
政教分離の捉え方、皆さん間違ってません?
政治と宗教を分離する事を、宗教に携わった者が政治に参加できないと思ってません?
宗教を政治に取り込まない事を強制しているのが政教分離であって、聖職者が政治に携わってはいけないとは、なっていないはずですが。
国家神道天皇崇拝を危険視したからできた一文であって、政治と宗教が完全に決裂していた歴史なんてほんの僅かな近代のことで、歴史的には同列に扱われてきたんですよ。
フランスは公共の場での宗教の露出について厳しい制限を設けていますが、イスラム諸国ではイスラム教自体が政治についても言及しているので、政治と宗教は切っても切れない関係にあります。
アメリカ大統領が聖書に手を置いて神に誓うシーン見た事無いですか?
誰も違和感感じなかったですか?
宗教ってのは話すと長くなりますが、簡単に言えば地域社会を運営するための基本ルール。OSみたいなものです。
共通認識としての倫理観・道徳観が社会を円滑に運営できるわけです。
OSが違うとファイルのやり取りが面倒だったり、mac対Windowsみたいな争いになったりもします。少数派は影になりながらもLinuxのようにしっかり根を張っていたりしています。
世界三大宗教も実在の「人間」が創りだしたOSです。ただ、どれも開祖の没後、混乱が生じました。
イスラムでは何百種類もの「俺がイスラムだ!」な経典が出版されて、同じ宗教なのにみんな違うという、「訳がわからないよ」ということになり、慌てて全てを編纂して纏めあげて、現在の形になっているのです。
一方イスラムのように「これが本当の神様だから!」を、キリスト教は上手くできなかったし、仏教はブッダが「解脱」を説いたものであったため、それぞれの解釈でバラバラと拡散してしまいました。
仏教系政治団体が2つあります。
公明党と幸福実現党です。
公明党に関しては以前から批判が多いですが、政党そのものには私は問題視していません。
母体である創価学会が外部とのトラブルを多く起こしてしまっていること。
開祖への不信感。不明瞭な会計管理により、大半の赤字運営の他宗教にも影響を与えていること。
幸福実現党は保守的な人からの関心が高いものの、宗教団体発祥ということで二の足を踏んでいる人も多いはず。
仏教をベースに科学的に捉えて効率的且つより多くの幸せを得ようということで、自らを「宗教団体ではない」と言っているのですが、なぜか「宗教法人」登録しています。
仏教のベースはヴェーダ教であり、そこには神の存在があって、神の元へと魂を回帰させる「生命の輪廻からの解脱」を目的としているのですから、仏教も立派に宗教です。
大規模宗教っていうのは必ず問題を抱えていますが、これは組織運営に必ずついて回るものなのと、信者に病的な人が紛れていて、それが騒ぎをより拡大させる傾向が強い、ということです。
しかも、宗教の本流からドロップアウトしたこの2つの宗派は、今後も難しい運営を余儀なくされます。
そこで、自分たちの理想とする社会の実現のために、政界進出となるわけです。おかしいことでもなんでもありません。
が
幸福実現党主要政策
やっちゃったよ・・・
何やってんのよ・・・
バカなの?
死ぬの?
インドの初代王様ですら思想の押し付けは避けたのに。
困難と苦痛の排除方法は間違ってない。
仏陀の教えに沿ったもので理に適っている。
なのに、どうして最後に踏み外した?
公明党だってしっかり守っていたのに。
残念だわ。
Posted at 2012/12/03 17:41:53 | |
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