね。
一部の我侭な老人がそれをしないばかりに、多大な迷惑を被る者が居るという事が分からないんでしょうか。
我侭を通す老人に高級車やスポーツカーは似合わない、「乗りたい」と駄々をこねる前にやる事をやれと言いたい。
我侭云々は一生ついてまわる問題です、自分が困らないよう、周りを困らせないよう、将来には備えておきたいですね。



身内の話になって申し訳ないのですが、祖父が大型2種免許の有資格者です。
もう80歳になろうかという所なのですが、とてもそんな歳には見えない、シャキシャキした運転をしていますw
高齢者マークもちゃんと提示しています、室内に吸盤式のもの、ボディーにはマグネットという徹底っぷりw
車のライトと同じく「紛失の際に冗長性を確保するため」だとか、やはり考えていました。

話を聞くと、サンデードライバーや他の高齢者に対する愚痴を吐露してくるんですよね。
やはり、自分が考えているのと同じようなシチュエーションで危険を感じるようです。
一時期は教習所の教官を務めていた時期もあり、それも相まって意識が高いのかもしれません。

自分は免許取得から6年目、車での総走行距離は24万kmに達しようというところです。
人の4倍近くは走っていますが、それでも祖父に比べたら遥かに未熟で、経験が足りないと思いましたね。
車は乗らないと技術の向上はありません。
しかし、ただ乗っていれば良いというわけではないのですよね。
様々な状況を想定し、改善すべき点を考えながら乗る、これだけでだいぶ違うと思います。
逆に言えば、考えなしに乗っている人間は向上心もなく、言ってしまえば害悪でしかありません。
もっと考える事があるはず、普段からそういった心構えで車を運転されてはいかがでしょうか。



【追記】

「最低速度が定められてるなんて嘘だろ」と思われた方へ。
高速自動車国道での最低速度制限について書かれています。
http://www.jaf.or.jp/qa/ecosafety/careful/15.htm

原付が高速を走れないのは、車格の問題もありますし、最低速度制限を満たす事ができないから、という考え方もできますね。
「遅すぎは危険である」というひとつの例です。

更に、注目して欲しいのが「特に指定のない区間」という項目です。
インター間で制限速度が表記されていない場合等、意外とあるんですよ。
その区間の中であれば、別に100km/h出していても違反にはなりませんよね。
逆に、最低速度がわざわざ表記されている場所、どれだけあるでしょうか。

もし、50km/hでも「速すぎる」と思われる方は、ご自身の身体能力を疑われるべきだと思います。
「反応がついていかない」「それ以上の速度で安全に走れる車ではない」という事は、「高速道路を安全に走行できない」という事に他なりませんよね。
普通車免許の教習内容に高速教習が盛り込まれている以上、「免許の条件から外れている」という考え方もできるわけです。
それを「スピード狂の詭弁だ」とか言われても困りますね、実際の規制に照らして言っているだけなのですからw


「勘違いしているのは自分の方だった」という事は往々にしてあるものです、一種の「確信犯」ですよね。
自分の中で正しいと思っている事でも関係ありません、「何事も疑って掛かる」のが、一番の解決策だと思います。
私自身も、「確信犯」「狂信者」にならないように注意したいと思います。
Posted at 2012/05/03 21:05:11 | コメント(4) | トラックバック(1) | 雑記 | 日記

プロフィール

「次回はVTRのFI用マフラーのレビューになります、モノはヤマモトレーシングです」
何シテル?   05/16 15:58
鈑金王と申します。 お察しの通り、捻くれたオタクです。 スイフト(ZD11S)降りました、現車両はZC33S。 他にCD90とVTR250を主に転がし...
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