改良版ウォータースプレー
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
前回の整備手帳でウォッシャー用の拡散ノズルを設置してインタークーラーを冷やそうと考え、実際にやってみた訳ですが…
実は期待したほど効率よく冷えなかったんですね😓
もちろん車速風だけよりは冷えているのですが💧
何故冷えなかったのかは後で説明するとして、冒頭の写真の画像…何の温度か分かりますか?
これ、エンジンが吸い込んでいる空気の温度なんです。
えっ(꒪ꇴ꒪|||)⚡ 68度も上がるの?と思いますよね💦
わたくしもメーターを設置して吸気温度を見える化して初めて知りました。
センサーを設置した場所が金属のパイピングで、しかもエアコンをかけると電動ファンがエンジンルーム内に容赦なく熱風を送り込みパイプ自体が高温になるので、簡単にこのような温度になってしまいます🥵
温度はこの後も上がり、最終的には70.2度でメーターが最高測定値をメモリーしています。
エンジンルーム内って過酷な環境なんですね😅
それにしても、今回取り付けたデイトナのメーターですが、非常に良い仕事をしてくれました。
急激な温度変化ではなく0.1〜0.5度刻みで上下するので、デジタル表示だととても認識しやす〜い!
グッジョブです😆👍
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/1241183/car/932730/11935044/parts.aspx
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前回設置した拡散ノズルの写真です。
これも決して悪くなかったのですが、ただ闇雲に水をバシャバシャかけても意外と冷えないことがわかってしまったんです。タンク内の水も1分未満で使い切ってしまうので、何か違う方法はないかと考えていました。
そして導き出した結論が・・・
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何だコレ🙄???
はい、灌漑用のミストノズルです。
農園とかで使っているアレですね!
最近では街中でもミストシャワーを噴霧してるのをよく見かけますね😄
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噴射状況を確認したところ、左側のノズルの方がより細かい霧状に噴射出来るので、こちらをメインに使用します。
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サクッと取り付けて最初の設置はこのようにしてみました!
インタークーラー下の導風カバーに1個
手前のフードロックブレース側の導風板に1個
で…
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最終的にこうなりました(笑)
ミストノズル3連装+1個😆
さてここで、何故ミストノズルに変更したのか? と言いますと…
拡散ノズルではインタークーラー表面を水で濡らしているだけなんですね!
もちろん理論上は冷えているんですが。
皆さんもご存知だと思いますが…
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理想は放熱フィンの奥まで水を届ける!
なんですよ😁
画像はインタークーラーとは違いますが、ご勘弁くださいね。
拡散ノズルだと水一粒一粒が大きく質量もあるため、下側からの噴射だとフィンの奥まで入り込まないんです。もしこれが可能だとすると風圧で水を押し込む…恐らく車速100km以上は必要になるかと🤔
その様なスチュエーションは高速道路しか考えられないので用途としてはイマイチ😩
一方ミストノズルは細かい霧状に噴射してくれるので、車速風に乗せてフィンの内部まで入り込んでくれます。フィン内部に付着した水滴はそのまま蒸発。気化することによって周りの熱を奪う「気化熱」を可能にしてくれます。
上側から水を噴射すると車速風に逆らい、下側からだと物理の法則に逆らう(笑)
しかし、これを可能にするのがミストノズルなんですよ😤
車速40km程度では温度変化が殆ど無かった拡散ノズルに対し、徐々にではありますがメーター読みで0.1度刻みで下がるミストノズル。車速を60kmまで上げると0.2〜0.4度刻みでグングン下がっていきます。
と言う事で、拡散ノズルは撤去確定です😂
約50秒で使い切ってしまったタンク内の水も、噴射量の少ないミストノズルにしてから約3分と大幅に延長。節水も出来て一石二鳥ですね✨
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さてココからはどのくらい冷えたのか?の検証になります。
この日の天候、曇り
外気温 26度
検証条件は、吸気温度を50度まで上げてスタートし、30度に下がるまでウォータースプレーを連続噴射。ノンストップでどのくらい時間が掛かるのかを計測してみました。
ステージはいつものドライブコース。
川沿いのフラットな15キロ区間で、信号は後半4キロにたった3箇所(笑) 田舎ですね😅
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左が車速風のみでの時間
右がウォータースプレー併用での時間
一目瞭然ですね!
約2分早く30度まで冷却出来ました(≧∀≦)/
⚠️外気温、天候などの条件により結果が異なります。
まとめ📖
•ウォータースプレーで冷やせるのは、その日の外気温プラス5〜6度程度まで。
•水を大量にに噴射しても以外と冷えない。要は水を蒸発させる事が大切である。
•ミストノズルを使うと車速40km程度でも冷やすことが出来る。
•気化熱を効率良く使うには、連続噴射よりもスポット噴射(インターバル)の方が良い。
•メーターはデジタルを使うべし!アナログだと温度変化が分かり難い。
メーターを取り付けたことによって判明した夏場の高い吸気温度。
季節によって燃費の良い時期があるように、エンジンにも理想的な吸気温度が必ず有るはずです。
わたくしの経験上で言うと5〜6月と10月。
外気温は24度前後が過去の車歴でも一番良い燃費を叩き出しています。現相棒も2年前の10月1日にリッター当たり17.6kmの最高値を記録しています😁
せっかくメーターを装着したので、年間の吸気温もデータ取りする予定です。
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そうこうしているうちに9月になってしまいましたね😓
メーターの温度は今朝の気温… いや、今朝のパイプ内の温度です(笑)
せっかくのウォータースプレーも結果が出せてホッとしたと思ったら、日中以外はそろそろ必要ないかもですね🤣🤣🤣
10月末には凍結対策のためタンクを撤去しますので、それまでは違う場所でもう少し進化させてから来年また活躍してもらいましょう🤗
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