「道の駅とおわ」を後にした私達にいよいよ別れの時が迫ってきます。
本来であればお別れするのは次なる道の駅 「あぐり窪川」の予定だったのです。
ただ、私の目に入った「海洋堂ホビー館」の看板が突然の予定変更のキッカケになりました。
チョコエッグフィギュアがブームを呼んだ頃が懐かしく、
私が一番慕っていた先輩が海洋堂の動物シリーズを収集していたのを思い出したのです。
前を行くイエローキンダム様に「ホビー館に行くのでここでお別れとしましょう」と切り出しました。
そしてがっちりと握手。
その割にその後暫く駄弁ってたとか言うのはここだけの秘密です。
いや、本当にこういう時のタイミングって難しいのです。
ともあれ、互いに次の目的地は別々です。
名残惜しさを噛み締めながらイエローキングダム様は真っ直ぐ、私は右に曲がります。
最後のパッシングとそれに答えるハザードの点滅、これだけは網膜というフィルムに焼き付けておきます。
ホビー館へと向かった私を待ち受けていたのは駐車場満車によるバス運行と長い待ち時間という現実。
時間に制約がある以上ここは潔く諦めます。
そんなこんなで「あぐり窪川」。
ここで私は四国入りしてからずっと気になっていたものの撮影を決行。
これです。

それはもうアチラコチラで咲いていたのですよ。
例えば

こんな感じで群生していたりとか。
確かテッポウユリって言うのですよね~、帰ってきたら地元でも咲き始めていました。
桂浜に寄りたかったのですが「時間の都合」+「学生時代に訪れている」ので今回は我慢。
とりあえずナビの誘導に従って一気に高知市内に
凸乳突入です。

路面電車が走っている風景は普段目にしないので新鮮です。
なんだか時間がゆっくり流れている雰囲気がしますね。
高知市から国道32号線を再び伊予方向に北上します。
ちょっと気持ち良く峠道を流した先に「日本一の大杉」の文字が…。
ちょうどトイレにも行きたかったので寄ってみましょう。

濃い緑に癒やされます。
右側では

おクチが「あ~ん」
そして大杉。
いやぁ、本当に大きいです。

その樹齢3千年とか…。
枝だけでも普通の杉の幹位あります。

ここで失敗したのはレンズを35mmにしていたこと…。
全体像が収まらない(T_T)
大きい物のあとは

小さい物でも目の保養。
ピンぼけですが…。
あー、もう、横着しないでレンズくらいちゃんと替えて登れば良かった…。
ここ大豊は美空ひばりさんが巡業中の事故で九死に一生を得たという所縁があるらしく、神社の隣には歌碑が建てられていました。

おっとしまった、これは道草が過ぎた。
疲労も重なり空腹感も少しずつ増してくる中、道を急ぎます。
旅先で事故というのは洒落になりません。
しっかり休憩をとる余裕を持てる様に、
更には、「なるべく明るいうちに街に出ておきたい」という一心で、
大歩危小歩危峡もスルー。
祖谷のかずら橋もスルー。
何とか陽のあるうちに国道192号へ、
四万十川では川上りコースでしたが、
吉野川では川下りコースを走ります。
ここで悩んだのが旅の最後の食事をどうするか?
海鮮丼から始まった旅、地場産のバイキングも楽しんで来たことですし、
う~ん、徳島と言えば徳島ラーメン?
とかB級グルメ路線にしてみようかと考えながら走っていると…。

あっ!! これはっ
みん友様である観測者様が絶賛していた「たこ焼き物語」さんを発見しました。
ここに関しては
観測者様のブログを参照して下さいませ。
後になって「店内で食べれば良かったなぁ」と後悔することになるのですが、
とりあえずテイクアウトで二種購入、お店の方と「みんカラで見て来たんですよ~」などと少しだけお話して出来上がりを待つ間にお写真を撮らせて頂きました。
焼き終わったあとは店主様が私のチン○をカメラに(…ぁ
さぁて、食料も調達したし…
と、思いきやあと少しの所でイキナリ大渋滞。
原因は

…阿波踊りでした。
車窓からあえて個人の顔が映らない様にフラッシュ無しの被写体ブレ撮影です。
そういえば絶賛開催中だったのですねぇ。
イエローキングダム様と別れ、マイペースの行き当たりバッ旅に路線変更して改めて感じたのはルートや計画をしっかり建てる大切さです。
とは言え、私はこういう無計画ドライブが好きなのだからこれからも大雑把にしか計画をしないのだろうなぁとは思います。
まぁ、ちょっとしたハプニングなどもありましたが目的地には無事に余裕を持って到着。
実はチン○に初めての経験をさせようという作戦の為に先を急いで居たのです。
チン○のアンテナの奥に映るもの

これにチン○
を入れたかったと乗ってみたかったのです。
こういうのは萌えキャラとか言うのでしょうか?

よく判りませんがとりあえずフェリーです。
チン○、初めてのフェリー。

これで海を泳ぎます。
潮風をタップリ浴びながら日本に渡ってきた子ですから船に乗るのは初めてではないのですが。
混雑する船内で腰を降ろし、身体を休めます。
さて、船を降りたら自宅までのラストラン。
さすがにテッペンを回ってくると、お盆でもクルマも少なくて快適に走れます。
2日間の走行距離

そしてトータル運転時間

結果的には然程伸びなかったなぁという印象です。
コイン洗車場へ塩分だけでも流しに向かって改めて帰宅。
自分へのお土産は当然「すだち酎」

疲れた身体に柑橘系の爽やかな香りと共に心地良い酩酊感がまわります。
楽しかった2日間の旅日記、結局いつもの様にダラダラ書くことになってしまいましたが最後までお付き合い下さった皆様有り難うございます。
改めて、この度ドライブ計画に便乗させて下さったイエローキングダム様には最大限の謝意を述べさせて頂きたいと思います。
頂戴した伊予国らしい素敵なお土産、

さすが別名うどん県。
本当に有り難うございます。
旅の思い出とともに噛み締めて食べたいを思います。
偶然から始まったご縁。
一歩踏み出すことで再び結ばれた夢のツーリングオフ。
また一つ貴重な経験をさせて頂いた、熱く暑い夏の日の記録でした。