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急行インプレッサのブログ一覧

2016年03月11日 イイね!

被災地の話(その1)

防災の一助となれば幸いです、ちとエグい話もありますので苦手な方は、見ないほうが
いいかも、代わりに津波にやられても知らないけど・・・

ある家族を流された方の話です(叔母から聞きました)
津波で娘さんを流されてから、毎晩、娘さんが見付けてくれ、見付けてくれと
夢の中に出てきたそうです、しばらくたって、○○町にいるからと夢でみたそうです
翌日、その町(親父の出身地だったりする)の遺体安置所を訪ねたところ、ご遺体を
見付けたとのこと、また似たような話で、流された身内が海で溺れているところを
毎晩、夢で見た方は、流された身内がしばらくして広田湾で見つかったそうです、

身元不明のご遺体の話(私がドックダッグを作った理由)
これは、私自身が見た話、地元の新聞に身元不明者の欄があり、身元不明者が見つかると
(2011年の夏頃で毎日数体づつでした)
発見場所、身体的特徴、持ち物、遺体安置場所、問合せ先が掲載されてました
実際は、こんな感じでした
発見場所
広田湾
身体的特徴
男性、身長165cm、体格、肥満体、腹部に手術痕あり、奥歯を治療中
持ち物・服装
黒のズボン、右指に指輪、ペンダントにK・Yのイニシャル
遺体安置所
○○町○○体育館
問合せ先
○○○警察署

意外とネックレスやペンダントの類が残っている方が多いようでした
自分が被災した場合のためにと(ちなみに当日、居合せていたら十中八九、流されてます)
兵士が身に付けている認識表、ステンのプレートに認識番号、名前などを彫りこんだ物を発注し
近頃は、常時身に付けています、役に立つ日が来ないといいですが(激汗


避難所の責任者をあてにするな(学校の校長等)
河口近くの中学校の話ですが、そこの校長先生、内陸出身の方で津波のことをよく知らなかったようで津波警報が出たのに、高台(この場合は、山になりますが)への避難を渋ったそうです、地元の古老と学校わきの川の異変に気付いた教諭に説得され(ずいぶん控え目な表現です)、やっと生徒ともども避難、その学校、校舎の3階どころか屋上まで津波を被り、もし残っていたら、まず助かりませんね・・・この手の話は、石巻や松島でもよく聞きました、
安全だと思って逃げたらネズミ捕りの籠だった(松島の地元住民談)

避難所の差
津波で道路をズタズタにされた結果、交通、通信は、遮断され集落単位で孤立することになりました
避難所も例外では、なく、避難所によっては、物資の不足に陥り、死人が出たところもありますが
比較的恵まれた避難所もありました、どれだけかと言いますと・・・

水、近所に井戸があるので問題なし、水汲みは、重労働ですが

トイレ、下水の整備が遅れていた地区ですので昔ながらのぼっとん式、災害時でも普段と変わらず

燃料、ガスは、プロパンボンベ、なくても炭と薪が潤沢に

風呂、古き良き薪風呂です、水汲みの重労働させ我慢すればいつでも入浴可、震災当日、多くの人が入りに来て、大変だったと

食料、祖母が高齢な上、片目が見えず、普段から多めに買溜め、また近所から炊き出し、畑もあるし、春で山菜が・・・

毛布、なぜか田舎の人は、物をとっておく習慣がありまして、毛布大量にありました

暖房器具、これもありました、というか、年代物ですが家から5台以上発見、最悪、畳剥がせば囲炉裏復活、なんせ祖父の祖父が建てた、築100年以上の家ですから・・・

食事、避難者の中に市内の料亭の板前さん(それも銀座で修業した、かなりの腕利きのが)が居たので、限られた材料でも、おいしい物が食べれたとのこと

照明、園芸用の太陽電池付きライトを転用、あと仏壇用のロウソク、数ヶ月後、善意で太陽光パネルと蓄電システムが設置され、照明は、OK、更に天気が良ければ旧式の二層式洗濯機が使用できました

洗濯、いったい、どこにあったのか引っ張り出してきた、木製洗濯板、ただし洗うのは、重作業

運搬、これまた、どこにあったのか年季物の天秤棒、ただしバランスを取りながら歩くのは、難しい

情報、電話回線、携帯回線、テレビ、ネット、新聞などは、沈黙、やはり一番確実なのは、ラジオ

祖母談、昭和30年代の生活に戻ったよ・・・

ちなみに物資不足で泣いていた、市内で最大の避難所まで車で10分ほどの避難所の話です、しかし、橋が3本とも流された上、津波に山肌ごと道路をえぐられ、山中を徒歩で大回りせねば通行できず、物資の輸送どころか相互連絡すら、極めて困難でした、更に燃料不足も追い打ちをかけました、物資の豊富な場所(遠野市や一関市)は、峠の向こう側、50km先でした。
Posted at 2016/03/12 00:08:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年03月11日 イイね!

