ヘルメットロックのキーシリンダー加工

GSX-R600の時から使いづらかったリアシート下のヘルメットホルダーですが、GSX-R1000になってから更に使いづらくなっていたのでキジマから販売されているヘルメットロックを購入してみました。しかしヘルメットロック用のキーが別途追加になるのが嫌でネットで公開されているキーシリンダーの加工をしてスズキ純正キーで回るようにします。ヘルメットロック本体の裏蓋を外して内部の部品を外したらキーシリンダーの飛び出し防止プレートを引っ込めながらキーシリンダーを引き抜きます。キーシリンダーを引き抜く時は付属のキーを差し込んでおかないとキーシリンダーのプレートが飛び出してしまうので忘れずに差しましょう。

今回購入したヘルメットロックのキーと純正キーの溝の向きが左右逆なのでこのままでは純正キーはキーシリンダーには差し込むことは無理です。ヘルメットロックには生産ロットによってキーの溝が左だったり右だったりするみたいなので今回のロットはハズレくじを引いた形になりますね。

ここからが今回のメインの加工になります。キーシリンダーに取り付いている全ての部品を外したら内部の突起を全てヤスリ等で削り取りフラットにします。こうする事で溝が左右違う純正キーも差し込むことが可能になります。溝の向きが付属のキーと純正キーが同じだったら最小限の加工で済みます。

加工したキーシリンダーに外した部品を取り付けたら純正キーを差し込んでシリンダー外径からはみ出るプレートをヤスリで削ってはみ出ないようにします。プレートを差し込むときに入れ換えを行いはみ出る量を最小限にすると削る手間が少なくなります。これで付属のキーではこのシリンダーは回すことが出来ませんが純正キーで回すことが出来るため追加のキーは発生しません。

外した部品をロック本体に組み込んで純正キーでロック解除を確認したらキーシリンダーの加工は完了です。今回加工したキーシリンダーの状態だとキーを差し込んだ時に左右に動いてしまうため少し回しにくいですが使えない事はないのでこのまま使用します。これでリアシート下の使いづらいヘルメットホルダーを使わなくてもヘルメットが固定出来るのでツーリングの時の利便性が向上しそうです。

しかしこのキジマのヘルメットロック、K9～L1迄しか対応していないのでL6モデルの僕のGSX-R1000にはちょっと合わないんですよね。ネット上でL2以降のモデルに取り付け出来たというインプレを参考に購入したのに残念です。詳細はパーツレビューにて報告します。
でもヘルメットロック自体は別の方法で取り付けるので無駄にはなりませんよ。