
いわき湯本温泉もある意味被害者だという発言をしてきたけど、実際問題、事の騒動の責任の一端はあると思ってる。
事実部外者の関心を引くことを目的としたプロジェクトなのだから、良くも悪くも関心を引いたことで成功と言えなくもない。
ウザいCMをわざわざ流すのと同じ効果だ。
だから問題になった時、素早く火消しをするべきだったのに、何もしなかったことで多くの人の攻撃を受けるはめになった。
こればっかりは擁護する気になれない。完全に失策だった。
なので「部外者がごちゃごちゃ言うな!」と言いつつも、目的に沿った結果ではあるので、これはこれで有りかなと。その流れで相対する側が思わぬ迷惑を被ったことは遺憾に思うが・・・。
通常期でのこういったトラブルなら「バカだ-w」で終わらせるところだが、さすがに今の状況では「ないわ~」と言うしかない。
もうしばらくはこの手の宣伝活動するにあたって「金は出しても口出すな」くらいの意気込みでも良い気がする。でないと「被災地」という見世物にたかるビジネスチャンスとしてしか、誰も手を出そうとしなくなってしまう。
かつて集団就職で関東地域のコミュニティを東北民が意図せず破壊してしまったように、今度は福島・東北のコミュニティが破壊されてしまうかもしれない。
まぁ早く復興したいと言っても、神戸の震災瓦礫は処理に3年かかったから、東北の瓦礫処理は5年はかかるんじゃないだろうか。木材が多いから単純に埋め立てとかには使えないし、放射性物質のこともある。
更に防災を考慮した市街地の整備なんてもっと時間と協議が必要になる。復旧復興にはまだ時間がかかるのは覚悟の上、しっかり生活基盤の立て直しと、コミュニティの維持に努めて欲しいと思う。
原発に程近い地域でありながらいわきが着実に活気を取り戻す一方、福島全域では今も放射線量の高い地域が有る。
宮城・岩手に比べて問題が山積みで、全域完全復活はまだまだ遠い。
けれど、まだ見捨てていない地方民が居ます。
ここに居ます。
Posted at 2012/08/01 02:27:04 | |
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