津波で生き延びた人、死んだ人(改訂版)

ちょうど5年前の今日、故郷としていた岩手県陸前高田が大津波で壊滅、身内だけで15人やられ、一家全滅も3家族、祖母の家は、かろうじて無事でしたが被災した、3家族が、数ヶ月、避難してました、当日は、居合わせませんでしたが、もし居たら、高確率で遺体安置場で横になるか、未だに海の底でした、多くの死をを無駄にしない為、災害の教訓を忘れないようにしたい、毎年恒例ですが

津波で生き延びた人、死んだ人(改訂版)

史上最大の大津波で生死は、運の要素が大きいですが親戚の話から
いろいろ分かりました、簡単に類別すると

A、高確率で生き延びる人
 地震当日の昼、海を見て、こうゆう油を流したような凪の時は、地震と
津波がくると言った方がいたそうです。

 地震発生時、揺れで皆がしゃがみこんでいるのを横目にスタスタと
歩いて避難開始(タンカー船乗りのいとこ)

 潮が引き、沖合いまで海底が見えたので早い段階で所有の漁船をあきらめ
ばーさま連れて高台から更に山頂の方へ退避(漁師の叔父)

 指定の避難場所では、なく裏山へ退避

B、なんとか、間一髪、幸運で生き延びた人
 元から高台だったが大津波が目前に迫った、最終防衛ラインの国道の
築堤でギリギリセーフ(祖母)
ちなみにこの築堤自体、高台にあり、まさかここまで、それも超える寸前に
なろうとは、夢にも思わず・・・

 かつてない揺れから大津波を予感、避難所にいた人々を促がして、
急斜面(崖に近い)の裏山を登って避難(親戚夫婦)

 広田半島を回り込んだ大津波が両方から迫る中、それを左右に見ながら
危険地帯を車で駆け抜けた(叔母)
ちなみに車で駆け抜けた地点は、回り込んだ津波同士が激突して渦を巻いた
地点で呑まれていたら確実に・・・

 鉄筋コンクリート造の高い建物の屋上に避難(5階以上)
といっても首皮一枚のギリギリ、あと50cm高かったらダメだったなとのこと、
南三陸や女川の場合3階の屋上でもダメでした

 目の前で津波が堤防を越水、避難を呼び掛けながら退避(消防団)

 車で避難中、途中で車を捨てて、近くの山へ退避
後日、車に仕事道具を回収に来たら、周りの車には、乗ったままの
ご遺体がたくさんだったそうです・・・

津波から船を守るため、沖合へ退避、津波で舵が効かなくなり一時、操船不能に
なるも、合間を縫って離脱に成功
ちなみに小さな漁船でも高級車や小さな家なら買える値段です、さらに漁師に
とっては、大事な商売道具、一か八かで沖合に出るか、あきらめるか究極の
判断です(叔父は、あきらめる方を選択)

市民体育館に避難したところ、津波に襲われたが天井の鉄骨につかまって、助かった
数十人(80名?)避難して、助かったのは、十数名(18名?)だったとのこと

C、残念ながら亡くなられた方
同じく市民体育館に避難して流される、ちなみに市民体育館の壁には、
津波で大穴というか壁一面が粉砕されました。

漁船で沖合へ退避中、舵が効かなくなり操船不能、岩場に叩き付けられたり
波にのまれ沈没、もちろん乗組員も・・・



 自力で逃げられなかった方(介護が必要な方)

 車中・街中にいて周りの状況が良く分からなかった方
これで身内もやられたと思います

 水門を閉めに行った市職員(親戚)

 避難誘導に当たった、消防・警察関係者
 
 一度は、避難したが忘れ物を取りに行った方
当日は、寒かったですから、雪まで降ってくるし

 家族が来るからと自宅に戻るか避難せず

高台へ避難中、後ろの海からでは、なく、線路を伝って先回りした津波に
横なぎにされる、あともう少しで高台でした、杉の木にしがみついて何人かは、
生還しています、先回りで退路を遮断された例は、石巻あたりで多かった
らしいです(未確認情報です)

D、迷信を信じた人、無知だった方
 引き潮が無いので津波は、来ないだろうと帰宅
浪板海岸らしいです(注:この情報は、確認が取れていません)

 ここまで津波が到達したことは、無いから大丈夫
チリ津波の経験で大船渡線の線路を越えないという迷信が、今回は、それをはるかに超えて
竹駒地区を蹂躙して矢作地区まで、自分の目で見るまで信じられなかった。

 第一波が低かったので戻るか、避難せず
千葉か茨城の方で、数波目が急に高くなったとか

E、同情は、しない、とにかく馬鹿
 潮が引いたからウニ捕りに

 津波見物に行く (表向きは、仕事中に流された事になってますが実際は、
友人誘って車で見物に、その友人も死亡)

パチンコに夢中で避難せず、みんなの予想、まさかと思ったら
後日、パチンコ店内で遺体発見

ほかにも色々、聞いた話があります、おいおい投稿します。
Posted at 2016/03/11 23:26:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 防災 | 日記

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