日にちが飛びましたが、
前回 の続きです。
話は前後します。
当初は、ヘッドユニット
「DEH-P940」 の内蔵アンプでフロントSPの
「DDL-R17C」 を鳴らしていました。
音場は低い位置に定位するものの、同軸スピーカーならではのまとまりのある良い音でしたが、低音域と高音域があまりにも弱く感じたのもあって、社外品のアンプを導入しました。
フロントに導入したアンプは、米国の名門オーディオメーカー・
harman/kardon 社の「CA280」です♪
1953年に創立され、米国内ではスバルやメルセデス、BMWやハーレーダビッドソンらが純正オーディオとして採用しているメーカーです。あのJBLやMark Levinsonらも同じharmanグループなんですよ。
興味のある人はパーツレビューをご覧ください。
※某氏の予想は見事に外れですね…(^-^;
このフロントアンプの
「CA280」は、音に透明感と滑らかさを持ち、内蔵アンプでは聞こえなかった楽器の音まで再現するようになりました!
特に女性ボーカルの艶っぽさと言ったら絶品です(^-^)♪
そして懸念の低音と高音の件も、このアンプ導入で一応解消されました。
しかしこうなると(前ブログでも書いたように)、フロント(社外SP+外部アンプ)とリア(純正SP+内蔵アンプ)の間に音質差が生じてしまい、結局フロントだけの「2ch」でしばらく聴くことに・・・。
フロントだけでも綺麗なサウンドを楽しめはしましたが、その後、『フロント同様に高音質なスピーカーと外部アンプをリアにも入れたらどうなるのか?』との冒険心?から、再度「4ch」化を目指してシステムのカスタムを進めました。
・・・・・
その後しばらくして、フロントと同じ 「CA280」 を
リアアンプ にも導入しました♪
それならば、最初から 4ch のアンプを買えば良かった気もしますけどね…(^-^;
リアスピーカーには、(フロントSPと同系の)アルパインのスピーカー
「DLS-108X」 を入れました。
あらためて
「4ch」化したシステムで聴くと、「2ch」と比べて『音の厚み』が増し、ボーカルもより明瞭感ある音に変わります♪
やはり以前は、純正のリアSP音がネックとなり、音全体を悪くしていたんでしょうね…(^-^;
そして、前後のアンプを揃えたおかげで、音の統一感がより一層と生まれました。
「CA280」の特徴でもある透明感ある音を、「4ch」の空間で聴くのは楽しいです♪
やはり「4ch」のステレオは音が良い! 聴く度にあらためてそう思いましたよ (^-^)
これでしばらく聴いていたのですが、気になることも出てきました…。
それは、小音時にパワー感がやや足りない感じがすることです。
透明感ある中高音域は良いけど、低音域が若干弱いんですよ。
これはアンプより、フロントスピーカーのサイズ的な限界なのかもしれませんが・・・!?
「4ch」化したことにより、それらを更に強く感じるようになりました・・・
ここで普通は「サブウーハー」を追加しますけど、それほど重低音マニア(
♥)でもないし、スピーカーによってはシステムのバランスや音色が狂ってしまうこともあると思い、別の方法でパワーアップすることにしました。
・・・・・
それは、
フロントSPを 「CA280」 2台で鳴らすことです。こうすれば、よりパワーある音へと変わるでしょうから。
※2chのアンプで1台のSPを鳴らすのが、
「ブリッジ接続」です。ただし、アンプもそれに対応している必要があります。
主に1台のウーハーを鳴らすのに使われますが、もちろんこのように使ってもOKです。
ブリッジ接続による、フロントアンプ2台の効果はすごいものでした!!
音圧が上がり、音のパワーをビンビン感じます(^-^)
低音も自然に溢れ出てくるし、小音時にもそれなりに聴けるようになりましたよ♪
さすがにこれ以上の低音を出すには、前述のサブウーハーを入れないと無理なようですけど、自分的にはこれで満足です(^-^)
しかし、せっかく「4ch」化したのに、また「2ch」に戻すのもつまらない話です・・・
そこでリアアンプにも、フロントと同じメーカー、harman/kardon 社の
「CA240」 を導入しました。
こちらは中古品で購入。本来ならフロントと同じ物をもう一台入れたかったです・・・(^-^;
こちらのアンプはすでに20年ほど前のものですけど、中古市場では今でも人気があります。中古とはいえ、けっこうな値段でした…。
旧き良きバブル時代のオールドアンプで、温かみのある音が特徴です。
時代は違えどフロントの「CA280」とは兄弟機でもあり、音の傾向もわりと似ていますよ。
興味のある人はパーツレビューをご覧くださいね。
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しかしこのアンプ、古い製品でノイズ対策されていないらしく、装着後から
オルタネーターノイズ(オルタノイズ)※が出まくりでした…(><)
※エンジン回転に応じて「ヒューン、ヒューン」と唸るノイズです。
最新のアンプはノイズ対策もばっちりなのか、同じ配線にフロントの「CA280」をつなげていた時は、ノイズが全く気になりませんでしたけど・・・。
このオルタノイズ対策には色々と苦労しましたよ・・・(^-^;
別ブログ にしたので、詳しくはそちらをご覧くださいね!
