先月ですが・・・

こんな本を見つけて読んでいる話を書きました。
そして、それからいくらも経たないうちに・・・

こんな本もアマゾンで購入しておりました。
ここ数年、毎年チートマシンが活躍しているF1ですが、この車のインパクトを超えるものはいない気がします。
23年も経つんですねぇ。
FW14Bといえば、「リアクティブサスペンション」。
制御が複雑すぎる「フルアクティブ」を見切り、機能を限定して熟成させたこのシステムは、絶大なる威力を発揮しました。
私の記憶では、サスペンションが縮む時はパッシブで、そこから車高を保つために伸びる時がアクティブだと思っておりました。
しかし、この本によると、大きなバンプは従来通りのパッシブサスで、微細な上下動は、アクティブが対応するシステムだったようですね。思い違いしてました。
また、意外だったのは、ハイテクイメージが強いリアクティブサスですが、実は試走が必要だったという点。
あくまでサーキットを周回するという前提のもとで、フリー走行でストロークや荷重変動のデータを集め、コンピュータにプログラミングする必要があったという所ですね。
当然、周回が重なると誤差が出ますんで、毎周プログラムにはリセットがかかっていたそうです。
「目的地がわからない量産乗用車に応用してそのまま使えるというレベルの物ではなかった」と、本文中にありました。
これ、今のコンピュータの演算速度と、GPSの機能・精度をもってしたら、どんなサスが出来上がるんでしょうね。
さらに、トラクション・コントロールも鬼のような要求をしてくる車だったそうです。(笑)
それまでの車ならブレーキをかける所で、TCSは「踏め!」と言ってくる。
文字にすると簡単ですけど、これはそうそう出来ないですよね~。(笑)
「人の感覚から外れる事を要求される車」というのは、当時から言われていましたが、こういうコトだったんですね。
こんなのを乗りこなしてみせたマンセルは、やっぱどこかイカれた男だったんだと。
因みに、常に強大なダウンフォースが発生しているので、ステアリングはクソ重かったそうです。
パトレーゼが1歩後れをとっていたのは、腕力の違いもあったとかwww
いや~楽しく読ませてもらいました。
Posted at 2015/05/14 20:54:50 | |
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