KITAGのブログ一覧

子供の頃おもちゃ屋の前で、欲しいおもちゃを買ってもらおうと座り込んだことがある。買って貰えないと思いながら、それでももしかしたらと考えた。

母は、「置いて帰るよ。」と、通りをどんどん歩いていく。小さくなっていく母の姿、そばにはおもちゃ屋のご主人がにこにこしながら立っていた。

たまらず立ち上がって、母を追う自分。４０年以上前の記憶を鮮明に覚えている。


耳寄りロードスター・・・、戦闘マシン・・・。

一人の自分がささやく
「こんな車は、もう絶対に手に入らないよ～！買っちゃえ、買っちゃえ。今の車を売ればきっとお釣りが来るよ。凄いぞ、ミーティングに行ったら人気者間違いなしだ。」

もう一人の自分がささやく
「何を考えてるんだ。新車で買って、一体どんな思いでこの車を維持してきたんだ。この車のおかげで、どれだけ楽しい思い出が出来たと思ってるんだ。これを、どこのどいつかわからないユーザーに渡すのか。ダメだダメだ。」

・・・メビウスの帯・・・。

・・・堂々巡り・・・。

購入当初から撮った、写真を無作為に見た。見た。見た。

そして思い出した。
九州で、山陰で、関西で、信州で、東京で、横浜で、伊豆で、軽井沢で、東北で・・・。

いつも一緒だった７３０００キロ

仕事でつらいことがあってくじけそうになった時に現れて、救ってくれた。

・・・・・・・・・・。

やっぱりダメだ。何があってもこいつと一緒に走ろう。

一度でも換えようかと考えた自分を恥じた。

・・・・・・。

とりあえず週末は洗車だ。

そして、ちょっとだけ一緒に走ろうな。

某氏のお誘いを受けて、絶好の行楽日和となった２０～２１日にかけて、１泊２日のミーティングに参加させていただきました。

昨日午前６時１５分、自宅を出発。いつもの山道で美祢のローソンを目指す。約１３０キロ。澄み切った空気を胸いっぱいに吸い込んで、存分に走る。

午前８時４５分。指定の９時半に先立つこと４５分、美祢のローソンに到着。
途中で３０分ほど車掃除の時間をとったんだけどなぁ。

でも、関西からの客人は既に到着。聞けば昨夜１１時に家を出たとか。
ウーム・・・。

うじゃうじゃ言ってる内に続々到着し、９時半には全員集合。１３台１４人。
ほんでＮＢは私だけ。こんなのも珍しいことです。２号機にＮＡがないとダメかなぁ。
今回の目玉ゲストは、某Ｈ氏。シルバーのＮＡで御到着。

以後Ｈ氏は順番に席を移動されつつ、１３台は秋の山口地をかっ飛ばす。
道の駅西の市経由角島へ、昼食は灯台近くの夢岬という和食屋さん。美味しかったです。私は高くて海鮮物は食べれませんでしたが。

次に千畳敷、風が強くて寒かったです。初めて店に入ってコーヒーを飲む。良い雰囲気の店でした。

ここからＨ氏は、私の車に乗っていただき秋吉台へ。途中色々な話を聞くことが出来ました。一生の思い出になりました。乗る車乗る車、同じような質問があっただろうに、嫌な顔ひとつせず丁寧に答えていただきました。ありがとうございました。

秋吉台から、宿泊場所の俵山温泉の山口屋へ。到着は午後６時半頃でした。
皆と楽しい食事をし、街の中にある温泉へＧＯ。先週もここには来ましたが、やっぱり素晴らしい湯でした。

その後、Ｈ氏の話などを伺いながらロードスターのビデオを見て、夜半過ぎまで楽しい時を過ごしました。

今日は朝６時過ぎに目が覚めて、やっぱり温泉へＧＯ。沢山の人で賑わっていました。その後３０分ほど散歩。ひなびた温泉街の雰囲気を満喫しました。ちょっと寒かったですが。

午前８時から、皆揃って朝食。午前９時半宿のおかみさんの見送りを受けつつ出発。目的地は萩。

１００年以上前の地図が、現在の地図とほぼ重なってしまうという古い町並みを見学しました。またゆっくり歩いてみたいです。
昼食は萩シーマートで。とても美味しかったです。
なお、ここに行く途中、ＤＰＡＭさんとすれ違いました。あとで仲間が連絡を取りましたが、残念ながら所用があるとのことでランデブーはできませんでした。

食後は皆は観光船に乗るとのことでしたが、私は耳よりロードスターをディーラーに見に行かないといけなかったので、午後１時半、後ろ髪を引かれる思いで皆と別れて帰路につきました。

