ルーフのデッドニング

タフトはルーフの響きが大きいのでデッドニングを実施。音楽を聴く人なら効果は良く解ると思います。
断熱効果もあるので日射で頭周りの温度上昇が遅くなるのもちょっと嬉しい。
天井面にはVELENOの制振シートを少し貼ってトーレペフの10mmを重ね貼り。枠や桟にも制振シートの小片を。
ルーフインナー(トリム/内張り/カバー)を戻す時にシェードの可動範囲外にシンサレートを載せました。

今回は資料無しでばらしたのでいつも以上に苦戦。
写真のルームランプひと塊はそのままでも下に引き抜けますが、そうするとコネクターが抜けなかったりミラー付け根のT30レンチが凄く辛いので予習は大事。
バイザーのロックやルーフのグリップの専用工具が無いので無理やり引っ張って傷だらけに。Fガラスのアンテナ線も外します。

小ネタ的なもので、ドアやサンルーフ枠のモールを外す時は位置合わせを残しておくと後が楽。
外す時の他の点としてはカメラのカバーはガラスに平行に少し動かしてから下に抜くとか、ルーフインナーの四隅のコネクターはそれなりに苦労するとか。
ルーフインナーの接着は無いし車内高さが有りますから外して出せる造りになっています。

制振のやっかいなのは頭上前端で、作業用なのか衝突対策なのか大きな穴が薄板に開いています。
塞がずに青いのを貼ったりニードルフェルトを入れたりしましたが思う様に減衰しません。なので迷った末に黒で塞いでしまいました。
通気の為の穴ならまずいのですが、万一の修理時に使う穴ならその時に剥がしてくれるでしょう多分。

組み戻す時に各ピラーもやれる所はやっておきます。
フロントピラーは後日に作業する予定なので特殊なクリップに注意して組み戻し。
センピラ上部は運転時に耳に近いので、効果が少なそうな事でも一応やっておきます。

センピラ下部はやっただけ効果が出るのですが、ベルトが出入りするので振れの想定が難解。
カバーにはとりあえずベルト巻き穴の対面位置に制振シートとエプトシーラー5mmの二重貼り。
ベルト巻きの周りには柔いスポンジ(多分非吸水)を突っ込んでおきました。

リヤピラー上部をやる頃には疲れも溜まってきてあっさりと。写真は車体左側なのに置いたカバーは右用というお粗末。ちなみに下部は非対称。
下部は面の出入りが複雑かつ後席が着いたままだとねじる様に合わせるので隙間の検討がし辛いです。いずれ後席を外す事もあるでしょうからその時に。

おまけのリヤゲート。
カバーを外すと「樹脂製なんだなぁ」と実感します。
それほど響く所は無いので少しだけ制振シートを貼り、カバーの方にニードルフェルトを一枚貼りました。