最近近くのMINIディーラーから何度か連絡があり、
「担当が変わったから是非一度お越し下さい」的な
お誘いを受けておりましたので満を持して行って参りました。
向こうから来てくれとは渡りに船ですわ。
BMWが作るMINIは今回のF56で数えて3代目。
初代と2代目は「オーナー以外は違いがわからない」と言われたほどのキープコンセプト
でしたが(自分的には結構な差がありましたが今はそこは置いときますw)
今回はかなり大きなモデルチェンジやと思います。それでも興味のない人にとっては
相変わらず「MINI」なのでしょうけどw
まず全長が100mm以上伸び、幅も50mmほど拡大。幅はほぼBセグ最大のルーテシアと
変わりまへん。お陰でミニなのに3ナンバーw
そして最もこのクルマを端的に表す言葉は「BMW MINI」です。
従来からいかにもBMWメイドだと思っておりましたが、もうこれは完全にBMWと
言っていいと思います。
一新されたエンジンとシャシーは次期1シリーズと共用されると言われてますしねー。
商談ルームで担当の尾根遺産を待ちながらペッパーホワイトのNEW COOPERを観察。
まー大きくて立派。そしてまさに「今」のクルマ。
このウインカーサイドマーカーの部分はMINIが代々受け継ぐチャームポイントの1つですが、
ここの処理が一気に大人に、高級に、今風にアレンジされております。
さらにホイルアーチ、フロントフェンダーのセクシーなライン。
いやー良く出来てますわ。バカ高いプライスも「これなら」と納得させられる。
ダッシュもいい感じ。
完全に高級車ですな。
でもですねー。
ぼくはこいつの顔、あきまへんねん。
どうしてもコレに見えるwww
アフリカジムグリガエル
そりゃだって先代比でこんだけボンネットが膨らんどるんですよ。
初代から2代目ですでにボンネットは相当膨らんでましたからね。
さっき上げといたぼくの過去の愛車データの画像と比べて頂くと如何にパンパンに
膨らんでるかが分かってもらえると思います。
ここでもまた歩行者保護と言う名のクルマの大顔化の悪影響がモロに。
尾根遺産の手が空き、是非試乗して下さい、とのことでしたので遠慮なく♪
「COOPERがよろしいですか?COOPER Sがよろしいですか?」
3秒くらい悩みました。
なんせぼくは試乗も含めて歴代のCOOPER Sに乗った事がないのですwww
でも今のルーテシアR.S.との比較という意味ではCOOPER Sだなということで
そちらをお願い致しました。
乗り込んで座面を目一杯下げると、イメージより若干高い気が。
座面はこないだ乗ったコペンに近いくらい硬く、しかも背もたれもサイドサポートも
同様の硬さ。でも不快ではない。「いいな」という印象も無い代わりに「しっくり来ない」
ということもない。存在感のないシートは良いシートとも言えるかも。
すでにセンターメーターですらなくなった内装。
MINI的アイコンは残る物の、やっぱりこれは高級車。
唯一垂直近くまで立ち上がったAピラーとまるっこいドアミラーが懐かしい程度。
アクセルを踏む、スルッと転がる。え、転がり過ぎ。
ステアリング軽っっっっ。
「軽いですねー」「みなさんそうおっしゃいます^^」
軽快とは違う軽さがあるんですなー。
剛性感は鬼の様なのになんせ軽い。
アクセルも軽い。足も硬い。角のあるコツコツ感。この感じはR.S.のしなやかさと
対極。固められているというより当たりが硬い。
逆に大きな入力に対する揺さぶられ感はR.S.の方が大きい。恐らくバネレートはR.S.の方が
だいぶ高いのやと思います。
そうそうこいつは代々ランフラット。コツコツはそいつのせいかもですなー。
んーーーー「これはMINIやけどMINIとちゃいますねー」と思わず言うてまいました。
軽くすーーーーっと出てさっと切れて足の硬さ以外快適そのもの。
これで当たりが柔らかかったら完全にコンフォートカー。
あまりにも楽すぎる。
初代のMINIってステアリングは重いし切れ過ぎだし、足も独特の粘りがあってなんせ
「味が濃かった」んですわ。
これは上等やけどえらい淡白なんです。
好きにも嫌いにもなれない不思議な感覚。
出だしから軽ーーーく加速して(R.S.のようなもっさり感ナシw)踏めば遜色ない
加速感。ただドラマがない。
ルーテシアR.S.は3から4になってドラマチックでなくなったと良く言われます。
ぼくは3R.S.に乗った事がないのであくまで想像ですが、たぶん相当な差があると思われます。
でもそれと比べても一直線に伸びた様な加速感は「へーはやいねー」という非常に
平坦な印象。
うーーーむ。。
MINIって変だけどもっと楽しいクルマだったような気がするけど???
優等生的で大変良く出来たクルマだと思うのですよ。うん。
でもなーーーー。
悪くいえばお金持ちのオモチャって感じがしてしまうのですな。
車検を通す人が少なそうな。
あるいはこれの為に頑張って貯金してなんとか買ってやろう、みたいな
「これでないと」感が希薄というか。
たしかに小洒落た演出は一日の長があるのです。数多のフォロワーをまたまた
あっさりと抜去ってしまいましたわいな。さすが絶好調BMW。
「なんか色々オプションつけれて可愛いわねー♡
あら、コミコミ500マンでよろしくて?」
とういクルマになってしまった感。
カタチはちょっと変わってるけど乗ってしまうとフツーのクルマに乗ってる感じがして
仕方が無い。ファミリーカーベースのR.S.のほうがよっぽどスポーツカーやな、と
帰りに嫁と言うてました。
高級感と出足のスムースさは完敗ですが、それ以外は価格も含めてR.S.の圧勝というのは
贔屓目無しの感想です。
どんどん均一化されて行く現代のクルマにおいては4R.S.と言えども十分濃い味のクルマだと
いうことを再認識させて頂きました。
コペンの試乗に続いて益々自分のクルマを大事にしようと思った経験でございました♪