Ｒ１９１号で須佐まで行き、そこからＲ３１５を下ります。車は少ないし、天気はいいし、一人きままにかっ飛ばして帰りました。途中からいつものＲ３７６に乗り、ディーラーには午後４時に到着しました。

車を見せてもらって帰宅、

午後５時。楽しかった週末も終わりです。走行５２７キロ。
さあ、あしたから仕事も頑張りましょう。・・・・適当に。

お世話になった皆さん、ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。ごきげんよう！

本日ディーラーで、先日ブログにアップした、耳寄りロードスターを見てきました。写真をアップしていますので、御覧ください。
アフターパーツてんこ盛り。

頼み込んで試乗もさせてもらいました。

・・・・絶句です。

私の車と同じ１８００ＲＳで半年早いだけ。
走行距離も私とほぼ同じ約７２０００キロ。

何でこんなに違うの？

エンジンの音は、アイドルはあまり変わりありませんが、加速時はものすごい爆音です。鳥肌が立ちました。エンジンのボタンスタートは良いですなぁ。イグニッションをオン、シフトレバーの近くの赤いトグルスイッチを跳ね上げて、スイッチを入れてから、スタートボタンを押してエンジンを起動します。素晴らしい。

エンジン内部には手は入っていないということでしたが、非常に強いトルク感を感じました。３０００回転から７０００回転まで、爆発的に吹け上がります。

一言でいうと、「戦闘マシン」です。

ただし、車体は重く出足は非常に鈍いです。クラッチをつないでも、よっこらしょと動き始める感じです。でも一旦走り始めると、まるで重戦車のように突進します。ブレーキは、私の車と同じように踏んでも止まりません。急ブレーキをかけるようなブレーキングで丁度良い位。
また、車速に合わせてミッションを選ばないと、エンジンが「ごほごほ」言います。
足回りは、どこの車高調か分かりませんでしたが、違和感はありませんでした。減衰をどのようにセッティングしているのか、バネレートはどれくらいなのかも分かりませんでした。余り堅いほうではないような気がしました。

いずれにしても、私の車とは、方向性が全く違うので、良し悪しはいえませんが・・・・。

欲しいです。　　本当に欲しいです。
こんな車を手放してＲＸ－８に乗るなんて、信じられません。

写真１
写真２

ロードスター耳より情報更新

一応更新しました。

最近年を感じさせる出来事が多かったこともあるが、いまさらのように今年が年男であったことを思い出した。ブログでも時々年のことを書いているのを、後になって、気づくこともある。

私は、普通に考えれば若い皆さんより時間が少ない。

当然である。

ロードスターに１０年早くめぐり合っていたら、人生が変わっていたと本気で思っていた。

今日昼休みに、ふと手に取った雑誌に、同年代と思しき男性がキリマンジャロに登頂したときの手記が載っていた。なんでも５年前に思い立って準備を開始し、幾多の困難を乗り越えて、見事成し遂げたというものであった。

その人は手記の最後に、サミュエル・ウルマン氏の言葉を引用して、何時までも情熱と希望を保ち続けたいと結んでいた。この人の名前は初めて聞いたのだが、なんだか気になって仕方がなかったのでネットで調べてみた。この人の代表作といわれる「青春」という詩が載っていた。

久しぶりに体が熱くなるのを感じた。読むほどに体が震え、涙が溢れてくる。
ああ、言葉の持つ偉大な力よ！



「青春」サミュエル・ウルマン（ウィキペディア（Wikipedia）から）

青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ。

若くあるためには、創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり、 安・易(やすき)に就こうとする自らを戒め、冒険する心を忘れてはならない。

人間は年齢(とし)を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである。

歳月は人間の皮膚に皺を刻む が情熱の消失は心に皺を作る。

悩みや疑い・不安や恐怖・失望、これらのものこそ若さを消滅させ、雲ひとつない空のような心をだいなしにしてしまう元凶である。

六十歳になろうと十六歳であろうと人間は、驚きへの憧憬・夜空に輝く星座の 煌きにも似た事象や思想に対する敬愛・何かに挑戦する心・子供のような探究心・ 人生の喜びとそれに対する興味を変わらず胸に抱くことができる。

人間は信念とともに若くあり、疑念とともに老いる。

自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。

希望ある限り人間は若く、失望とともに老いるのである。

自然や神仏や他者から、美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、 その人は若いのだ。

感性を失い、心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時、人間は真に老いるのである。

そのような人は神様のあわれみを乞うしかない。