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webサイトのニュース等を見た方はご存知かと思いますが、自動車評論家の「徳大寺 有恒」氏が亡くなられたそうです。
享年74歳

最近はメディアへの露出が少なかったのでご存知無い方もいらっしゃると思いますが、1970年代から出版された氏の著書「間違いだらけのクルマ選び」は私も買いましたが当時としては(今でも？)衝撃的な内容でした。

主要な国産及び一部外国車を取り上げ、この車のここは良くないとか、こんな車は間違っても買ってはいけないとか、さらにはこのメーカーはこんな車を作っているようではダメだ.…とか(中には好評価の車もありましたが)、かなりの毒舌でほとんどの車がこき下ろされてます。


大体、自動車評論家のインプレッションってのは、車の月刊誌や週刊誌などで枠をもらって、更にはメーカーからテスト車両を借りていたりするのであまり差し障りの無い内容だったりしますが、自身の著書であるためというのもありますが歯に衣着せずバンバン批判してます。


元々、氏は若い頃にレーサーの経験があり、その後トヨタのワークスドライバーに。
レース界引退後は自動車用品会社を経営、そして自動車評論家として徳大寺有恒のペンネームで文筆業へ。

最初に、「間違いだらけの.…」を出版した時は、その内容の過激さと「徳大寺有恒」というペンネームで自身を明らかにしていなかった事もあり、日本の自動車メーカーや一部の読者からはかなりの批判を浴びたようです。

さらにこの「間違いだらけの○○」というタイトルは流行語にもなり、このタイトルをパクった書籍や、TV番組など一時大流行しました。




そういえば徳大寺氏と言えば、「ブレーキは左足で踏め！」とか言ってたなあ…。



ご冥福をお祈りいたします。