
「どうしても一度試乗して頂きたいのですが。」
お友達のRyosukeさんに懇願され、仕方なしに2度目の宮が瀬へと行って参りました。
中央道相模湖東ICを下りたらば、「ふう。着いた着いた。」って感じになってましたが、そこはまだ相模湖であって、目的地では無かったというね・・・・

さらに30分程走って、ようやく宮が瀬湖到着。
気付いたら長いつき合いとなっていたRyosukeさんの「プレミアムビーチブルー」のS660がお迎えです。
ビーチブルーて・・・・
おっさんが「ビーチ」て・・・・
良い色だよね。(爆)
青好きにはたまりません。ポルシェの「リビエラブルー」を彷彿とさせます。

古いオープンカーの「ヘッドフェアリング」を思い出す造形。
もうちょっと丸っこいともっと雰囲気出るんだろうけど、全体のラインからしたら角ばってた方が合いますかね。素敵です。

感心した出来のシートには、さらに腰痛対策のクッションが乗ってました。(笑)
オーナーの・・・年齢を・・感じずにはおれません。
涙が出てきます。
ええ。勿論、装着したままで試乗しますが何か??

エクステリアの残念ポイント。
何故、鍵穴をポツンと独立させたし・・・・
普通にドアノブに一体化させとけよと。
まあ、今どきのお車、キーを使うってあまり無いのだとは思いますがね・・・

走行2017kmの新車です。
さっそく試乗させていただきます。
駐車場から出る時は、勿論ワイパーを動かします。お約束ですね。
途中の右折でもワイパー出しましたよ。
さて、動かしてどうだったかと言いますと、素晴らしかったです。シャシーが。(笑)
あのシートに良く動く足で、路面の凹凸のいなし方なんか、とても軽の仕業とは思えません。
乗り出した瞬間に、当たりの柔らかさに感心しましたが、速度域が上がってもその味は保たれたままでした。
軽には似つかわしくないドッシリとした乗り味なんですが、頭は軽く、スッとコーナーに入っていきます。
ホンダ、凄い足作ったなあ・・・と思います。

一方、残念感が残ったのがエンジン。
レッドは7000rpmからとなりますが、5500辺りからパワーもトルクも盛り上がってきません。
排気音が5000くらいでちょっと変わりますが、それだけ。
これね、脳内でレッドを6000rpmくらいに変換して運転するといいです。
低速からトルクは十分に出ています。5500も回ってると、スピードは十分に乗ります。
その先の1500回転に期待してしまうと、拍子抜けになります。
なので、6000からレッド。そんな気分で乗ると楽しいです。
これね~、メーカーも多分わかってる。
ミッションがマニュアルモード付CVTだったんですけど、最初パドルは使わずに試乗したんです。
Ryosukeさんがスポーツモードにセットしてくれたんですけど、5000rpmくらいでシフトアップしていくんですね。
レッド7000なら、もっと引っ張るセッティングでいいのにと思ったんですよ。
おそらく、「これ以上回しても・・・・」って判断だったんじゃないかなと。
あ。パドルの変速は早かったですよ。
そんなわけで、エンジンに今一歩感が残りましたが、総じてレベル高い出来だと思います。
特にシャシーは良い。タイプRが噂されてて、多分出てくるんでしょうけど、今までのタイプRのような、むやみにハネる足にしないでもらいたいですね。
エンジンの改良と、それに見合ったバネ・ダンパーの強化でいいと思います。
S660とエリーゼの成り立ちって、似てますよね。
何の変哲もない実用車のエンジンで、スポーツカーを仕立てるっていう。
ロータスはエンジンを「ロータス仕様にしなきゃ!」って張り切って、あげくチェックランプ祭りのへっぽこにしちゃいましたけど、ホンダは逆に変えな過ぎて失敗してるかな。
変えられなかったのかもしれないけど。
Ryosukeさん、貴重な新車をどうもありがとうございました。
ぶっちゃけ、欲しいです。(爆)
今度会うときは、もうちょっと時間をとって、ゆっくりと血糖値について語り合いましょうね。www
Posted at 2015/05/31 20:33:55 | |
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