商業雑誌の場合、記事については広告主が業界メーカーだったりするから、どうしても商品の本音が書けなかったりする。
がっ実は商業サイトでも同様の事が多々起こるのだなぁと...やはり商業サイトで広告収益で成り立っているとしたならばそれはしょうがない事なのであろう。
自分も四ヶ月前に同様のブログ掲載におけるガイドラインについてトラブルを抱えていた事を思い出した。
その時の立場は、ウェブを管理する側の立場である..
自分は今年2月まで某業界のメーカー系子会社でWEBサイトの部門統括責任者だったのだが...
実はこんな事が起きた、私の管理するブログサイトにおいてユーザーの書き込みがあった..
その方はページビューランキングも高い方できちんと製品分析やインプレッション記事を書いている方だった..いわゆる我々側で用意したライターではなく、自分の意志で趣味としてブログ参加し書き込みをしている方で、我々業界人がみても感心させられる内容であった。
がある日、我々の親会社の製品発表があったのだ、その方は真面目にインプレッションし感想をブログにアップしていた。
内容も親会社製品について書いていたが、客観的にどうみて悪意にみちたものではなく、きちんと感想を述べたものであった。
が、翌日親会社より連絡があった、「そちらのサイトにある、○○○という奴が書いた記事だが
こんな問題のある記事放置していていいのか、即刻削除しろ!!」
最初意味がわからなかった、確認すると前述した方のブログの記事である。
クレームを言ってきたのは親会社の企画開発責任者で我々の会社の役員でもあった。
業界人しかわからない内容だろうが、「○号機に対して業界メーカーも危機感もっている今こんなネガティブな記事を書いて、いかがなものか」「それを○○の子会社のあなた方こんな記事放置するとはいかがなものか」「即刻削除せよ」なる内容だ..
書かれた記事は新基準の機械のゲーム性に関する内容だった、それもその製品に対する物ではなく新基準のゲーム性に対する意見が主だった..
が実際のこの役員の真意は違う、展示会で売るべき商品が不評だったのだ、八つ当たりもいいところである。
商品が売れない八つ当たりをしているのだ、その記事を消して商品が売れるのか..
頭の悪い話である..
さらに翌日、私の部署の担当役員と私でその親会社役員のもとを訪れる...
同じ事を繰り返す親会社役員、私は言った「我々も読みましたが、悪意に満ちた記事とは思われなく、御社製品に対して批判的な事などどこにも書かれていないと思われます。」「百歩譲って社内担当者が書いた記事であれば、特例として不本意ですが消します」「ですがこれはブログです、一般の方が一意見として書いたものです。」「内容に問題はなく消す理由がありません、本人にどのような理由を述べて消すのですか?」
役員は言う「そこをあんたらが考えるんだよ!うまく言えばいいじゃないか!もとはといえばあんたらがこういう物放置しておくからだ!」
私が言う「ブログというのはこういう性格のものだと思います、誰もが不快に感じる内容や法にふれるものであれば削除はできますが」「どうあれ、個人が楽しむ範囲において逸脱してない書き込み対して、消す理由はないです..」「強制的に消しますか?おそらく本人が騒げば、他のユーザーにまで騒がれますよ..それにきちんとした削除理由について聞かれますが」「おそらく役員の言っている理由言えば、メーカーが圧力かけたとなりますが」「それとも金で解決しますか?書いてる本人金が欲しくて書いてないですよ、場合によっては、こちらのアプローチ全部ばらされますよ、いいんですか..」「このアプローチ我々がやることで、どういう言い方をしても親会社である御社が圧力かけた事になりますよ」、役員は言う「だからそれをそちらでうまくやれっての!」
結局埒開かず社に戻って対応を決定する事に..
結局、私は役員会に一つの案を出した、「この書かれたブログに対して削除する理由は見あたらず、また筆者に消すことを依頼する理由も見当たらない」「またアプローチそのものが親会社の信用を損ねるリスクとなります」「どういう理由であってもこれを削除せよという指示であれば、今後このような事は絶えず起こることも想定され、もしこれらの書き込みに関して介入し削除をする運用であれば、ブログ運営は困難と思われる為、このブログサイトの閉鎖を進言します」と書いた紙を役員会に出した。
結局そこまでする必要はないとなって、うやむやにこの問題はカキ消えた..一切何も無いように事が流れた、そのユーザーも知るよしない事となったのだ..
しかしブログサイトの運営というのはいろいろな利害と思惑があり非常に運営側にもリスクと政治があり大変だという事も理解して欲しい..など思った。
これはみんカラ運営をフォローしている訳ではないのだが..
私は1ヶ月後、この会社を辞めた、あまりにもくだらない、くだらなすぎるから。
実際辞めた理由はそれだけではないが..
ただこれは作り話ではない事実だ、どうとっていただいてもかまわないが..
今回朝日殿への、みんカラ運営側の書き込み関する警告のアプローチがどうであったか考察する。
みんカラ側も非常に苦しい立場の中で回答をしているはず、同じ運営をしていた立場の人間としては理解できる部分も多々ある。
ただやはりクレームに対してそれなりの対応をしたという結果をのこす立場をとったのであろう。
しかしここの表現は適切ではない、恐らくの朝日殿へ送られたメッセージ趣旨はこうであったろう..
「他のユーザー様より、商品に対する記述に関し誤りがあるのではないかというご指摘がありました、内容の真贋に関してみんカラとしての直接判断はいたしませんが、内容等に明らかに誤りがあったと判明した場合、対応をさせて頂くことがあります、今一度内容に問題がないかご確認ください」と書くべきであったと思うのだが..
ただそれをもってしても、今回の朝日殿通達の件は朝日殿含むユーザーの反応は想定される範囲ではなかったか?。
つまりブログ記事記述の掲載ガイドライン可否の論理性に欠けるからである。
今回のケースであれば管理側の最善の一手はクレームの当事者にメッセージを返すのが理想ではなかったか..これは実際わからないが、下記のようなメッセージをもしかして返しているかもしれないが..
「みんカラのブログ記事に関するガイドラインとして、利用規約に違反するもの、明らかに事実ではない事、多くの人が著しく不快感じる内容、公序良俗に反するもの、差別に関することなどに抵触した場合、削除等の処置をさせて頂く事があります、常識の範疇にて利用していただく事をお願いしております」「個人的に書かれた所感などに関して、その真贋についてはみんカラ側では適時調査はしませんが、一般常識的に明らかに事実に逸脱した物であれば、内容に対する変更削除を要求する事もございます」と返すべきではなかったのではないか。
今回の対応では何も変わらない、むしろ運営側に対してユーザーの不信感しか芽生えなかったのではないかと思う。
もう一つ最後に気になる事、今回朝日殿は言っている「罪を憎んで人を憎まず」朝日殿を聖人君主にするつもりはないが、この事は朝日殿を応援する人に言いたいのだが、眉唾商品がはびこる事象が憎いのだよ朝日殿は、だからカルト集団VS理論派現実主義者の人の戦いにしてはいけない、特定の人をどうの言っていないのだ朝日殿は..
また、ましてや体制としての「みんカラ」相手に言葉というチェーンをグルグルまいてクダまくのも望んでいないはず.. 憎むべきは「効果の無い眉唾商品」という罪なのだから..
勝手なこと言って申し訳ないがそんな気がした...