
のっけから画質が悪くて申し訳ないです。
(コンデジにSDカードを入れ忘れて出掛けるという大失態で、急遽iPhone5の活躍となりました。)
メーターパネルは最近のスズキ車のトレンドとでも言いましょうか、
ワゴンRやソリオでも馴染みのある形状です。
エコ運転によってメーター照明の色がグリーンに変化するギミックもワゴンRと共通です。
下手にエコランプが点灯するよりも視覚的に判り易いので個人的には好感を持っています。
操作パネルはごく普通。
私はこのタイプのインパネシフトが好きではないのですが、時流ですかね?
コラムシフトの方が確実な操作が出来ると思いますが…。
ちなみに、今回試乗したのはNAエンジンを搭載する中間グレードです。
現状はG/X/Tの3グレード展開なのですが、年内にはスティングレー的なエクステリアの展開もあるとかないとか…。

試乗車にはターボモデルのTもあったのですが、ベースとなるNAの素性から知りたいという個人的な理由で乗ってません。
まずは乗降性。助手席側の写真で申し訳ないですが、こんな感じです。

ワゴンRから受け継いできた部分でしょうね、お尻をスッと乗せられる高さにシートがあります。
スカート姿の女性でもスッと座れますという写真と説明文が(モデルさんは156cmでした)ショールームにありました。
「HさんやDさんのライバル車より低いですよー」というわけですね。
乗降性の高さはポイントが高いと感じます。
室内はとにかく「広い」の一言です。
ただ、これはもうどのメーカーもドングリの背比べかと思いますから数値だけで語るのはやめておきます。

後部座席は前後にスライドするわ、畳めるわ、リクライニングするわ、と自由自在。
27インチの自転車が積めるとか各社各様に積載性を謳いますけど、自転車ってそんなに積むかなぁ?と一言申し上げたいですw
それにしても収納スペースは多彩です。
一体どれだけティッシュ使うんだ?と突っ込みたくなるのは私だけでしょうか?
天井からもぶら下がってるし。
助手席アンダートレイは洗車の際のバケツ代わりになるかもしれない便利アイテム。
後部座席のサンシェードはこんな感じです。
完全に若年家族層をターゲットにしていますね。
後部スライドドア開口部。

助手席側は電動式なのでボタンを押すだけで開くというのは小さな子供さんのいるパパ・ママに嬉しい装備でしょうね。
さて、いよいよ肝心の動力性能部分に触れていきます。
アクセルペダル、フワフワに軽いです。
ワゴンRに乗った時も感じたことですが、スイフトと同じ感覚で踏むと急発進になります。
それだけスタートが軽いんです。
あくまでも一人で運転しているのでスムーズに加速して当たり前ですが、
850kgの車体は軽々と前に進みます。
52馬力、6.4kg・mという何の変哲もない数値のエンジンですが、ワゴンRよりも静かなんじゃない?と思わせる程、なかなかの上質感です。
しかも、「ターボ要らないね。」位の加速をしてくれます。あくまでも通常の街中での運転の範囲ですが。
いつも書くことですけれど、「あくまでも、軽自動車として。」ね。
ロードノイズはそこそこですが、今時のクルマらしく作ってきているなぁと感じました。
足回りはやや固めの印象です。
やはり背の高いクルマですから初期の段階でしっかりと踏ん張っていないとロールが激しくなりますからね。
先代のワゴンRで酔った私ですが、今のワゴンRと今回のスペーシアは大丈夫そうです。
ハンドリングはもうどうしようもなく軽です。
スカスカに軽いし中立付近なんかフワフワです。
その代わり、取り回しは非常に楽々です。
クルマの性格からして良くも悪くも日本車らしいなぁという気がします。
つまりは、日常の足であり、街乗り快適仕様だということでしょうね。
そんな性格のクルマなので当然シートもそういう作りです。
ホールド感など皆無です。
これが峠でかっ飛んでいたらちょっと距離をとりたくなりますね~。
ちょっと話が逸れましたね。
さて、これだけの車重と広大なスペースを持ちながら燃費が29km/lという部分ですが、

このシステムが活躍しているんですね。
ただし、あくまでも測定条件に則った走行でのこと。
実際に数字を出そうと思うとノロノロ発進とカックンブレーキ、
更には下り坂でエンブレ不使用といった努力が必要です。
個人的にこれが一番厄介だと思います。
燃費の向上競争は時代の流れかもしれませんし、実際にそこに大きな意義を見出している購買層が多いのはわかります。
ただ、クルマの運転というのは人間が行うものであり、
より安全に、よりスムーズに運転出来てこそクルマも活きてくると思います。
そういった面から考えると現段階でのスズキ車のアイドリングストップ技術は私には受け容れがたいなぁと感じます。
とまぁ、ちょっと偉そうなことを書いてしまいましたが、
価格設定やスズキお得意のスペース利用術、シティコミューターとしては便利な1台でしょうね。
4人家族で子供が小さいとか、
保育園送迎カーとか、
軽でも十分ファーストカーに成り得る時代です。
是非、皆さんもご自身で体験してみて下さい。
私は素人さんですし、クルマのことを良くわかっている人間でもないので内容に不備があれば適度にスルーでお願いします。
ただ、そんな素人の私でも、このクルマは頑張って開発されたんだなぁということはわかりましたよ。
ちなみに試乗結果はこんな感じで、

スズキさんおみやげ沢山ありがとうございました。
ただ、スズキさんに頑張って頂きたいのであえて苦言を言わせて下さい。
うちのしずかちゃんもそうですが、ピラーのブラックアウト部分のシールはもう少し何とかなりませんかね?
チープさが剥き出しでちょっと悲しいです。
では、締めの一言として。
「パレットは好きじゃなかったけど、スペーシアは好きです。」
個人的主観ですが…。