
どうも皆様おばんです、あの日以来、海が怖くなり、海近で車中泊が出来なくなった(瀬戸内や海抜50m以上を除く)、急行でございます、ちょうど10年前の今日、母の故郷で、自分も故郷としていた岩手県陸前高田が大津波で壊滅、身内だけで15人やられ、一家全滅も3家族、祖母の家は、かろうじて無事でしたが被災した、3家族が、数ヶ月、避難してました、当日は、居合わせませんでしたが、もし居たら、高確率で遺体安置場で横になるか、未だに海の底でした、多くの死をを無駄にしない為、災害の教訓を忘れないようにしたいです
津波で生き延びた人、死んだ人(改訂版)
史上最大の大津波で生死は、運の要素が大きいですが親戚の話から
いろいろ分かりました、簡単に類別すると
A、高確率で生き延びる人
地震当日の昼、海を見て、こうゆう油を流したような凪の時は、地震と
津波がくると言った方がいたそうです。
地震発生時、揺れで皆がしゃがみこんでいるのを横目にスタスタと
歩いて避難開始(タンカー船乗りのいとこ)
潮が引き、沖合いまで海底が見えたので早い段階で所有の漁船をあきらめ
ばーさま連れて高台から更に山頂の方へ退避(漁師の叔父)
指定の避難場所では、なく裏山へ退避
B、なんとか、間一髪、幸運で生き延びた人
元から高台だったが大津波が目前に迫った、最終防衛ラインの国道の
築堤でギリギリセーフ(祖母)、なおこの築堤自体、けっこうな高台にあり、まさかここまで、それも超える寸前になろうとは、夢にも思わず・・・
かつてない揺れから大津波を予感、避難所にいた人々を促がして、
急斜面(崖に近い)の裏山を登って避難(親戚夫婦)
広田半島を回り込んだ大津波が両方から迫る中、それを左右に見ながら
危険地帯を車で駆け抜けた(叔母)、なお車で駆け抜けた地点は、回り込んだ津波同士が激突して渦を巻いた地点で呑まれていたら確実に・・・
鉄筋コンクリート造の高い建物の屋上に避難、陸前高田市役所、といっても首皮一枚のギリギリ、あと50cm高かったらダメだったなとのこと、南三陸や女川の場合3階の屋上でもダメでした
目の前で津波が堤防を越水、避難を呼び掛けながら退避(消防団)
車で避難中、途中で車を捨てて、近くの山へ退避、後日、車に仕事道具を回収に来たら、周りの車には、乗ったままの、ご遺体がたくさんだったそうです・・・
津波から船を守るため、沖合へ退避、津波で舵が効かなくなり一時、操船不能に
なるも、合間を縫って離脱に成功、補足ですが小さな漁船でも高級車や小さな家なら買える値段です、さらに漁師に、とっては、大事な商売道具、一か八かで沖合に出るか、あきらめるか究極の判断です(叔父は、あきらめる方を選択)
市民体育館に避難したところ、津波に襲われたが天井の鉄骨にしがみついて、助かった方、80~数百人避難して、助かったのは、十数名だったとのこと
C、残念ながら亡くなられた方
同じく市民体育館に避難して流される、なお市民体育館の壁は、津波で大穴というか壁一面が粉砕、すさまじい威力。
漁船で沖合へ退避中、強烈な潮の流れで舵が効かなくなり操船不能、岩場に叩き付けられたり、波にのまれ沈没、もちろん乗組員も・・・
自力で逃げられなかった方(介護が必要な方)
車中・街中にいて周りの状況が良く分からなかった方、結局、逃げ遅れる
水門を閉めに行った市職員(親戚)
避難誘導に当たった、消防・警察関係者
一度は、避難したが毛布や上着などを取りに行った方、当日は、寒かったですから、雪まで降ってくるし
家族が来るからと自宅に戻るか避難せず
高台へ避難中、後ろの海からでは、なく、
線路を伝って先回りした津波に
横なぎにされる、あともう少しで高台でした、杉の木にしがみついて何人かは、
生還しています、先回りで退路を遮断された例は、石巻あたりで多かった
らしいです(未確認情報です)
D、迷信を信じた人、無知だった方
引き潮が無いので津波は、来ないだろうと帰宅
浪板海岸らしいです(注:この情報は、確認が取れていません)
ここまで津波が到達したことは、無いから大丈夫、チリ津波の経験で大船渡線の線路を越えないという迷信が、今回は、それをはるかに超えて奥の竹駒地区を蹂躙してほぼ山の中の矢作地区まで、ニュースで聞いたときは、誤報だと思いました、数日後、国土地理院から公開された、航空写真をプリントアウト、確認して、驚愕。
第一波が低かったので戻るか、避難せず、千葉か茨城の方で、発生から時間が経ってからが急に高くなったとか
E、同情は、しない、とにかく馬鹿
潮が引いたからウニ捕りに、そしてそのまま
津波見物に行く、表向きは、仕事中に流された事になってますが実際は、友人誘って車で見物に、そのまま流され、その友人も死亡
何かにに夢中で避難せず、行方不明の親戚を皆でパチンコが好きだからパチンコに熱中してたのかなと、冗談半分に思っていたら、後日、パチンコ屋の店内で遺体発見
Posted at 2021/03/11 22:29:12 | |
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防災 | 日記