最後に、二輪車編。
最近はバイクに乗る方が少なくなったんで、バイクメーカーや自動車メーカーの二輪部門は体力的にかなり厳しい状態だと思います。
そういう自分もバイク降りて久しいですが…(^_^;)
ここでちょっと自分とバイクの付き合いを。
まあ、大学時代は北見に居まして、先輩に譲ってもらったスズキハスラー(50cc)から始まり、当時貧乏学生にはバイクは欠かせない存在でした。(笑)
当時のバイク仲間とはいまだに繋がりがあります。
卒業後、東京の会社に入るために大学時代から乗っていたRZ350をMOTOトレイン(昔あった、バイクを一緒に載せて移動できる夜行列車)に載せて札幌→上野経由で上京。
今思えば懐かしい。
最初、暫く会社の寮に住んでいて原付を除けばバイクに乗っているのは自分以外誰もいなかったのですが、750KATANAに買い換えたと同時に当時のレーサーレプリカブームの名残とネイキッドバイクのブームに乗って一気にバイク乗りが増え(と言うか、自分がかなり広めましたが(笑))、更には会社内の若い連中を巻き込んで、最終的には30台近くでツーリングするまでの大所帯に。
あの頃は楽しかったなぁ。
あっ、オジサンの回顧録はこの辺にして…、
('~`;)
ここでまず最近のバイクの流れについてちょっとお話します。
キーワードは「トライク」。
見た目には3輪のオートバイです。
(ん? 誰ですか? オート三輪とかいってる人)
ただ、日本の道交法上では「自動車」の扱いとなるため、二輪では必須の「ヘルメットの着用義務がない」んです。
(3輪のバイクすべてがトライクという訳ではありません。トライクの扱いになるには、雨風をしのぐようなキャノピーが無い、ハンドルはバイクと同じバーハンドル、2輪のドレッド幅が460mm以上等々、条件があります。)
そもそも現行の法律がトライクなんて特殊なものを想定していなかったので、現在法律的には「道路運送車両法では側車付き二輪車(いわゆるサイドカー)、道路交通法では普通自動車」という何とも難しいかなりグレーな存在です。
トライク自体はかなり前からあって、自分が初めて試乗したのは20年前位でしたかね。
ただ、当時はいわゆるカスタムバイクのメーカーが市販バイクをベースにして三輪トライクに仕立て上げる(光岡自動車みたいな?)的な感じで大手メーカーは手を出していませんでした。
ところが最近はゼロから設計してトライクを販売する専門メーカーや、大手バイクメーカーもトライクを扱うように。
たま~に走っているのを見ると、ヘルメット被ってないんで気持ち良さそうに見えますが、反面、事故が起こった場合には間違いなく体が飛ばされてしまうのに、体を保護するものが無いので本当に大丈夫なのかと…。
実際、売る側も「ヘルメット不要のバイク」とか「二輪免許不要」とか、普通免許を持っている人を取り込むために安易な売り方をしているように感じます。
トライクの存在自体を否定はしませんが、大手バイクメーカーが扱うようになって広まった場合、大きな事故が増えないかちょっと心配です。
あーっ、また長くなってしまいました。(^o^;ゞ
モーターショーに話を戻します。

HONDA RC213V
MotoGPマシン #93マルク・マルケス
気になるバイク色々と置いてありましたが、レーサーマシンなんてじっくり見る機会無いんで。
V4,DOHC(1000cc)、最大出力230ps以上
乾燥重量160kg以上なんで400ccクラスの市販バイクよりもずっと軽いんです
さすがレーサーマシン!

SUZUKI リカージョン (右:参考出品) あっ、写真使い回してます。
インタークーラーターボ付き水冷直列2気筒(588cc)
バイクの世界ではターボは馴染みが薄いです。
30年以上前にHONDA CX500Turboというターボ付きのバイクがありましたが、当時国内では運輸省の認可が下りず、結局輸出専用モデルに。
ターボが急に効くと車体バランスに影響するので、二輪にはそぐわないと言う意見も当時は多かったような。
今は技術が進歩してますから、そんなことは無いでしょうが。

KAWASAKI Ninja1000
いや、あまりにもカワイイ娘だったんで寄り過ぎました(汗)
バイク女子には超萌え~です。

KAWASAKI Z1000 ABS (Special Edition)
なんかプレデターみたいなSFチックな顔つきをしてますね。
バイクに合わせてお嬢さんもクール。
カワサキはもう1台

KAWASAKI Ninja ZX-10R(2014 8耐出場マシン)
今年の鈴鹿8耐に出場予定のマシンを先行でお披露目。

YAMAHA BOLT
いや、久しぶりに「欲しい!」と思ったバイクです。
V型2気筒、941cc
ちょいワル気取った感じがいいっす。
実はYAMAHAはTricityと言う三輪バイクを今年発売予定で、東京モーターショーでは参考出品で展示してたんですが、札幌には来てなかったです。

こちらはトライクではないようで、二輪免許が必要みたいです。

HARLEY-DAVIDSON TRI GLIDE ULTRA
ハーレーが2月に販売開始したトライク。
普通自動車免許で乗れます。(何と、大型二輪免許が無くてもハーレーに乗れるんです)
三輪用にフレームから専用設計されていて、かなり気合が入ってます。

あっ、当然普通のバイクも置いてました。

BRP CAN-AM SPYDER RT
今、トライクと言えばココでしょうか。
BRP社は古くからあるカナダの会社で、スノーモービルの開発・販売が始まりと言われています。
現在では、ジェットスキーやATVと呼ばれる四輪バギーも扱っています。
よく見ると、ハーレーのトライクとは形が違います。
前2輪、後ろ1輪です。
ハーレーはバイクから発想が始まっているのに対し(バイクベースの場合、後ろを2輪にするほうが構造的に簡単)、CAN-AMはスノーモービルをベースに検討されたため、独特の舵取り機構も得意だったので前2輪になったと思われます。
実は、この構造の違いには大きな差があります。
特に「前1+後ろ2」の三輪車のような構造の乗り物は、高速で旋回時にブレーキをかけると遠心力で外側に転倒しやすくなります。
(オート三輪がカーブで転倒しやすいのと同じです)
これは、旋廻時に遠心力によって、重心が3つのタイヤで出来る三角形の外側に外れてしまうためなんですが、これが「前2+後ろ1」の場合、(重心は外側の前輪方向に移動するため三角形の外側に出づらいので)転倒しづらいと言われています。
(ハーレーの場合は、あえて重心を後輪寄りにして転倒しないようにしていると思われます)
まあ、いずれにしても四輪に較べれば安定性は高くは無いですが。

Indian Chief Vintage
なんと1811ccのビッグエンジンを積んでます。
こんなの、一度は乗ってみたいなぁ。

MOTO GUZZI California 1400 Custom
ちょっと座ってみたかったが、「乗車はご遠慮ください」って紙が。
ケチっ。

KTM 1290 SUPER DUKE R
古くからあるオーストリアのバイクメーカーです。
昔はオフロードバイク専門でしたが、今はいいオンロードバイクも作ってます。
あとGT6やったことある人なら、X-Bowと言うゴーカートみたいな車を見たことがあると思いますが、このメーカーが手がけたものです。
え~、長くなったんで他のメーカーは省略します。