まぁ、ある種運命的な出会いでした。
ヨタ話ではありますが、忘れもしない1992年、東京の御徒町にグリーンの155TS(間違いなく8V)が停まっていたのを鮮明に覚えています。当時は(†|ξ)のブランドすらよく知らず、「ずいぶん漢らしい四角いオシリだねぇ」と言うくらいの感想で気にも留めなかったのですが、どういう訳かいつまでたっても忘れられませんでした。
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(牧師出身という変わり種の)知人がディーラーをやっていて、ある日突然電話が。転職したから店を見に来いとの事でした。当時は大阪の堺に住んでいたのですが、バイクでお店のある芦屋へ。
引き続き2輪の人だったので、車にはあまり関心がなかったのですが、一応バブル期育ちのワタシ。そろそろケコーンもしなきゃいけないから、クルマがあった方がいいねぇ、などと考えていました。
んで、紹介されたのが、156が売り出されたばかりで新古車になっていた、155TSでした。
あるふぁろめお?あぁ、そう言えばその昔、F1でニキ・ラウダが乗っていたねぇ(注:BT46ね)、位の認識でした。
まぁまぁ、という事で、半ば強引に友人T(元牧師)の運転で試乗する(させられる?)ことに。Dの場所が場所なので、六甲山を走ります。
運転しながら(†|ξ)のミリョクをアツく語る友人T(元牧師)。はぁ、そうなの....(汗)的なリアクションでしたが、だんだん友人T(元牧師)がエイギョウを忘れ、ひたすら「ええわぁ~、ええわぁ~(#´┏Д┓`#)ハァハァ」とTSサウンドに本気で酔い始めました。その時の実際の乗り味は???だったながら、友人T(元牧師)の陶酔の方に興味を持ったのが、正直なところでした。そう、良くは分からんがそんなにエエのんかい。
まぁそこまで言うなら、で、友人T(元牧師)のエイギョウスコアになるなら...と全額ローンで購入しました。最終生産型の、いわゆる「arrivederciモデル」でした。100%の確信はないのですが、最近見つかった紙焼き写真を引き伸ばしてみると、シリアル番号はどうやら"427/500"だった様です。
乗るうちに、(†|ξ)の毒が全身を犯し始め、当時のDTM(Deutsche Tourenwagen Masters)レースでの大活躍を知って一層病状が悪化し...現在に至ります。
なんか今でも思いますが、商用車の様に内装がチープですね。でも、独特のウェッジシェイプなパッケージはいまだに大好きです。
...買って2か月でヨメ(初代(涙))が見つかりました。
...で、暫く経ってケコーンする事になったのですが、お金がなかったので、父親に、155を手放す事をケコーンの条件にされてしまい、1年ちょい程度で泣く泣くドナドナしました。
ちなみに、完全ドすっぴんのフルノーマルで乗っていました。当時的には、クルマをカイゾーするなんて言う発想はゼロでしたからねぇ...