二台のノイズフィルター+追加のケーブル+AT製の高価な配線金具の数々・・・ノイズを消すためにお金もだいぶ消えました(泣)
・・・・・
上記の機器設置や配線の取り回しを終えたあとも、サウンドの調整(ゲインや前後バランスなど)などに時間が掛かりました。(音の調整と配線類の整理はこれからも続ける予定です。)
そんな苦労もあって、ようやく
『新生4ch』 システムが完成しましたよ(^-^)/
三台の harman/kardon 製アンプで鳴らすその音は、全域にわたるクリア感と十二分なパワー感を持ちながら、「4ch」なのに自然でまとまりの良い、ピュアなサウンドを奏でています♪
特に大好きな女性ボーカル曲を聴くと、その美声に心が揺さぶられるように癒されますよ(^-^)
同軸スピーカーゆえ、あいかわらず音場の低さは感じますが、低中高とつなぎ目のない滑らかな音は同軸SPならではでしょうね。
ただ、「4ch」化して素晴らしく音が変わっても、以前のピュアな「2ch」も曲によっては悪くはないと感じます。
たとえばアンプラグドで静かに歌い上げるバラード曲などの場合、ややもの寂しく前方だけで歌ってくれた方が、より本物に近い感じがしますので(^-^)
そのため、気分次第でいつでも 『2ch←・→4ch』 を切り替えられるよう、リアアンプのリモート端子にスイッチを付けてみました♪
(※ヘッドユニットの設定でもミュート出来ますが、電源までは切れません)
これにて、オーディオカスタムは(とりあえず)終了です
あとは何点かのパーツをちょこちょこ追加する予定。
・・・・・
最後に・・・
「インプレッサだから、オーディオなんかどうでも良い」とか、「こんな車で、いい音は望めない」とか、そんなネガティブでナロウな意見を見ては聞いては、「そんなことはない」と思ってやってきました。
超高額なカスタムオーディオを入れているお友達のインプレッサで試聴させてもらった時に、「この車でこういう楽しみ方があっても面白い」と気づいたのも、カスタムにハマる良いきっかけでした。
みんカラでもオーディオ好きのレビューを参考にしてきましたが、そこにメーカーや車種の垣根はありませんでした。どんな車でも人それぞれ思い思い自由に楽しめるのが、オーディオカスタムの良いところなんですよね(^-^)
お手軽にパパッと済ませるもヨシ、自分でとことんやるもヨシ、プロに頼むのもまたヨシなんですよ。
買ってきた物をつなげるだけで良い音が出せるホームオーディオとは違い、インストール次第で良くも悪くも音が変わるのもカーオーディオの魅力でしょうか・・・。
私も自分なりにDIYでカスタムしてきて、ようやく自分が楽しめる音になれたかと思います。
私のS203はセンターパイプを替えているので、とても気持ち良い排気音を奏でますが、その反面、車内もうるさいです。(車検も危なそう…)
オーディオ的にはマイナスでしかないのに、もはやこの排気音(音質と音量)でなかったら、インプレッサの走りを楽しめそうにありません…。
それもあって、これまでは走行中にそれほど音楽を楽しまなかったし、(過去のオーディオシステムでは)音質的にもつらいものでした…。
しかし今では、アイドリング中はもちろん、走行中でも良い音楽が楽しめるようになりました!
特に走行中、軽く窓を開けて、車の音(エンジン音や吸気音、排気音etc...)と、お気に入りの音楽をミックスさせて聴くのが最高に楽しいです♪
更にそのシンクロ音と、目に映る景色の流れがハーモニーされたときは、何とも言えない一体感を体感できますよ。たとえそれが近所の街並みであろうとも・・・。
その音楽との上質な一体感を初めて体感した日、この車を初めて運転した時の懐かしくて心地よい感動をあらためて思いだしました。
そして、このインプレッサをますます好きになっている自分が、そこにはいましたよ(^-^)♪
おわり
P.S
All Aboutでガイドをされている、石田功氏のカーオーディオ入門書
『カーオーディオ・パーフェクト・セオリーブック』が、私のカスタムでも基本的な指南書として大いに役立ちました。ネットでいくら調べてもわからなかったことも、この本のおかげで解決でき、実践できたことをここに記します。多謝!