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2017年03月11日 イイね!

津波で生き延びた人、死んだ人(改訂版)

私の両親は、岩手県陸前高田市と隣町の住田町の出身です、生まれ育った
わけでは、無いですが昔から、しょっちゅう行っていたので、自分にとって岩手県
陸前高田は、故郷でした、あの巨大津波で思い出深い市街地は、壊滅というか
消滅、身内も15人流されました、三陸で流されたということは、死ぬか未だに
行方不明という意味です、生き延びた親戚や知り合いから、貴重な話を色々、
聞かされました、以前それを自分なりにまとめてみましたが今回は、その改訂版
です、内陸に住んでいるから関係ねーやとは、言わず、見て防災に役立てて
いただければ、無くなった身内も、浮かばれると思います。

津波で生き延びた人、死んだ人(改訂版)

史上最大の大津波で生死は、運の要素が大きいですが親戚の話から
いろいろ分かりました、簡単に類別すると

A、高確率で生き延びる人
 地震当日の昼、海を見て、こうゆう油を流したような凪の時は、地震と
津波がくると言った方がいたそうです。

 地震発生時、揺れで皆がしゃがみこんでいるのを横目にスタスタと
歩いて避難開始(タンカー船乗りのいとこ)

 潮が引き、沖合いまで海底が見えたので早い段階で所有の漁船をあきらめ
ばーさま連れて高台から更に山頂の方へ退避(漁師の叔父)

 指定の避難場所では、なく裏山へ退避

以前の津波(明治・昭和・チリ)で酷い目に遭った人、高齢者だが即刻、裏山へ避難開始

B、なんとか、間一髪、幸運で生き延びた人
 元から高台だったが大津波が目前に迫った、最終防衛ラインの国道の
築堤でギリギリセーフ(祖母)、ちなみにこの築堤自体、高台にあり、まさかここまで、それも超える寸前になろうとは、越えるか突破されたら集落全滅でした。

 かつてない揺れから大津波を予感、避難所にいた人々を促がして、
急斜面(崖に近い)の裏山を登って避難(親戚夫婦)

 広田半島を回り込んだ大津波が両方から迫る中、それを左右に見ながら
危険地帯を車で駆け抜けた(叔母)
ちなみに車で駆け抜けた地点は、回り込んだ津波同士が激突して渦を巻いた
地点で呑まれていたら確実に・・・

 鉄筋コンクリート造の高い建物の屋上に避難(4階以上)
といっても首皮一枚のギリギリ、あと50cm高かったらダメだったなとのこと(陸前高田市長)、
なお南三陸や女川の場合3階の屋上でもダメでした

 目の前で津波が堤防を越水、避難を呼び掛けながら退避(消防団)

 車で避難中、途中で車を捨てて、近くの山へ退避
後日、車に仕事道具を回収に来たら、周りの車には、乗ったままの
ご遺体がたくさんだったそうです・・・

津波から船を守るため、沖合へ退避、津波で舵が効かなくなり一時、操船不能に
なるも、合間を縫って離脱に成功、ちなみに小さな漁船でも高級車や小さな家なら買える値段です、さらに漁師にとっては、大事な商売道具、一か八かで沖合に出るか、あきらめるか究極の
判断です(叔父は、あきらめる方を選択)

市民体育館に避難したところ、津波に襲われたが天井の鉄骨につかまって、かろうじて助かった
なお数十人(80名?)~300人避難して、助かったのは、十数名(18名?)だったとのこと

C、残念ながら亡くなられた方
同じく市民体育館に避難して流される、ちなみに市民体育館の壁には、
津波で大穴というか壁一面が粉砕されました。

市役所や市民会館等、避難所に避難するも、避難所ごと津波にのまれた・・・

漁船で沖合へ退避中、舵が効かなくなり操船不能、岩場に叩き付けられたり
波にのまれ沈没、もちろん乗組員も・・・

 ここまで津波が到達したことは、無いから大丈夫、
チリ津波の経験で大船渡線の線路を越えないという迷信が、今回は、軽々突破し、街を蹂躙しながら陸前矢作まで到達。

自力で逃げられなかった方(介護が必要な方)

 車中・街中にいて周りの状況が良く分からなかった方
これで身内もやられたと思います

 水門を閉めに行った市職員(親戚)

 避難誘導に当たった、消防・警察関係者
 
 一度は、避難したが忘れ物を取りに行った方
当日は、寒かったですから、雪まで降ってくるし

 家族が来るからと自宅に戻るか避難せず

高台へ避難中、後ろの海からでは、なく、線路を伝って先回りした津波に
横なぎにされる、あともう少しで高台でした、杉の木にしがみついて何人かは、
生還しています、先回りで退路を遮断された例は、石巻あたりで多かった
らしいです(未確認情報です)

D、迷信を信じた人、無知だった方
 引き潮が無いので津波は、来ないだろうと帰宅
浪板海岸らしいです(注:この情報は、確認が取れていません)

 第一波が低かったので戻るか、避難せず
千葉か茨城の方で、数波目が急に高くなったとか

 内陸出身者で津波の恐ろしさを知らない方

E、同情は、しない、とにかく馬鹿
 潮が引いたからウニ捕りに

 津波見物に行く (表向きは、仕事中に流された事になってますが実際は、
友人誘って車で見物に、その友人も死亡)

パチンコに夢中で避難せず(みんなの予想)
後日、パチンコ店内で遺体発見


なお、 もし当日、自分が陸前高田市街か周辺にいたら、高確率でこの世に
いません、遺体安置所か未だに海の底だったと思います。 
Posted at 2017/03/11 23:21:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 防災 | 日記

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