11月12日午後8時。
50肩をかばいつつ、椅子の上で大きく伸びをした私は、デスクの充電器に差してあった社用の携帯をポケットに突っ込んだ。
上越に立ち寄り、最終長野まで。今日も往復430kmくらい走った。
もういいや。残業なんて投げ出そう。
支店長がまだ残っているが、たまにはいい薬だ。遠慮なく帰ろう。
「先帰りますぜ?」
「お疲れ~。」
帰宅後しばし・・・・
ふと気が付くと、投げ出しておいた社用携帯の着信ランプが点滅している。
「うっわ・・・こんな夜中に誰だよ・・・・・」
パカッと開いて画面を見ると、メールのアイコンと不在着信のアイコンが。
「出ないからメールか。何処で何が起こってるんだ?」
とりあえずメールから・・・・
「裕美子」
本文
帰宅何時?
おお・・・・ボケッとしてるうちに、俺にも妻が出来たか。
しかし裕美子のヤツ、4文字だけかよ・・・・
・・・・まてよ?
俺は既に家にいる。
この狭い部屋の、いったい何処で裕美子は俺を見失っているのだ・・・?
ゴソゴソと鞄を漁ってみる。
Oh・・・・・・
もう一つの携帯も、着信ランプがペカペカ。
開いてメールを見てみると・・・・
「俺の携帯持ってってない?」と、支店長よりのメールが。
なんで俺のデスクで充電している!!(爆)
もともと自分のは鞄に入れてたんだね。
だけど、帰ろうとして目の前で充電している携帯見たら、反射的にポケットに入れたんだな。(笑)
もうね、オッサンになると、支給された携帯なんざ、デフォルトのまま使う。
待ち受けも着信音もまったくいじらない。
かろうじてストラップだけ付けたけど、まったく気付かなかった。
とりあえず、会社の電話にかけてみた。
「もう、明日でいいべ?」
「うん。いいよ。」
明日、自分のを渡さないように気を付けないとな・・・・(笑)
Posted at 2014/11/12 22:05:12 | |
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