
旧い車の車両保険については「市場価格がいくら高かろうとも自動車としての価値は償却されている」との考え方で「掛けることができたとしても数十万円~百万円程度の額しか掛けることができない」というような話を聞きますが、そのような決まりはありません。
私の所有しているコンチネンタル マークVについては600万円、ランクル70でも500万円(最近の同程度の中古車相場を見るともう少し増額した方がよさそうですが・・・)の車両保険に加入できています(マークVの方は自損事故を起こす可能性が極めて低いため限定+Aとしています)。
また、初年度に500万円の保険に加入しても、翌年から1年毎に10%づづ減額されていき、10年後には200万円以下の金額まで下がってしまうのが通例ですが、これも毎年同額で継続していただいています。
コンチネンタル マークVの契約(抜粋)
ランクル70の契約(抜粋)
これらの車両保険は、もらい事故や当て逃げはもちろん、車両火災による全損時にも有効ですので、旧い車を所有する者としては極めて安心感の高いものです。
自動車の価値は、市場で取引されている価格が基準となりますので、車両保険の金額は保険会社との交渉次第です(私の経験では、交渉にあたる代理店や担当者の力量も重要ですので、ネットで契約するタイプの保険では難しいかもしれません)。
また近年、クラシックカー保険というものが登場していますが、私が一度マークVについて見積をお願いしたところ、一般の自動車保険契約に比較し、約2倍の保険料の見積となっていましたので、よほど特殊な車種(古いフェラーリやトヨタ2000GTなど)以外はあまりおススメしません。
ということで、旧い車を所有していて車両保険の金額に不満がある方は、保険会社と交渉してみては如何でしょうか?(交渉で認められればいくらでも高額の保険に加入することはできますが、当然それに見合った保険料を支払う必要があることも忘れずに・・・)
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自動車保険 | クルマ
Posted at
2024/12/22 14:43:39