ようやく慣らしが済んだような気がするのでレポートを。
やっぱり通勤で使わなくなると走行距離も伸びないね~。
部品が減らないのは家計的にはいいことですけど。
先月の12ヶ月点検の時に,消耗したブレーキ系統をリフレッシュしました。
基本的には純正部品でまかないましたが,以下2点だけは持ち込み。
今回はそいつらのレビュー的なものになります。
①Projectμ HC-CS
私は基本的にプロμユーザーです。
理由は色々ありますが,一番大きいのはマッチング幅の広さ。
ほぼすべての車種にほぼ全てのラインナップ製品の適合があります。
こんなブレーキパッドメーカーは他にないんじゃないでしょうか。
前回交換時はスポーツ系の中で一番ベーシックな
B SPECをチョイスしていました。
まさにベーシックという感じで,クセらしいクセもなく扱いやすいパッドでした。
が,モータースポーツユースに対しては少々ヤワな感は否めず。
ジムカーナ程度でも温度上昇による効きの変化を実感するのは個人的にはちょっと…でした。
と,いうわけで今回は奮発してグレードアップ,
HC-CSにしました。
HCシリーズのうち,コントロール性に勝るということになっている方です。
ちなみにもう一方の
HC+の方はFTO時代に使用実績あり。
そちらでもコントロール性は十分だった記憶があります。いずれにせよ使用感は上々でした。
うちのミラージュとプロμの相性は,装着当初のカックン時期を凌げばまぁまぁというところ。
前回のB SPECと同様,今回もやはりその傾向は出ましたが,慣れていたので無問題。
慣らしが済んだ今では,踏力に対するリニアリティが高くコントロール性は見事なものです。
エンジンブレーキに毛が生えた程度の弱~いブレーキも可能で,非常に扱いやすいです。
温度帯は50℃~となっていますが,走り出しひと踏み目に気をつければ以降は大丈夫かと。
高温域はというと,効きは通常域と変わらず安定感抜群。むしろリニアリティは高温の方がいいか?
少なくともジムカーナでグダるようなことはないでしょう。スパ西浦も気をつければいけるか。
という感じで,ブレーキパッドの本分たる性能面では何の不安も不満もなし。
欠点を挙げるとするなら,ブレーキノイズがとんでもないことでしょうか。
プロμは全般的に鳴くこと覚悟で使うものだと思っていましたが,これは予想以上だわ。
特に0.2Gくらいで減速をしている時の鳴き方は,分かってて乗っている私でも少し引く。
前車に付き合ってダラダラゆる~~くブレーキしている時など「はよ止まれ!」とキレたくなるぐらい。
HC+をFTOにつけていた時はこんなことはなかったので,車種との相性の問題でしょうか。
あるいはシムプレートを外しているせいかもしれませんが……((^^;
鳴きを気にする人には正直勧められません。
それでも私は,シムプレートを戻さない。
なぜなら面倒くさいから。
総評としては,いかなる状況でも安定して効くパッドを求める向きには非常にオススメ。
コントロール性も条件を比較的問わず良好なので,そこを意識する人もどうぞ。
ただ温度帯下限が低いので,高緯度地域で使うとどうなるかは知りませんが……。
あとはノイズ,神経質な人,神経質な隣人がいる人はヤメた方が吉です。
②エストレモ D2
知っている人は知っている,ブレーキタッチを向上させるフルード添加剤,
エストレモ D2。
今回フルードを全量交換したので,いい機会と思い入れました。
こちらもFTOにて使用実績あり。確かにブレーキペダルのタッチがよくなった記憶があります。
ペダルを踏んだ時の足ごたえがしっかりしたというか,ペダルが重くなったような感じでした。
ミラージュではどうか?と,FTO時の記憶を頼りにそれなりの期待を込めて入れてみましたが。
……ん~,FTOの時ほどの「よくなった感」はないな~,正直。
あまりペダルのタッチは変わった気がしません,特に重くも硬くもならずやや残念。
ただ,踏み込みに対して減速力が遅れなく立ち上がるので,効果はちゃんとある様子。
まぁ入れて最初は反応が良すぎてカックンになること請け合いですが。
微小踏力域でも律儀に反応するので,そのあたりだけ今でも少し気を遣います。
慣れてくると全体的にコントロールはしやすくなると思います。
案外,前にやった倍力装置なしとの相性が良かったりして? やらんけど。
大手を振ってオススメ!ってわけではありませんが,やってみる価値はあると思います。
次回交換時に入れるか?と言われると,私は多分入れると思います。
ただし,現状ですでにカックンブレーキで困っている人は入れない方が吉か。
あと難点を挙げるなら入手性の悪さ,基本的にヤフオクでしか手に入らないので手続きが面倒。
amazonか楽天あたりで取り扱ってくれりゃ楽なんですがね。
以上,先日やったブレーキチューニングのレポートでした。