20160810箱根 強羅温泉 あおい荘 Vol.３

美味なる夕食の後は、箱根と言えば「温泉」という事で、宿のお風呂へと向かった。

まずは、足の悪い子供と入るために「家族風呂」をお願いした。
家族風呂は三階になるのだが、温泉ではなく、普通の沸かし湯になるのだが、湯舟が檜風呂になる。
この家族風呂なんだが、一日二組限定という事なんだが、それは一組入ると、すべてお湯を抜いて洗って、洗い場もすべて洗って、二組目に提供するからだった。
沸かし湯とはいえ、檜の香りに包まれてゆっくりと家族の時間を味わうことができた。

初日は家族風呂に入ったので、温泉は遠慮したのだが、翌朝六時から入浴ができるという事で、僕一人で朝風呂を楽しむことにした。
温泉のスペックを見ると、温度調節に加水しているが、そのほかは源泉しかなく、本当の源泉かけ流しの御湯であった。

メインの湯舟は石造りで、御湯はちょっと熱め。
しかし、御湯の肌への刺激が少ないので、ゆったりと長湯できる。
ここでもコンコンと湯口から出てくる温泉が気持ちいいモノだ。

洗い場は、蛇口が五つ。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープの三点セットが置かれていた。

浴場の外には露天風呂が用意されていて、強羅の自然の空気を堪能できる。
特に朝入ったので、空気が澄みわたっていて気持ちよく入浴できた。

朝風呂を堪能した後は朝食タイムだ。
おからや、煮物、焼き魚と実に健康的な和食で、味も濃くなくさっぱりとしていて旅の余韻に浸るには最高の時間を与えてくれた。

一日１０組、豪華な夕食と、この内容ならさぞかし宿泊費も高い・・・のではと思われがちだが、家族三人で大いに楽しんで、諭吉さんが三人出て行かないリーズナブルさなのだ。
確かに少ない人数で大変そうなんだが、その努力もあって、こんなに良質なサービスを受けられるのだ。
まさにコスパの高い宿、そして質の高い宿が　あおい荘　と言えるだろう。