目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
車に電装品を付けるとき、燃えたら困るのでヒューズを入れます。
カーオーディオでは、設計上では瞬間最大100A近くまで流れるアンプ。なんてザラにあるので、ショートすればクソ熱持って燃えますからヒューズはマストです。
しかーし、ヒューズは電気的にみると直列で繋がる抵抗成分なので、ない方が音は良いです。
普段乗ってる時はショートしなければ燃えないけれど、事故った時にショートして燃える可能性が大いにある事から、入れないという選択肢はありません。
このことからチューニング要素となるわけです。
僕は趣味の都合上、性能を音質で評価するわけですが、このヒューズ1個買えるだけで音変わるんすよ。車のオーディオシステムのクオリティが高いほど、その違いは顕著に表れます。
そんなこんなでコレクションをかき集めて、付け替えて遊んでいて、いくつかの発見があったので残そうかなと書いてます。
高性能ヒューズとして販売されている製品は、一般的に、接点となるメッキ部のチューニングがメインです。
酸化に強い金メッキやロジウムメッキ辺りが有名ですね。
ロジウムは酸化に超強いですが表面が硬いのでヒューズボックスとの接点が点接触になりがちです。目では平面に見えてもミクロ単位ではデコボコですから、その山だけが接点となり点接触になります。
一方で金メッキは表面が柔らかいので、圧着ないしATOの様に削りながら入るタイプであればメッキ部が変形追従するので、接点は増えると考えます。
ロジウムは、若干クールな音で解像度の高い雰囲気になるのですが、誤解を恐れずに言うならば電気の流れがセーブされて、すべての音が出てないからそう聴こえるのだと思います。スッキリって意味ね。
金は、接触面が大きいことから情報量的には非常に優秀で暖かい音、濃い音になります。結局ロジウムと反対で、音数が多いからそう聴こえるのだと思います。
ここからがオーディオの不思議で、上記の事から、もう金メッキしか勝たんのだ。と決め打ちで金メッキを試してみると、これが最高!!とはならないんですねぇ。
金メッキは悪く言えば、鬱陶しい音とも取れるので、見通し良くクッキリした音を狙うのなら寧ろ悪い方向に行きます。
他にもなんちゃらメッキやら種類がありますが、結局オーディオというシチュエーションでは使ってみるまで分からん。という結論にしています。
2
ところで、クライオ処理(超低温処理)をすると、結晶の整列やらで導通性が向上することから、オーディオだけでなくレーシング部門や車の性能向上チューニングとして賑やかです。
写真に乗せている3つ以外にもコレクションを持っていて、クライオ処理を行った製品もいくつかあるのですが、クライオ処理しているから高性能ってわけでもないような気がします。
結局、そのメッキの下にあるベース金属の質であったり、メッキの厚さであったり、メッキの質であったりと様々な要因が合わさっての効果なので、ボロにクライオ処理してもホロにしかならんわけです。
メッキに関しても同じで、ボロに24K金メッキしてもホロにしかならんわけです。まさに見た目詐欺。
ヒューズの製品概要に、ベースとなる金属から明白に書いてあれば判断材料の一つになりますが、そんなん書かんよね。
使わんとわからん。
これからもヒューズコレクションが増えそうですねぇ。
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