先日レスポンスに
こんな記事が。
貼る空力パーツの次は,塗る空力パーツと来たもんだ。
ロキソニンか。
紹介されているのは,埼玉の小鴨商事が開発した新しいコーティング剤「Two Way Coat(TWC)」。
このコーティング剤をボディに塗布すると,撥水効果,そして静電気除去効果が得られるそうで。
この静電気除去効果によって,レースカーのタイムが上がったのだそうです。
このコート剤の役割というか目的は,トヨタのアルミテープと同じものだと思っていいでしょう。
昔なら「オカルトくせー」で切られていたこの手のアイテムも,トヨタのお陰で市民権を得ましたね。
というか,記事の下の方にある「あるメーカーのトークショー」って多分トヨタだよね。
テープに飽き足らず塗装にも手を出そうとするトヨタもすごいが,真に受けて作る方も作る方である。
その効果を実演したものが,記事の最下段に埋め込まれている動画です。
アクリルの瓶に入った発泡スチロールの玉が,コーティングによって壁につかなくなっています。
しかも,外側にコート剤を塗ると内側の玉が剥がれて落ちる……除電してるんですね。
トヨタテープは実験済みでどうなるかも分かっているので,これは期待できそうだ。
つーことで買ってみた。
実演ではスプレータイプですが,なんとなく新しく出た方のローションタイプを買ってみました。
スプレータイプだと風がある日の洗車では飛び散ってしまうんじゃないかな~と思って。
……まぁ,これが思わぬ計算違いだったのですが。
ちなみにどちらのタイプも内容量・価格ともに同じでした。
さて,天候がだいぶ不安定な日でしたが,とりあえず朝から施工開始。
今回は初回ということで,意味ありそうなところはとりあえず塗っていくスタイルを取りました。
ホイールキャップ(両面)に,
ホイールとスプラッシュシールドとショックアブソーバー,
あとは普通にボディ外板です。
なおホイールは,車両外側の面にのみ塗布。裏面は汚すぎてダメだった(クリーナー買ってこよ)。
スプラッシュシールドは試しです。ホイールハウス内空間の除電が出来るかできないか。
ショックは半ばお守りです。これで動きが多少マイルドになるはず。
まずは洗車をして表面の汚れや油を落としましょう。ここは普段と変わりません。
そうして綺麗になったところに,マイクロファイバークロスでTWCを塗り広げていきます。
「ボトルはよく振ってから」と説明書にはあります。除電成分が沈殿しやすいとか。
やってるとすぐ忘れますね~。あんまり振らずにやっちゃったけど,ちゃんと塗れてたかな。
あと多分ですけど,これ
濡れクロスに染み込ませて塗るんでしょうね。説明書にはないけど。
今頃気づきました,ミスりましたね。道理で全然薬液が伸びないと思った。
で,勢い余って使いまくった結果,こんなことに。
左が今日使ったあと,右が新品。
減りすぎイイィィィッッッ!!
ボトル1本で5回分と聞いていたのに,軽く4回分くらい使ってしまってますね。
こういう私みたいなお馬鹿さんは,無理せずスプレータイプを買った方が間違いないと思います。
トータルの作業時間はというと,洗車やらホイールの脱着やら含めて2時間ほどでしょうか。
だいたいホイールキャップで計30分,ホイールとハウス内で計1時間かかりました。
最後のボディは30分ほどでしたが,これは途中で雨が降ってきてダッシュでやったため。
やや塗布が雑だったかもしれませんが,雨滴で薬液が伸びてやりやすかった((^^;
次回以降もホイールを脱着してまでやるかは,今回の施工の経過観察の上で考えます。
大体3~4ヶ月はもつそうです。撥水がなくなってきたら次の施工の目安だそうです。
さて,施工が終わって試走です。
冷静にレビューするため,片付けてトイレ行ってお茶飲んで休んでから出発。
まず,風切り音がかなり小さくなっているのが分かりました。
前はビュービューやかましかった速度域でも,「遠くで鳴いている蝉の声かな?」という程度。
これは他の使用者の人たちも効果として挙げていたので,私の気のせいではないと思います。
本当にうるせぇ領域では今日は走ってないので,その辺は関東帰る時にでも評価しましょう。
次に,クルマがかなり真っ直ぐ走るようになりました。
銅テープ貼った時と同様に,荒れた路面で前後のタイヤが踊っている感覚がなくなっています。
横風に吹かれた時や大型車の横を通る時のふらつきも減りました。
何より,操舵角が一発でスパッと決まる。操舵中のタイヤの動揺がないから安心して行けます。
最大の静電気発生源であるタイヤのすぐ近くから除電するようにしたからでしょうかね。
……あれ,てことは,コラムの銅テープ錆びてるのか?
ショックに塗った効果は,気のせいか分かりませんが,減衰が弱くなったように感じます。
液が突っ張らずスムーズにストローク出来るようになったのか?
ちょっとこの辺はなんとも言えないです。気温にも影響を受けるところですし(今日は暑い)。
公式が謳っているホコリ等の付着防止。
これは今のところ分からないので,また高速乗った時や山行った時にでも評価してみます。
だって,あんだけ頑張って洗車した直後に汚れるようなことしたくないじゃない。
……まぁ,現在外からすごい雨音してるけど。
価格は写真にあったとおりで,100ml入で\1,800です。これで普通車5回分。
この価格をどう考えるかは人によって分かれるところのような気がします。
コート剤と考えると高いと感じるかも。スマートミストが約3倍入って同じ値段ですからね。
まぁでも,塗る空力パーツだと思えばそんなでもない気もしてきますが。
1回で3~4ヶ月維持できるから,1本で1年ちょい。10年乗るとすると\18,000。
3Mの導電性テープを買いまくるよりは安上がりなんじゃないかなぁ?
という感じで,なかなかいいです、このTWC。
全体としてはトヨタテープより気軽にできるんじゃないでしょうか。
ただ洗車した後に塗り込むだけですからね。塗った後の乾拭きもいりませんし。
日々の軽いメンテナンスで高い走行性能が維持できるなんて,安上がりじゃありませんか。
試してみたい方は
こちらからどうぞ~。
こちらからっつってもフローが書いてあるだけで,注文はメールですけどね。