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昨夜は東京タワーに行ったのですが、実は昨日の仕事が午後からだったので、午前中に靖国神社に参拝してきました。

８時過ぎにホテルを出て８時半頃に着きましたが、すでに境内には参拝客と思しき人がちらほらいました。神社の類には初詣等で時々お参りしますが、靖国神社の拝殿の前に立つと、なんというか圧倒的な威圧感にたじろぐ思いがしました。また印象的だったのが、参拝している方々の作法がきちんとしているということです。

神道の作法は二礼二拍手一礼なのですが、一般的に神社できちんとこれを守っている参拝客はあまり見かけません。私は神道なので守るようにしているのですが、靖国神社で見かけた方は、例外なくきちんと作法を守っていました。これには驚かされました。一方で、拝殿の脇では警備員が睨みを利かせていました。靖国神社ならではの配慮で仕方ないと思いましたが、ここの難しい立場を垣間見るようで、少し残念な気がしました。

いつも以上にきちんと参拝し、次に楽しみにしていた遊就館に行きました。ここは午前９時からの開館だったので、周辺で少し時間をつぶしてからの入館となりました。ここははっきりいって１時間や２時間で見れるような軽い施設ではありませんでした。感覚的には少なくとも３時間から４時間はかけて見るべき施設と思いました。私は午後から仕事があったため、１時間半くらいで駆け足で見るほかなく、断腸の思いで施設を後にしました。

施設の内容は、このような場に載せられるようなものではないので割愛しますが、駆け足で見ただけでも、胸の詰まる思いをした場所がたくさんありました。明治以降、日本を近代国家として生まれ変わらせるために血と汗を流した先人の労苦に、改めて感謝の念を抱きました。ここには、改めてゆっくりと時間を取れるように来てみたいと思いました。

さて、東京出張は明日が最終日です。２週続けての東京で、疲労感を感じながらの上京でしたが、思いがけず良い思い出を作ることができました。以前何かの本に、東京に行けば日本で最高のものと最低のものを見ることができると書いてありました。

今回は最高のものだけ見て、最低のものは見なくて済みそうです。いや～、東京って素晴らしいところですね。