ドライブシャフトブーツバンド交換 MH23S ワゴンR
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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グリス漏れを起こしていたドライブシャフトブーツですが、ブーツバンドを強めに締めようとするとブーツバンドが切れるので、ブーツバンド自体を変えることにしました。
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ブログに使った自分の日産ティーダの画像を見るとブーツバンドがこのタイプでした。
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このタイプはバンドの厚みも0.6mmで、今まで使っていたバンドは厚さ0.3mmでした。
二倍の厚みなら切れることも無いのでは?という事で変更しました。
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固定方法も変わるのでブーツバンドかしめツールも買いなおしました。
この手のタイプは色々なツールがあるのですが、私はこのボルトで締め込んでかしめるタイプを選びました。
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バンドを緩めにブーツにかけてカシメ機に挟んでボルト締め込んでこの耳をつぶします。
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こんな感じでカシメられます。
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下から二番目の穴にフックを掛けて、耳をカシメました。
ブーツとCVジョイントの間に入り込んでいたグリスがバンドを締め込んでいくとムニムニとはみ出してきます。ここはあらかじめ奇麗にしたかったところですがグリスがどうしてもブーツ裏に付いてくるのであきらめて締め込みました。
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私のワゴンRのスピージーのアウターブーツの品番はBAC-KE18Rです。
CVジョイント径が75.1mmとなっていました。このデータもなかなか見つからなくて、どのブーツバンドを買えばいいのか悩みました。あとはブーツの厚みを考慮して厚みの二倍を足せば必要な直径が出るので必要なバンドが確定できます。
ま実測すれば良いじゃんというツッコミも聞こえてきそうですが・・・w
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私のワゴンRよりも古い年式のブーツは適合型番がBAC-TG16RでCVジョイントの径が72.4mmらしいです。
ブーツの適合は重徳とかスピージーのHPで確認した方が良いと思います。思っている以上にワゴンR-MH23Sというだけでは適合するブーツが確定しません。
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という事で、このブーツバンドを購入。
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ブーツバンドをカシメるツールがデカいので、バンドの耳を挟み込むためには良い角度を探ってセットしなければなりません。
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今回はロアアームをジャッキで上げて、ドライブシャフトが水平に近くなるようにしてからブーツを留めました。
ひと手間増えますが、念のためです。
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画像はカシメた後の画像ですが、カシメる前にブーツにバンドを仮留めする際にはマイナスドライバーでここを抑えてラジペンなどでバンドの端を引っ張るとうまくストッパーに引っ掛けることが出来ます。
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ちょっと分かりづらいですが、大きめのマイナスドライバーで下の画像の赤矢印のストッパーを抑えつつ作業すればやり易いと思います。
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このブーツバンドはAmazon等で安く売られているブーツバンドのように、円の内側に向かって爪が伸びているタイプでは無く、外に向かって爪が立っているのでブーツを傷つけないバンドです。
Amazonの場合は10個単位でしか売ってないので残り8個が余るので純正のブーツバンドを買った方が安上がりかもしれません。
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今回は、新しいブーツバンドが使えるかどうか分からなかったので、大きいほうだけ替えましたが、しっかり締まって使えそうなので、青矢印のへっぽこブーツバンドもカシメるタイプのブーツバンドに変えようと思います。
ブーツが厚みがあるタイプだと青矢印のブーツバンドでも使えそうですが、薄いタイプのブーツでは今回の厚さ0.6mmの硬いタイプのブーツバンドが良いのかもしれません。このバンドの良いところは締め付けが足りない場合は、もう一度カシメ直せるところでバンドが無駄になりません。
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今回はグリスの画像をすっかり撮り忘れてます。
画像は過去画です。水分などが混入しているといけないので、ダスターでグリスをすくって新しいウレアグリスを少し充填しています。
グリスは入れすぎに注意しないとブーツがパンクするので慎重に入れてます。バンドで締める前には空気抜きをしないとブーツがパンクすることがあります。
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バンドかしめツールのボルトは13mmのソケットで締め込みます。
国産車ではたまにしか使わないソケットですよね。
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今まで、ブーツがグリス漏れを起こした時かドラシャが壊れた時にブーツごと交換してきたのでバンドとブーツが同梱されてきた商品しか買ったことが無かったです。
今回グリスの再充填に挑戦しましたが、ブーツバンドでこんなに勉強させられるとは思いませんでした。
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